杉の家Hexaです
寺西長屋をはじめとする、おおよそ100歳の長屋改修+リフォームから
学んだことを生かして作った家です
近場の天然乾燥の吉野杉を現しで木組みで、
安定ある素形の家型が断面となる合掌ドームを作っています
ビスの使用を控え、切り欠+木組みと貫通モルト等の簡単な鉄金物で
最小の柱+梁で空間を作り、その上で必要な間仕切りを加えています
将来のリフォーム性も非常に高いです
木組みの温かさと包容力をもち、自由さにあふれる現代の木の家になっています
杉の家Hexaです
寺西長屋をはじめとする、おおよそ100歳の長屋改修+リフォームから
学んだことを生かして作った家です
近場の天然乾燥の吉野杉を現しで木組みで、
安定ある素形の家型が断面となる合掌ドームを作っています
ビスの使用を控え、切り欠+木組みと貫通モルト等の簡単な鉄金物で
最小の柱+梁で空間を作り、その上で必要な間仕切りを加えています
将来のリフォーム性も非常に高いです
木組みの温かさと包容力をもち、自由さにあふれる現代の木の家になっています
事前に、西澤英和先生に現地を見ていただき、大きな問題点のないことを教えていただき
内外傷んでいるところを丁寧にはがして、部分補修を続けて行きました
寺西長屋改修前の写真。下はその工事中写真です
少し住宅の話が少しずれますが、
2003年の工事で、阿倍野の寺西長屋の改修工事写真です
おおよそ100年前の長屋の修繕工事で、
クライアントである寺西様と大工さん(川人工務店)さんのお力で
見事に時の流れに若返りました
この工事で私も本格的に木造建築のその質の高さに見せられることになりました
そのことを少し書いて行きます
古い民家学んだことを3つあげます
1 木の家は力強い、安全である
2 木の家は長持ち、変化できる
3 木の家は心から落ち着く
1 は特に天井をめくってみるとわかるのですが、
木造の骨格は見事で、力感にあふれ、また100年間の地震台風に耐えてきました
老朽化を補修し、簡単な補強をすると建設当時よりも堅固にすることもできます
2 やわらかい技術と練られたフレキシブルな間取りの成果で
大工さんにお願いすることで、増改築も容易で、社会や生活の変化に対応してきた
3 土に密着し、自然に逆わらず、自然素材と職人の技術の組み合わせによって
生きである体にも優しく、自然を感じながらも奥行きのある空間ができている
以上のようなことがいえると考えます