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すがアトリエ : スガショウタロウ + A t e l i e r 生きる空間へ

アルキメデスらせんの階段2

2019-09-26 | Ar

アルキメデスらせんを矩形建物の中心に持ってくるというアイデアを

意識し始めて、階段幅は750㍉と日本ではなってしまうので、

小さい家では、まあちょうど程度の幅なので

750間隔の渦巻きがプラン全体を覆ってしまうような

プランスタディをかなり行ってみた

小さな5m×10m程度のプランといっても、

6~7周程度まで回すことができ、ゆっくり上がっていくような案から

考え始めたのでしたが、

何と言っても一階が玄関であり、かつ主階でリビング等としても使うことから

それはうまく内容と整合しないことがはっきりしてきたので

らせんを等角度に割って、それを角段にする案の検討に移行していきました

等角度に割ると、各段は最初が上り角度が急で、徐々にゆっくりしてくるわけで

それが、当初考えていた対数らせんのもつ感覚に近くなることから

アルキメデスらせんの等角度の放射線状の割込みがとても気に入りました

これも色々検討し、

20度割付として、それごとに200㍉上がる段の案となっていきました

360度で18段、普通13~14段で1階上がりますから、

1周しないで1階上がれるようにすることに加えて、

それをより生かせるように、スキッププランにすることも始めました

 

 

 


アルキメデスらせんの階段

2019-09-26 | Ar

アルキメデスらせんの数式は

R=Aθ: 半径R=係数A×角度θ

これ以上ないようなシンプルな数式が

渦巻き線間の距離が一定なラセンを作る

アルキメデスらせんと言っても、実は階段作りで勉強して

知ったのですが、身近で言うと蚊取り線香の渦巻きです

ラセンが一番ラセンらしいのは、

ベルヌーイらせん、対数らせん、等角らせん等と呼ばれているもので

巻貝とか銀河のような、渦巻き間隔が急速に広がっていくもので

設計当初、建物中心より対数らせんで広がってく渦巻き線を

何回も何回もスケッチして、捉えようとはしたのであるが、

何とも取りこむことが無理ではないかと思い始め

らせんの勉強を広げてみると

アルキメデスらせんと出会った訳である

こちらは銀河とかとは全くスケールが違い

確かに蚊取り線香等の地味な存在にはなるが

しかしそのために建築プランになじみが非常によかったわけである

 


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