天ぷらの食材を考えてみると、時代をさかのぼると天下統一を果たした
家康が天ぷら好きで、鯛を好んで食べていたと言うが、いま考えるとご大層な食材だ。しかし小麦粉の存在が証明されていないので、奈良時代に伝来した精進揚げ形式の米粉揚げかも知れない。ワシは今回、エビ・キス・ベビー帆立・お茄子・玉ネギ・かぼちゃ・さつま芋を天ぷらに仕上げていこうと思う。
日清の天ぷら粉を、キンキンに冷えたビールで半溶きし180℃で揚げていくが、姿かたちの悪いものは、その場で胃袋へ処分していく。はからずもキンキンに冷えたビールが中途半端にそばにあるんで、それも処分の友として利用し、合い間にグイッ!と飲みながら。
天ぷらのお替りはザルに盛って食卓へ。
まる皿に盛って、ハジカミ筆生姜を添える時に‥‥‥これも半分ほど粉に塗して揚げると良かったと後悔しながら。ワシは天ぷらを
天つゆでも戴くし、白ご飯を食べる時は
ウスターソースで戴くこともあるが、適材適所ご飯がすすむ君で。
半溶きした粉がまだまだ余っているんで、後日のために全溶きして、お箸で天ぷら鍋に撒き散らして
天かす作りを敢行し冷凍庫で保存すると、うどんに丼ものにと大活躍するし、関西ではお好み焼きやたこ焼きに利用する。これが既製品の天かすよりも、食材の味が沁み込んでいるしパリッと感が断然強い。
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