あちらこちら命がけ

血友病、HIV、B/C型肝炎等を抱えて生きる人のブログ。薬の体験記、海外の最新医療情報、サルベージ療法から日常雑感まで。

学生さん

2006年09月27日 19時12分14秒 | 日常

 こんにちは。sunburst2006です。
 体調自体は昨日とあまり変わらず、ただ、ちょっと微熱(37.5℃)があります。テンションが高いからでしょうか?

 さてさて、今週は病棟に看護学生さんたちが実習で来ています。学生さんたちはみな最終学年、国家試験に受かれば4月から晴れてナースとして働くことになります。最近は、男性も増えてきましたね。

 学生さんたちは、午前中、入院している人の血圧を測ったり、病状を聞いたり、病棟の看護師さんに付き添われて実際の看護師さんの仕事の一部を経験します。それで、これが終われば学校でレポートを提出したりするようです。レポートって懐かしいですね。まあ私は文系で、大学はほとんど遊んでいたようなものですが(おかげで4年では出られませんでした)。

 そして午後、私は何人かの学生さんたちと、病気のことを中心にこれまでのことなど、実際にお話をさせてもらいました。HIV告知を受けたときのことや、薬の飲み忘れを防ぐ工夫、仕事のこと、いくつかお話をする中で、自分でも自分を振り返るいいきっかけになったと思います。

 その中で思ったのは、やはり私は恩師や多くの友人に支えられてここまで来たんだということでした。悩んだとき、一人で解決できたことなんてありませんでした。大変なとき、いつも誰かが話を聞いてくれました。そして、いっしょに悩んでくれました。全ては人がいてくれたからだと、今さらながら実感した次第です。

 このブログを開設したきっかけも、実はその辺りのこととも関係があります。

 多くのHIV感染者にとって、やはり他人に自分の病気のことを話すというのは、とても勇気のいることだと思います。私の場合、良い人たちに恵まれて、自然に多くの人に相談することができましたが(大学以降、ほとんどの友人が私の病気のことを知っています)、こういうケースはきわめてまれなことだと思います。
 悩みを一人で抱え込むのは、とてもしんどいことです。私の場合、一人で悩むと大抵ダメなことしか考えられませんので「電話をする」のが勝負です。私は、悩んだとき、誰かに電話をできたら勝ちです。
 でも、世の中にはなかなか他人に相談できない人もいるわけです。じゃあそんな人が見て、相談できないまでも何かの力になるようなページがあればいいんじゃないか、そんな気持ちで自分のことを書いてみようかなと思ったわけです。

 FUZEONについては硬結が治るまで待つしかありませんので、明日以降、大学時代に自分が先輩に相談したときのことなど、いくつか思い出話を書いてみようかなと思っております。実習の学生さんの初々しさに触れ、自分が学生の頃のことを思い出してしまいました。


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3 コメント

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Unknown ()
2006-09-28 16:08:47
あんまり人に言えることではないと考えてしまうことって、寂しいよねえ。

もちろん、僕のなかにもそういうことはあるけれどさ。

そんな時に、子どもから「なんでなんで?」って無邪気に聞いてくれると助かる。救われる。

ってことは、人に無邪気に聞いてあげれば、けっこう救えるのではないかと思って、最近の目標は子ども返り。

いかに無邪気な目をするか、鏡を見ながら練習中。

今度疲労するよ、もとい披露するよ。
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無邪気さ大事ですよね (sunburst2006)
2006-09-28 19:42:38
 人に言えないって考えちゃうと、なんか自分に自信を持てなくなったりしますよね。だから、言う方も無邪気さって大事だと思います。「聞いて、聞いて」って。私は基本的に無邪気に言っちゃうことが多いと思います。そうすると、相手も無邪気に「なんで、なんで?」って言ってくれるような。まあ引かれることも多いですが(^^;

 ところで、疲れてますね?
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 ()
2006-09-28 21:53:52
断じて疲れてなどなどなどなど。

ドナドナドナドナドナ~♪
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