ちぃクック×ちぃクック

心や体にとって優しく自然な食生活を目指す主婦のブログです。

父の料理

2012年11月23日 13時04分52秒 | 生き方のヒント
こんにちは。
久々の更新すみません。

実は、先週の金曜日の早朝、父が亡くなりました。
もともと5年前に膵臓癌で手術して闘病中ではあったのですが。
時々体調がすぐれないなどありましたが、
幸い、がんの痛みや治療の副作用などもほとんどなく、
一般的な辛いがんの闘病生活とは程遠い生活ができていました。
一気にガクンときたというような感じでしたが、
ある意味大往生だったのではないかなと思います。

実家とうちは近所なので、毎日のように父には会っていました。
娘と散歩に行くと必ず実家に立ち寄っていました。
娘もおじいちゃんが大好きで、よくなついていました。

父は料理好きで、よく料理の話をしました。
ちぃクックのことも父によく話していて、
先日のさんま飯の調味料の分量は、
父と相談しながら決めたものでした。
11月10日のちぃクックで使うさんまも前日に買って持ってきてもらったり、
ちいクックには欠かせない存在でもありました。
つい先日までそんな風に自由に暮らしていた父が、
一週間後にはいなくなっているなんて、
信じられないというか何だか不思議な感覚です。

父の思い出の料理といえば、
お赤飯、ポテトサラダ、肉じゃが、里芋煮っころがし、さんま飯、豚汁、めんつゆ。
よく私たち家族の分も作ってくれました。
中でも、お赤飯は、お祝いごとには必ず作ってくれたものでした。
娘の出産のときはもちろん、お食い初め、初節句のときも。
体調がすぐれないときも、孫のために頑張って作っていました。

父の葬儀の後、私の祖母が言っていました。
「お父さんのことを思い出して、
みんなでお父さんのことについて語ってやるのが、
お父さんを喜ばせることなんだよ」

料理は故人を思い出させてくれるものだなと思います。
父がよく作ってくれたお赤飯やポテトサラダを食べれば、
自然と父を思い出すと思います。
それが父を喜ばせることになるなら、私もうれしいです。