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1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

札幌狂騒曲

2012年01月29日 | 紀行
やっと帰京しました。
日本列島、どこに行っても寒いですな

しかし、昨日の夜は焦りました。
新千歳空港から仙台行きの便に乗る予定だったのですが
(今日福島で講習1件と福島市のミニバス新人戦に顔を出す用事があったので
北海道から仙台に飛んで、仙台から福島に夜のうちに移動しようと思っていた)
新千歳空港が降雪で、夕方以降の便がほとんど欠航。
札幌市内の体育館からJR札幌駅まで乗せてくれたタクシーの運ちゃんは
「このくらいの雪なら日常茶飯事ですから、飛びますよ」と言っていたが
時間が経つにつれて、だんだん雪が多くなってきている気がするんだけど。
あまり時間がないので札幌駅で慌てて空港への電車(汽車?)に乗るものの、
雪のためやっぱり到着が遅れる。

搭乗時刻の30分前だったのでチェックインカウンターにダッシュすると、
国際線国内線含めて、キャンセル待ちのお客さんやら
欠航便のチケット振替や払い戻しのお客さんでごった返し
私の乗る便は「搭乗手続き一時中断中」のサインが点滅している。
なぬー?飛ぶの飛ばないの??荷物は預けていいの??
仙台行きが飛ばないなら東京行きに振り替えてもらおうと確認すると
東京行きはほとんどが欠航orz

いろいろ聞きたいことがあって、係員さんを捕まえようとするんだけど
こういうときに限って、英語が全く話せないと思しき中国の人が
係員さんをつかまえて離さないorz orz
ええい!お離しなさい!!係員さんに色々聞きたい人たちが、周りで
イライラと彼の覚束無い英語が終わるのを待っている。
(結局係員さんが全く分からず&通りかかった中国の人が助け舟を
出してくれたので、途中強奪

東京便が飛ばないなら、札幌に足止めの可能性がある。
ホテルを手配しなくちゃーと、30分前まで一緒にお仕事をしていて
その夜は札幌に後泊する予定の方に、泊まっているホテルに空きがありそうか
またまた慌てて電話。
スキー客の多い週末だから、ホテルの空部屋が探せないことも予想されるし。
明日の福島の仕事は2件ともキャンセルかなあ・・・と考えていたら
のおお!ケータイの充電切れそう!!
今ケータイ使えないの洒落にならない!
使い捨て充電池をまずはゲットせねば!!ってどこに売ってんだー!!

充電池を求めに走ると、場内放送がピンポンピンポン♪
「18:10仙台発〇〇〇便は、只今から登場手続きを再開します」
おおお!飛ぶのか?飛ぶのか??こっちが先じゃん!!!
荷物をガラガラ引っ張りながら再Uターンで手荷物預けるカウンターへ走る。


教訓。

「計画は余裕を持って」
時間ギリギリの計画は、やっぱりこういう時厳しい。

「ケータイの充電は常に満タンで」



・・・で、
結局1時間50分遅れで飛びました。
小さい飛行機だったので、
(私はこの飛行機に乗るのが怖くて、月曜日くらいからずっとナーバスだった)
悪天候で揺れるくらいならいっそ飛ばないでくれと心の中では
思っていたが、
仙台空港は晴れているそうで。
飛行機って多少の悪天候でも離陸するのはあまり問題ないんですってね。
着陸する方が天候の影響を大きく受けるんでしょ?

新千歳空港は滑走路の除雪作業に手間取っていたようでした。
結構降ってたんですよ。
でも、飛ぶし飛ばすんだからすごいよなあ。

飛行機に乗ってから、出発時刻が更に遅くなる旨が機長さんから告げられる。
しばらくは携帯電話を使っていいと言われたので、
窓の外をパチリ。



これくらいの降雪でも、飛ぶのは問題がないらしい。

↑手前に写っているのは翼の部分。
この後除雪車が来て、ブンブンって首を振りながら風圧で雪を飛ばしていった。
写メしたかったけど、もうケータイの電源切ってね、って言われた後だった。
残念。

離陸時は多少揺れましたが、仙台空港までの55分間は思ったより揺れませんでした。
空は晴れ渡って、星がいつもより近くに見えた。

しかし、予定より大幅に遅れたため、仙台空港からがまたバタバタでした。
仙台空港から仙台駅への空港アクセス線は、1本逃すと福島に入る
最終の新幹線に乗れない乗り継ぎになってしまう。
どうしても21:32発に乗りたい!!と、
手荷物受け取り場から荷物を受け取ってまたガラガラ引っ張りながら駅へ走る。
おおお、あと3分!!


かくして。


新幹線にも間に合い、無事福島到着。
福島駅に迎えにきてくれた父に「大変だったね」と言われて、ガクッと力が
抜け申した。ああ、(;´ρ`)チカレタヨ・・・。

しかし、3・11の震災ではめちゃめちゃになっていた仙台空港。
そんな影は微塵も感じさせないくらい綺麗になっていました。
ただ、仙台空港から仙台駅へ向かうまでの景色はまだまだ震災の爪痕が
残っているのだそう。
幸運(と言っていいと思いますが)にも22時前だったので暗くて窓の外の様子は
確認できませんでしたが。


今日の福島ももちろん、雪。
朝6時発の新幹線で福島で合流した相棒と共に講習先へ向かう。

考えている人にも雪。

はい、↑左奥に写り込んでいるのは線量計です。

今朝の福島市内は0,563マイクロシーベルト。
普段は1~2くらいあるそうで、雪が降るとやはり多少下がるのだとか。


さて、明日は大阪に行ってきます!
・・・早く寝よ。
















札幌ヒッキー

2012年01月27日 | 紀行
雪の札幌におります。

よりによって昨日今日はめちゃくちゃ寒い、と
今日の札幌、最高気温は‐6℃とか
なんですか、その数字ー!!
あまりにも寒いのと、やっぱり道路が凍っててツルツル滑るので
出歩くのは断念。


今回選んだホテルは、調度品がモダンで良い。
クチコミの評価が高いところにしてみたのですが。

右上の剃りガラスはバスルームですよ♪

さすが札幌はよいビジネスホテルが多いです。
というか、最近はビジネスホテルがちょー頑張ってますよね。
私らみたいに全国に行かせていただく人たちには、
安くて綺麗でサービスのいいビジネスホテル、ちょー大事。
今、6000~8000円出せば充分この条件満たすとこ泊まれるもんね。

レイトチェックアウトのプランにしたので、
短い間ですが、ヒッキーを決め込みます。外、寒いし。

今回はレディースプランなので、ナノケアのマシンとかついてる。

あ!小さなトレーも!ピアスとかちょっと置いたりするのにいいんですよね。
かゆい所に手が届いているねえ。
電話もモダン。
もちろん消臭スプレーつき。
上の写真でよく見えないかもしれませんが、ナノケアマシンの左隣に
ある革製の名刺入れ状のものは、カードキーと朝食券を入れるケース。
チェックアウト時にカードキーと共にフロントに返却します。
確かにどのホテルもこれは紙ケースで渡されるから、
こういう方が経費かかんないのかも。

先日、ある航空会社系列の(というとわかっちゃうな)ホテルに
クーポンを使って泊まったのですが、
こういったビジネスホテルと値段は倍近く違うのに
内装始め、サービスや使い勝手はビジネスホテルに全く及ばないと感じました。
唯一よかったと思ったのは、窓にかかったレースカーテンの趣味のみ。
ホテルヘビーユーザーだから言うけど、
置いていかれちゃうぞー、それじゃ。


天地明察』(冲方丁 著 角川書店)に着手。
飛行機の中でずっと読んでたけどおもしろーい!!!

(以下ちょっとネタバレします)

武士ではないんだけど帯刀を言いつけられているちょっとヘタレな感じの
主人公の春海が、
算術でちょっと恥ずかしい失態をやらかしちゃったとき
雄叫びを上げて唐突に腹を切ろうとしたり、
その傍にいた娘が掃除が大変だからという理由で無体に叱ったりするあたり、
コメディみたいで噴いちゃいました。
マスクしててよかった。


V6の岡田君で映画化されるんですよね。
いいとこ持ってきたねえとニヤリ。
これは楽しみだなあ。
絶対見に行こう!


暖かい部屋で読書が最高。















海もあるの

2012年01月23日 | 紀行
東急ハンズで買うものがあったので、天気が悪いと知りながら足を運びましたが
お風呂場の鏡のくもりをとる実演販売に目が釘づけ
すごい!素晴らしすぎるぜ、おっちゃん!!

他に油汚れをとる布も紹介してもらった。
すごいんですよ、油性マジックでお皿に落書きするんです。
油汚れがとれるって売りなわけだから、その布でその落書きを消すわけです、
消えていくわけですよ!!
うおおぉぉぉぉ・・・と感嘆の声を挙げていると、
「今まではどんな布使って掃除していた?」とオッチャン。
「えと・・・その辺の100円ショップで買ったやつとか・・・」と答えると
フン、と鼻で笑われてもーた
そりゃあ100円で売れるだけの素材なわけだからねえ、と。
この布は何何ミクロンのファイバーを細かく縫い込んでるんだよ、
特許とってるんだよ、と。

プライドを感じた迫力ある実演でした。マジ脱帽。
始め「観客」は私ひとりでしたが、気づいたら周りにオバチャンが3人。
オッチャンを質問攻めにしていた。

因みにお風呂の鏡の汚れには、オッチャンが実演販売していた洗剤(?)と
あるものを使うときれいに落ちるのだ。
へえええ!とビックリ。ふふふふ。なんだと思いますか??


さてさて、長崎です。

最終日にホテルをチェックアウトして街に出ると、前日にはなかった
物体がそこかしこに。お祭り気分が盛り上がります。


あらこの方は!

諸葛巾、手には羽扇、と来れば諸葛亮孔明さま
この耳たぶはどちらかというと劉備から持ってきた感じですが
福相だからこの際いいのでしょう。

試合は午後からなので、今日は海沿いの方へ出てみた。

長崎って、中華あり、オランダあり、イギリスあり、江戸時代の歴史あり、
キリスト教の歴史ありに加えて海もあるんですよねー。スバラシ。

時間があったので県立美術館に寄ってみた。
ロバート・ハインデルさんというダンサーを描き続けたアメリカ出身の画家さんの
展示があった。
高円宮さまと親交があったらしく、何度か来日しているそうで、
能や歌舞伎役者、日本のバレエダンサーの絵も数点ありました。

お昼は美術館のカフェで、煮込みカレー

光がたっぷり入る窓際の席でいただく。フルーツと野菜と牛肉を煮込んだカレー
だそうです。ほどよくスパイシーで、美味しい。

そのまま海沿いをぶらぶら歩くと良さげなカフェが沢山並んでた。
一軒一軒「お改め」したいなあ。
また来たいなー。


長崎名物のちゃんぽんは食べなかったのかというと・・・

いただきました、空港のレストランで。
初日、仕事仲間と打ち合わせを兼ねて空港のレストランで食事をしたのですが
私は「角煮まんじゅうセット」を頼み、他の5人はみんなちゃんぽんを頼みました。
レストランのメニューでは「角煮まんじゅうセット」の写真には角煮まんじゅうが
二つ乗っていたのに、いざ運ばれてきたら一つしかない。
えええええ、これだけ~?写真には二つあったのにぃ、としょげていたら
仲間の5人が小鉢をお店の人にもらって、
少しずつちゃんぽんを分けてくれたのでした。
私、ひもじい人みたい

あとは、この「ハトシロール」っていうのが長崎の食べ物らしい。

魚のすり身をパンでくるんで揚げたもの。
アツアツは美味しかったです!

地の食べ物、大事ですよね。
空港にはよく分からんオブジェが。

↑右の子供はオブジェの一部ではありません(笑)


・・・どうやらベンチのようですが。よく分からん。
でも写メる。


さてさて、長崎が思いの外楽しかったのでずいぶん引っ張ってしまいました。
お付き合いいただきありがとうございました。
窓の外はすごい雪になっています。
よりによって明日は朝早く郡山に向かわなくちゃならないんだけど、
脆弱な首都交通網、大丈夫かしら・・・
早く起きなきゃ。




















長崎堪能記

2012年01月22日 | 紀行
コメントありがとうございますー!
長崎からは昨夜帰ってきました。
東京は寒いと覚悟していましたが、本当に寒かった・・・
しかし、あれですね。前線っていうのは飛行機、やっぱり揺れますね。
昨日快晴だった長崎を飛び立ってしばらくはほとんど揺れませんでしたが
寒冷前線が来ている関東付近に近づくにつれて、
そんでもって降下を始めてからは、機長さんのアナウンスにも散々脅されましたが
結構揺れました。


大浦天主堂に至る坂の途中に、何やらステキな建物が。
これは、写メポイントー!!

絵本美術館ですって!
2階に展示があるのですが、1階は売店。
絵本はもちろん、絵本に出てくるグッズも沢山置いてある。
なんせ一応目的がない散策なので、興味のまま寄ってみることにした。

靴を脱いでフロアに上がるのですが、
1階の本屋さんにはあることあること、小さい頃読んだ懐かしい絵本たち!!
中川李枝子さん・山脇百合子さんの名作『ぐりとぐら』シリーズ(福音館書店)や、
加古里子さんの『だるまちゃんとてんぐちゃん』シリーズ(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)
外国の絵本から日本の昔ばなしの絵本までずらり!
うろおぼえだけど、これ絶対小さい頃読んだことある!みたいな本ばかり。
しばし、時間を忘れ、夢中になって絵本を立ち読みする。

小さい頃めっちゃくちゃ好きだった、オレンジ色の表紙の
『だるまちゃんとてんぐちゃん』、
映画化されて名前だけは知っていたけど、今まで読んだことがなかった
『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック 著 冨山房)をお買い上げ。
『かいじゅうたちの・・・』は繊細なイラストがすごーくキレイ。
鋭い爪や牙を生やした怪獣たちが、コミカルでむちゃむちゃカワイイ。
主人公のマックス君と月の光の下でうほうほ踊るのだ!

何もわざわざ長崎で絵本なんか買わなくても、東京で買えるじゃん・・・と
いう思いも過ぎったが、こういうのってタイミングと出会いだと思うんですよね。
帰京して在庫のある本屋を調べて足を運ぶ、
あるいは「密林」で取り寄せる、っていう手間をかけるのはちょっと違う気がした。
「うおー、懐かしい!これ大好きだったんだけど、今もやっぱ大好きだ!」の
流れが大事だと思うので。

思いの外、夢中になって時間をとってしまった。
美術館を出ると、入口で建物を写メしている観光客が多数。


その日は結局そのあと、天主堂に寄って、グラバー邸には寄らず
帰宿することにした。
前の日に仕事仲間と食べた夕食が、歩き回ったおかげでようやくこなれて
空腹感を感じる。

じゃじゃん♪
お待たせしました、長崎の美味しいものシリーズ♪♪

ホテルが中華街のそばだったので、どこかで簡単にちゃんぽんでもいいなあと
思ったのですが、部屋にあったクーポンみたいなものを眺めていたら、
近くに佐世保バーガーのお店があることに気づく。

佐世保バーガー!!
一回食べてみたかったんだ!!!

今日の夕食は佐世保バーガーに即決。
ホテルから歩いて5分くらいの距離にある、LOG KITさんにGOなのです。
ドリンクのセットを持ち帰りで頼む。
わあ、さすが頼んでから作り出すのね。じゅうぅと何かを焼く香ばしい匂いが!

外にある小さなお店なので、手持ち無沙汰気に立って出来上がるのを待っていたら
「どうぞそこの椅子にかけて待っていてください」と声をかけてもらう。
時間がかかるってことかな~、でも手作りバーガーっていいなあ、と
言っていただいたとおりに椅子に座っていると、今度は
「お寒いでしょう、コレどうぞ」と作業している店員さんがわざわざ作業場から
出て来てカイロを渡してくれた。

な、なんて細やかなお気遣い~!!
正直暖かいくらいの気温だったのだけど、嬉しくて、ありがたくいただいた。

待つこと5~10分。

佐世保バーガー、初体験☆

飲み物とポテトのセットにしたので、たぶんレギュラーのサイズより小さめなのだと
思う。それでもかなりボリューミー。

きちんと手をかけて作ったハンバーガーの味がした。
手がかけて作ってあるもの、作った人の顔が見える料理っていうのは
幸せな満腹感を導きますね


そうそう、今回長崎のお土産として、福砂屋さんの五三焼カステラ(普通の
カステラより卵が多く入っていて桐の箱に入っているものもある。もちろん
普通のものより割高で高級感あり)とオランダケーキをいただいた。

の、ですが!!
カステラもいいですが、長崎スイーツと言えば隠れた名品がこちら。

これ、ほんと大好き。
かんころ餅と言います。
干したさつまいもともち米を撞いた、地元の伝統スイーツ。

このままでも食べられますが、1cmくらいに切って冷凍しておくと
日持ちがします。
冷凍したのをトースターで軽く焼くと、表面が香ばしくなって
お芋の甘さが熱で引き出され、めっちゃくちゃ美味しい!

長崎出身のチームメイトが冬になると実家から送られてきたこのかんころ餅を
おすそ分けしてくれました。
「なんじゃこりゃー!」と本当にショッキングな美味しさでした。
これは唐人屋敷跡の辺りにある市場で見つけました。
2本で900円。もちろん手作り。
お姉さんが「東京の人がなんでかんころもち知っとーと?」と聞いてきた。
「美味しかったらお電話くださいねー!よろこびまぁす!」と
お店の電話番号の入ったチラシまでつけてくれた。


しかし、ウチのふるさとの凍み餅といい、このかんころ餅といい、
その風土その風土の環境に適した、昔の人ならではの知恵が凝縮された保存食って
各地にあるんですね。


ラスト、もう一日お付き合い下さい!


懐の深い街

2012年01月21日 | 紀行
長崎は今日もいいお天気でした。

街を散策すると、至る所に感じのいい古い建物があって
思わず立ち止まる。

これ↑は旧イギリス領事館邸・・・だったかな?
これ↓は思案橋辺りのカステラ老舗、福砂屋さん店舗。

例えば坂の上にこんな建物↓がズガーンとあったり。

こちらは病院だそうですが、なんだかいちいち足を止めたくなる。
原爆で何もかも無茶苦茶にされた街のはずなのに、
全くそんなことを感じさせないのがすごい。

唐人屋敷跡から、孔子廟へ足を伸ばします。
大成殿(ご神体のある場所。ってか・・・ご神体っていうのかな、中国は)の前に
ずらりと並んだ72賢人像。

長崎孔子廟は1893年(明治26年)に清朝政府と在日華僑が協力して建てたもので
日本で唯一の本格的な中国様式の孔子廟だそうです。
原爆の衝撃に耐え残ったのだそう。(パンフレットより)

両側の廻廊には大理石に刻まれた『論語』。

うおお、漢文はニガテだっただよー

廻廊には長崎でおなじみのこんな方が。

大成殿の前にある石柱、「華表(かひょう)」。


さて、孔子廟を出て、また出島方面を目指す。
オランダ坂。

オランダ坂はただの坂で、「日本三大がっかり名所」に数えられる、なんて
言う説もあるらしい(笑)。
まあ確かに普通の坂は普通の坂ですが、
何か期待を込めて見てしまうと肩透かしを食らうかもしれないけど、
石が敷き詰めてあってキレイな景観の坂だと思う。
なんせこの坂の上には、魅惑のジョシダイ(活水女子大学)があるしね!!

上機嫌で歩いていたら、グラバー邸の近くまで出てしまった。
グラバー邸は来たことがあるが、そのそばにある浦上天主堂は行ったことがない。
天主堂に続く坂がキレイでお店が多くて楽しそうだったのも手伝って、
急遽寄ってみることにする。

坂から見下ろす。海が見えます。

坂の上には、これまたカステラの老舗、文明堂さん店舗。


浦上天主堂。

外観だけ見て帰るつもりだったけど、この建物が国宝と聞いて、
拝観料を払って(300円)中に入ることにした。
着工は1863年(文久3年)12月。
日本にある天主堂の中で最古のものだそう。
もちろん現役の教会なので、中の撮影は不可です。

外に出ると、天主堂の隣にまたいい感じにレトロな建物が。

旧羅典神学校だそうです。
1875年(明治8年)に完成し、大正15年までラテン神学校校舎兼宿舎として
使われていたそう。建物は国の重要文化財で、今はキリシタン資料室として公開
されています。
中がまたいい感じ!

レトロな灯りと絨毯の中、キリシタン迫害のおどろおどろしい史料が並びます。

鏡開きのドアの向こうは「室授教」。

その他、「室習自」「室書図」なども。くーっ!萌える!!

今まであまり興味がなかったキリシタン史にも少し詳しくなりました。

天主堂の前の広場には、信徒発見のレリーフとヨハネパウロ二世の胸像。

この上なく日本的な池と木々の中に、十字架。
各国の文化を混在させる、懐深い長崎を象徴してるみたいだよなあ、と
眺めました。


もう少し続きます。















たぶん、やっぱり晴れ女

2012年01月20日 | 紀行
パンとワンちゃんとニャンコちゃんのお話の途中ですが、
今、長崎に来ております。
昨日クリニックの仕事で来たのでしたが、明日試合を観てから帰るので
今日は中一日。

アーリーチェックインできるプランにして、
のんびり溜まってるPC作業の仕事をしようかと思っていたのですが、
いいお天気と
(東京は初雪が降ったらしいですね!こちら快晴で、申し訳ないくらい暖かいです)
町中に飾られているランタンに誘われて、ちょっと散策することにした。

長崎は今ランタンフェスティバルの真っ最中。
言わずとしれた中国色溢れる長崎。
元々中国の旧正月、春節祭をお祭りする行事が、拡大されたお祭りなのだそう。
街の至るところにランタンが掛かっています。




さすがに新地の中華街は派手にランタンだらけ!





街中あちこちで週末のイベントの準備が進められていました。
会場設営中。

いろいろなハリボテさんの動物がいて、おもしろーい

まるでブレーメンの音楽隊↓


どこもかしこもシノワズリ!


ところで、長崎観光は社会人一年目に合宿できた時にして以来。
地図だけ持って、ノープランでぶらぶらすることに。
出島資料館にたどり着ければいいなあくらいに考えて。

しかし、ランタンフェスティバルは置いておいても、長崎ってほんと見るもんが
たくさんあるのですね。
街の案内板を見ながら歩いて、とりあえず目に入った唐人屋敷方面に行ってみる。

屋敷っていうくらいだから古民家みたいなもんがデーンとあるのかと思ったら
そうじゃないのね。
つまり鎖国当時の話なので、出島同様、外国からの商人さんは居住区や行動範囲が
限られていたわけで、唐人屋敷はある区域をグルッと塀で囲まれていたそう。
サイトを見つけたのでリンク。
長崎・唐人屋敷オフィシャルサイト

天后堂に寄ってみた。

春節祭のものか、やっぱり何か派手な色の飾り物があちこちに。
ご本尊は天后聖母さま。

中国の寺院って、湯島聖堂も孔子廟もそうだったけど、
ご本尊のご尊顔があっけらか~んとお参りできますよね。

はう!隣にいらはるのは関羽様じゃないかっ!!


帰りは細い路地に入ってみた。
駄菓子屋や果物屋さんの軒先に、小さなおばあちゃんがそれぞれ座ってお店番。
ああ、いいなあ。

でもやっぱりランタンが飾ってある。


なんにも調べないで取りあえず歩き出したけど、
なんとかなりそう。
さすが長崎。観光客に優しい街。


また出島方面へ歩いてみることに。


ところで、
ランタンを写メしたり、坂が多いから上を見上げて写メばかりしていたのですが
長崎って電信柱が多いですね。
そういえば、最近こんなに電信柱って見ないよなあ。


そして、こちらも続くのです。
(続編の掛け持ち)







ラストなんだぜ!!

2011年12月11日 | 紀行
中国滞在最終日です。

厳密にいえば明日が最終日ですが、
明日は朝7時台のフライトなので、おそらくホテルをでるのは5時とか。

だいたいいつもそうですが、この辺に来るともう眠気が限界。
あと1日だ!日本に帰ったら○○するんだ!!とかゆー妙竹林な
モチベーションで保っています。

※今「みょうちくりん」と入力したら「妙竹林」と変換されました。
これが正しい漢字なのかな。

今日が最後だと思うと、いろいろなものが清々しく見える←ゲンキンなやつ
いつもの練習会場からの帰り道、バスの中もこころなしか明るいムード。

今日は日曜日なので、町行く人たちもお休みモードでリラックスして見えます。
帰り道に見かける屋台の食べ物屋さんも、今日は結構な人出でした。

屋台がたくさん並んでいるところなどを見ると、まだまだ昔の中国らしさが
あるんだなあと思う。


そうそう、昨日はまたこのホテルで結婚式がありました。
結婚式がある日は、こんな飾りがホテル前に用意されます。

ハートの風船にある漢字はおそらく今日の新郎新婦のお名前。
がっつり個人情報だなあ・・・と思いつつ、まあこんなちっぽけなサイトで
目くじら立てる方もいらっしゃらないかと。念のため予防線(笑)
※まずかったら後ほど消しに来ます。

今朝方もこの虹風船は玄関にあったので、今日もあるかもしれません。
土日は結婚式が多いですね。大安とか、日は見ないのかなあ。

受付。新郎新婦の写真が飾られています。

見ていると、受付で招待客が出すのは現金ではありませんでした。
なんかね・・・モノでした。
なんだろ。あとでアタッシェの子に聞いとこ。

こちらもそれなりにクリスマスですが、
日本はもっとクリスマスムードでしょうね。
帰ったらイルミネーションをどこかに見に行こうかな。


このサンタさん↓は、音楽が鳴って踊るタイプのサンタさんでした。
日本にもいますよね。
こないだ日本の子たちが試合から帰ってきたら、いつもいるホテルマンのお兄ちゃんが
音楽を鳴らすボタンを押して一生懸命躍らせていました。
(押し続けないと踊らないようで、日本の子達がロビーをうろついている間、
サンタの足元にしゃがんでずっと押し続けていた。
若い男の子のホテルマンくんです。はにかんだ笑顔が可愛らしい。)










その前に、まずはラストゲームです!!








蒙古王

2011年12月10日 | 紀行
昨日は休息日でした。
夜、スタッフは外食へ。
最終日に選手も連れてきてあげたい目的で、下見も兼ねて。

とはいえ外はとっても寒いので(外気温はここ2日、マイナス4~6℃です)
ホテルからほど近いところ。
何やら「火鍋」のしゃぶしゃぶが美味しいらしいです。

お店に入ると、辛いスープに入っているスパイスの独特の香りがツーンと。
店内、なかなかな混雑ぶり。

流行りのお店と見た。

↑お箸の袋。
「全国連鎖」(左上)とは「全国チェーン」のことかな??

シャブシャブのお店なのですが、つけダレを自分で作るのがミソらしい。

写真がぼけててすみません。
すりごまのタレがメインのようですが、お醤油もありました。
「麻汁」がごまのようですね。

字が読めないので、みんなで匂いを嗅ぎつつ(笑)自分特製のタレをつくる。
私の初回のタレ。

すりごまのタレにラー油、刻みネギ、ピーナッツと思しき実を。
それからオイスターソースと思しき(BY匂い)汁も少々。

ここが2回目の先生が、野菜とお肉をガンガン頼む。
こんなに食べれんの????

牛肉、白菜、豆腐、湯葉、レバー、えのき、しいたけ、青菜、
カニカマ、春雨、貝類、海老、海老のすり身などなどなど。

こういう鍋(上のお鍋は辛いタレ。下は炭火を焚いています。上は火から遠い
ですが、銅製の鍋の熱伝導でちょうどよく沸騰する仕組み)

がんがん行きます!
もはやしゃぶしゃぶというより、闇鍋(笑)
何が入っているかわからない。

でもみんなでワイワイやると、結構楽しい。

野菜のトレーがあっという間に空になっていきます。

ガンガン頼むので、お店にいる人たちも「よく食うなあ」という目を向けてくる。

このカテゴリーのスタッフの酒量は半端ないので、付き合うととんでもないことに
なります。
ほどほどにいただいて、私はあとは専らコレ。

お花や木の実と、ひとかけらのお砂糖が入った器にお湯を注ぐ。

きれいなお花のお茶。

ここでも日本同様、シメは麺のようです。

あ、上げドーナツみたいな甘味もいただきました。
油っぽいけど昔懐かしい、素朴な甘さ。

昔、おかあさんがパンの耳を揚げて、砂糖をまぶしてくれたみたいな感じ。

食べまくって飲みまくって、一人当たり約1500円弱だそうです。
安いなあ!!
最終日は選手を連れてこよう、絶対喜ぶよね、と何度も何度も口にするHC。


余談ですが、ここに来てから中国の人に全く意地悪をされません。
「反日」がどれくらいのものなのか、ちょっとビクビクしながら来ましたが、
今のところ私たちが日本人だと分かっても、ホテルマンは勿論、
ホテルで行き合う人たち、体育館で行き合う人たち、道ですれ違う人たち、
コンビニで会う人たち、タクシーの運ちゃん、
珍しそうな視線を投げても、揶揄するとか嫌そうな顔をするなんてことは
皆無です。
逆に、ホテルの人たちなんかはとっても親切。
子供たちが話しかけたりすると、はにかんだ笑顔で応対してくれます。
いろいろな人がいると思うので、彼らみたいな人たちばかりではないと思いますが
メディアを通して知る情報と現実はやっぱりちょっと違うもんですねと
センパイと話しております。

だからってホイホイ外を出歩くなんてことはしませんけどね。


そうそう、Uさまからご質問いただいてました。
バスケットボールは「籠球」(らんちう)ですが、
「シュート」は「投籠」(とうらん)、
「ディフェンス」は「防守」(ふぁんしょう)というそうです。
もちろんボールは「球」(ちう)。
中国語独特の「四声」があるので、発音はちょっと難しいです。

















モヤモヤしい

2011年12月07日 | 紀行
今日も元気にモヤッています。

・・・と思ったら、どうやらなんだか様子が違う。

10m先がまったく見えません。これは朝10時くらいの写真です。

こちらの人に、いつもこんなに霧が出るのかと聞いたところ
まったくそんなことはないのだと回答。
異常気象の部類に入るようです。

真昼間でも外は薄暗く、寒い。
空港は閉鎖されたとのこと。
10m先が見えない、というのはなかなかに閉塞感があります。

ちょうど3日前読み終わった小川洋子さんの(止められなくて丸一冊読んでしまった)
小説が、
記憶刈りにあって最後は自分の体まで奪われて、島に閉じ込められていく人々の話だったので
空港が閉鎖とか聞くとちょっと薄気味悪い感じがします。
(『密やかな結晶』小川洋子著・講談社文庫)

昨日は試合が夜だったのですが、夜になっても全くこの靄が晴れる様子がない。

試合会場へとバスが出発しましたが、さすがの中国交通事情でもこの霧では
みなさん徐行せざるを得ない。

全く見えません。
この写真はバスの窓から外を撮影しましたが、ガラスの曇りは拭いている状態です。

運転席からもほぼ何も見えないと思う。
よく走っているなあと、みんなで感心する。

さすがの中国・車ユーザーたちも、ハザードランプを点滅させたり、クラクションを鳴らして位置を知らせながら
ゆっくり走っています。

会場到着!!
ドライバーさん、グッジョブ!!

外に出てもやっぱりなんにも見えない。
ただの霧です。何か降っているわけではないのです。


この霧に乗じた(?)私とセンパイのバス中での会話。

私「すげ。何も見えない。」

センパイ「同じ霧でも、ここがヨーロッパなら『ロマンチック~★』って話に
なるんだろうね。」

※念のため註。中国を「下に見る」つもりはないですが、
この手の刷り込みは、日本人であれば多かれ少なかれ一般的にありますよね。

私「そうか、そうですね。そうだ、どうせ見えないんだからここはヨーロッパだと
思うことにしませんか。ドイツとかいいなあ。あ、濃霧だからやっぱりここは
ロンドンかな。」

※そう思い込んで霧を眺めていると、ヨーロッパな気分にならないこともない。
まあ私は中国の峻険な山河に立ち込める霧も好きですが←三国志の世界

センパイ「あれ?でもあの赤く光る看板に見える漢字は気のせいかしら。」

私「あ、今たぶん中華街を通ってるんです。ほら中国の人ってどこにでも
いますから」

センパイ「今大量に通ったバイクとか自転車はなあに?」

私「えーと中華街なので、中国の人がちょっと多くいるんです」

センパイ「・・・・・・・・」

私「・・・・・・・・」


・・・このヨーロッパごっこは思いの外つまらなかったので
ここで強制終了。


晴れているときに(といってもモヤモヤしてますが)撮った、会場周辺の
写真をアップしておきます。

でぇん★

・・・・すげ、でかい。
ちなみにこれは屋外競技場。

この写真↓の右奥に霞んで見えるのが、私たちの「籠球場」です。

メインコートも、もんのすごく広いです。
広すぎて寒々しいです。

中に入って、コートに出るのに迷ったのは1度じゃ2度じゃありません。
方向音痴にはツライ広さ。
でかすぎるせいか、中までモヤっている感じがします。

絶賛モヤモヤ中。
私はますますヒッキーです。














命懸けな買出し

2011年12月05日 | 紀行
おはようございます。
今日の済南は、外気温摂氏4℃。相変わらず薄暗く霞がかってます。
到着した翌日が一番晴れていたかな。
その時の写真↓

昨日今日は5m先もモヤの中です。


こちらに着いてすぐ、買出しに行きました。
お店が近くにないので、5分ほど歩いたところにあるちょっと大きめのコンビニです。

外は寒いし、空気も良くないし(洗濯すると水が埃で真っ黒になる)、
気を付けていないと命の危険を感じるほど車やバイクが突っ込んでくるので
買出しは買出し部隊に任せ、キホン私はヒッキーになっているのですが。

市民の足はこのバイクが多い。
電動自転車みたいな感じかな。
横断歩道なんかはペダルをこいでますが、平坦な道はモーターで
走っていらはるようです。

モーター音がしないので、近づいてきても気づかない場合が多く
歩行者にとっては危ないことこのうえないのですが。

近くを通るバイクや、歩行者信号は青なのに左折(日本でいう右折)で
歩行者がいようがいまいが突っ込んでくる車に「ぎゃー!!」「あぶなっ!!」と
叫びながら歩くこと数分。

コンビニ到着。
かなり品揃えが豊富です。

ポテチ。
チーズ味が食べたいな、と探したけど見当たらない。
ポテチのチーズ系の味って美味しいのに。

さすが中国。干し梅や山査子のドライフルーツは豊富!

ヨーグルトは安いです。
牛乳なんかもそうですが、こういうビニールパック↓に入っているものが多いです。

日本風アニメ雑誌。
これは間違いなく日本が誇る「マンガ」の影響でしょう。

ビールはやっぱり青島(チンタオ)。

レジ隣りには煮卵!

あ!おでん!!


朝ごはんにヨーグルトが出ないので、自分用には少しヨーグルトを仕入れ、
あとは選手の果汁100%ジュースやら水やら捕食のパンやらを
大人で手分けして持つ。

帰り道。
真ん中左手、
あの遠くに霞んで見えるのが我がホテルです(;・∀・)

この週末は、結婚式ラッシュ。
爆竹を派手に鳴らします。
私たちのホテルでも数組のカップルが結婚式を上げていました。

爆竹の後。お掃除するおじさん。


そうそう、面白そうだなあ、と思って例の角煮味のポテチを買ってみました。

角煮の風味はあくまでほんのり。
かなりあっさりしたポテチでした。

日本に帰ったら濃厚チーズ味のポテチが食べたいな。