■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

炎のクリエイター 撮影 & 画像補正

このブログに使用の画像は、殆んどを「iPhone15 pro」で撮り「CANON Power Shot G7XⅡ」と「CANON一眼」などの撮影機器でフォローしています。画像に補正を施せば、とっておきの一枚を奇麗にできます。 ※画像の転載・転用は禁止させて頂きます。 石山寺の秋月祭。紫式部が水面に映える十五夜の月を眺め、源氏物語の構想を練ったと伝わる。画像は後白河天皇以下歴代天皇の玉座とされた「月見亭」で、ここから眺める中秋の名月は、瀬田川の清流に映る幻想的なイメージも含めて、近江八景の「石山の秋月」とされている。2024年は9月17日(中秋の名月)・18日(満月)に、本堂でイベントが執り行われる。

春告げ魚の旬 ~いま鰆(サワラ)と、むかし鰊(ニシン)~

2018年04月10日 17時23分23秒 | 魚介料理
春になって海水温が上がり、水揚げ量が一気に増える魚を「春告げ魚」と呼ばれているが、中でもメバル・イカナゴ・サヨリ・ホタルイカ‥‥‥それと忘れてはならないのが、さかな偏に春と書く「鰆(さわら)だろう。春の魚は初鰹にしてもアッサリ系だが、鰆も漏れなく淡白が持ち味で春の風を感じる。





鰆の生というか、刺身やタタキは色々あって少々デンジャラス(寄生虫問題)だが、ワシはそんな脅しにはまったく動じない。ゼラチン質の皮の裏をめがけて、バーナーで旨味充分に仕上げていく。頃合いに炙ってすぐさま冷水で冷やす。包丁を入れるときは身崩れに充分注意し、盛り付けると淡白な旬の魚から「春」が感じ取れるし、ホタルイカも最盛期を迎えだした。





遠い昔は北海道のニシンが春告げ魚そのものだった。漁師は湯水のごとく獲り放題で、高価な値段でカズノコが売れることで、ニシン御殿と呼ばれる贅沢極まりない邸宅が漁師町に建ち並んだと聞く。子持ちニシンの塩焼きは、カズノコのプチプチ食感と同時に凝縮したような風味と、ホロホロとした旨み充分の身がホクホクと最高に美味しいが、昭和後半から平成にかけては、とんと漁獲高も減ったようだ。





……………<切り取り線>……………

ご訪問してくださってありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
酔っ払っていても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。
下のバナーをポチ(クリック)して頂くと励みになります。







コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする