S  U  G  A   A  T  E  L  I  E  R  

すがアトリエ : スガショウタロウ + A t e l i e r 生きる空間へ

木のマンションReform 5

2016-11-28 | Cr

マンションも、もっと気持ちよい住まいとしたい

ということで、色々な工夫をすることからこの計画が始まりました

1980年代竣工の建物なので、水回りの更新と壁断熱増強がまず必要なのがわかりました

ニーズをお聞きして、しばらくどのようなリフォームが良いか考えましたが

材料についても色々と考えてみました

アトリエでは、RCやS造であっても、仕上にはほぼ無垢の木を使ってきたのですが

木の使い方を工夫したいとも考えてきました

流通している木は角材だけであることに、見過ごせない何かを感じてきました

床柱や足場板、松梁等は少し前まで、製材されない丸い形の木として、普通に売られてきました

しかし木造といっても、いわゆる2×4や在来工法化等が進み、

工法が均質・合理化した結果が、角材の世界となってしましました

足場も鋼製化されたことにより、ほぼ丸太は流通しなくなりました

今、棒状として少し流通するのは、造園用等の木杭程度になってきました

このことはマンションやリフォームとは、直接関係ないのですが、

木の良さということを考えると、角材だけではなく、やはり丸い木も頭においておきたいと、、、

木は昔通り丸いわけです、周辺を捨てて角にしているのです

今まで設計した木造住宅でも構造柱に、丸棒使用を何回かチャレンジしたのですが、

実際には、八角形ものを作って置き換えたことが、2軒ぐらい続いたこともありました

今回はマンションという均質性の強い住戸にあっての、住まう気持ち良さのための工夫として

杉丸材の利用に、間に色々プロセスがあったのですが、最終的に至りました

 

 



最新の画像もっと見る

post a comment