鶴亀句会10月例会 平川礁舎選
句会場 コロナ蔓延のため紙上句会となる
出席人数 10 人
選 者 平川礁舎(俳誌「松」会員)
出句要領 5句投句 5句選 兼 題 身に入む
代 表 佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ
千枚田境織りなす彼岸花 一 九
秋晴れや郷土の誉れ三冠王 〃
使い切る水彩絵の具秋惜しむ 優 子
霧深きより黒猫の現はるる 〃
行ってらっしゃいドア越しの風身に入みる 純 子
バス待ちは日向がいいね今日からは 〃
江津湖畔汀女恋しと赤とんぼ 洋 子
秋冷の三の岳位あるごとし 〃
山里の人住まぬ家身にぞ入む 和 作
身に入むや月影写る手水鉢 〃
真夜の玻璃開け木犀の闇を吸ふ 宣 子
身に入むや減りゆく街の書肆てふ記事 〃
身に入むや夫在りし日の登山帽 小夜子
「猫の舌」といふ菓子や秋うらら 〃
子ら帰京妻と二人のむかご飯 武 敬
菊日和遺影の恩師微笑めり 〃
秋空の雲ちよんとのせ普賢岳 良 一
身に入むやいま亡き友のメール読む 〃
身に入むや草に埋もるる開拓碑 礁 舎
補聴器のしかと捉へし鵯の声 〃
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