古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会 12月例会 2017-12-15

2017-12-19 10:56:38 | 鶴亀句会

会日時   2017-12-15  10時

句会場        パレア9F 鶴屋東館

出席人数   9人(内不在投句1人) 

指導者    山澄陽子先生(ホトトギス同人)

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  霜

世話人    近田綾子 096-352-6664 出席希望の方は左 へ。

次 会   1月20日(金)10時パレア9F 兼題 初

山澄陽子選

霜柱踏み竹馬に乗りし頃      茂 子

フィナーレの余韻に歩くイヴの街  小夜子

産みたての卵の温し霜の朝      〃

懐かしき母のかめ煮や節料理     〃

霜柱蹴散らし登校男の子       興

遠回りして霜の夜を送らるゝ     〃

霜柱踏めばぐわさりと崩れけり   礁 舎

短日の蝶に心を寄せてをり      〃

笹鳴きを右に左に磴登る       〃

暮れ迅し電飾点るビルの壁      〃

日だまりに溶けてゆくかに木守柿  優 子

盲導犬前へ前へと暮れの街      〃

初霜に野菜の旨み増してくる    順 子

キラキラと朝日を浴びる屋根の霜   〃

物陰を飛出す野良や霜の朝     綾 子

ベランダのつるし柿もむ背伸びして  〃

鳥たちの動き見易き冬木かな    武 敬

落葉踏み立往生の電車かな      〃

遠ざかる鉄路のきしみ霜の夜    安月子

朝霜に打ち拉がれし菜畑かな     〃

[先生の句]山澄陽子

旅立ちの吾に凜々と霜の聲

黄落や日を得て金となりにけり

籬より訪ねて来たり虎落笛

神還り給ひ火の山煙濃し

爪弾きの三味の漏れくる花八ツ手