SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

ラトビアのイースター、Lieldienas

2016年03月27日 | ラトビア情報
今日はイースター、ラトビアでも祝日となり盛大にお祝いされます。
ラトビアの伝統の中では元々は春分のお祭りだったLieldienas(イースター)が
後に入ってきたキリスト教のイースターと混ざった感じでお祝いされるようになりました。
今年は特に春分の日と復活祭の日が近かったので一緒にお祝いされているようです。
(暦の上で春分と復活祭が離れている時は2回お祭りムードに。)

ラトビアのイースターは何だか可愛い!
まず、イースター前の日曜日に猫柳で親しい人のお尻を叩きます。
なので、この時期は市場もお花屋さんも沢山の猫柳が売られています。
叩きながら唱える言葉が下記の通りとっても興味深い!
「猫柳のように丸く、小枝のように柔らかく、昇る日のように美しくあれ。病気は外へ、健康は内へ。」
日本の節分の「鬼は外、福は内」のようです。


そしてイースター当日が来るとイースターエッグを作ります。
卵に模様の為の葉っぱなどを貼り付けてから、着色用の玉ねぎの皮をかぶせて、
布で覆い、ほどけないように紐で縛ってから、ゆで卵のようにお鍋で茹でます。


するとこんな感じに出来上がります。
出来た卵には重要な役割があります。それは「卵の戦い」。
こつんとぶつけ合って戦います。


太陽を中心に考えてきたラトビア人にとって
卵の丸みは太陽、円、永遠の命の象徴でした。

もう一つやらないといけないことが・・・。それはブランコに乗ること。
夏に蚊やウマバエに刺されないように、と願いを込めてブランコをこぎます。


こんな感じでラトビアの伝統的なイースターはお祝いされます。
春分が過ぎれば、夏至に向かって日照時間はぐんぐん長くなっていきます。
長い冬を越えたラトビアにとって、特別な意味のあるお祭り。
歌ったり、踊ったり、楽しい雰囲気に包まれます。

Priecigas Lieldienas!!
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