SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

ミグラテールにて連載中!





*お知らせ*
◇2016.03.15 『持ち帰りたいラトビア:SUBARUとめぐる雑貨と暮らしの旅』誠文堂新光社より出版しました。→
◇2017.07.28 駐日ラトビア共和国大使より感謝状を拝受しました。→
◇2017.10.25 ウズマニーブ1stミニアルバムをリリースしました。→
◇2018.09.20 ラトビア投資開発庁のパンフレットを執筆しました。→
◇2018.09.26 関西日本ラトビア協会の常務理事を拝命しました。→
◇2022.11.14 『ラトビアのミトン200』誠文堂新光社より刊行!→
◇2023.08.04 ミグラテールにて連載「SUBARU店主 溝口明子のラトビアの手仕事をめぐる旅」が始まりました!→

「勇士ラチプレシス」

2024年03月17日 | ラトビア情報


勇士ラチプレシス。
日本で、日本語で、最初に出版されたラトビアの物語です。
1953年に講談社の世界名作全集(ほかは、トム・ソーヤ―の冒険、ガリバー旅行記、アーサー王物語などの誰もが知るような名作ばかり!)の一つとして出版されました。

歌う民の国、ラトビア。
原文は4800篇のダイナ(民謡)で、詩人 Andrejs Pumpurs(アンドレイス・プンプルス、1841-1902)が文学作品「Lāčplēsis/ラーチュプレーシス」としてまとめあげました。
ラトビアでの初版の発刊は1888年のことでした。
まだ独立国家としてのラトビアは誕生していませんでしたが、ちょうどラトビア人が民族として覚醒し始めた頃のことです。
ラトビアの人々の間で伝わってきた民謡から生まれたこの作品は、英雄譚でありながら、ラトビア人の心を代弁しているかのような唯一無二の大切な物語なのです。


この本の存在を知って以来ずっと欲しいと思っていましたが、古い本なので流通しておらず、インターネットで探しても見つかりませんでした。
が、ついに!ウギス・ナステビッチさんの情報提供のおかげで入手することができました!
届いた時の興奮たるや・・・。










挿絵は有岡一郎氏ですが、巻頭には原本の絵も4点掲載されていました。


長編なのでまだ読めていないのですが、邦訳版の著者の袋一平氏による前書きと那須辰造氏による解説に感動しました。
邦訳版が出版された1953年といえば、旧ソ連占領下の時代。
旧ソ連を構成する共和国の一つとしてではなく、ラトビアという国と民族とその文化への深い敬意と理解が伝わってきました。
情報が正確に届かなかったであろう時代のご尽力に心が打ち震えます。



とても貴重な宝物がまた一つ増えました。
気になる方がいらっしゃいましたらお声かけください。

そして!ウギス・ナステビッチさん用にさらに貴重な初版を入手。
一時的に私の手元に「勇士ラチプレシス」が2冊も揃うというミラクルが起こっています!




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ラトビアの伝統的なオーナメント作り

2024年03月15日 | ラトビア情報
昨年ラトビア滞在時にオーナメント作りの教室で作ってきたパーツたち。
そのまま手付かずだったのですが、色々落ち着いたのでようやく完成させました!

太陽を表すオーナメント・サウリーテ。大きいのは変形型!


折に触れて解説していますが、プズリも作りました。


プズリの隅に毛糸を結び、「より」をほどきました。


サウリーテとプズリを組み合わせ。


大きいサウリーテに取り付け。


中央部のパーツは周囲より大きめで、プズリも2つ使用。


それを中央部に取り付け。


天井から吊るせるように、上部に毛糸をセット。


じゃーん!完成!大満足!




お店には他の作品と併せて飾っていますので、ご来店の際にはじーっとご覧ください♪


※私の作品はいずれも非売品です。
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ヴァルミエラ博物館での展覧会『PUZURI』

2023年12月01日 | ラトビア情報
インフルエンザで休業中ですが、熱も下がりダルさもなくなりましたので今日から自宅で仕事を再開しています。

そんな私にラトビアから涙が出るほど嬉しいお知らせが!
プズリ(オーナメント)作家の巨匠アウスマさんが指揮する展覧会に、イネタ先生の計らいでオーナメント教室の皆さんの作品とともに私の作品も飾っていただいているそうなのです!

作品は今年開催された「歌と踊りの祭典」の展覧会で飾っていただいたもので、イネタ先生曰く「あなたの作品をリガ以外でも見てもらいたかった」と。
もう、嬉し泣きです。公式サイトには私の名前も載せてくださっていてさらに感激です。

展覧会『PUZURI』はヴァルミエラ博物館で来年1月24日まで開催されています。
私の作品のことはさておき、本当に素晴らしいプズリが並んでいますのでご訪問の機会がありましたら是非ご鑑賞ください。

イネタ先生、アウスマさん、ありがとうございます!!!


※私の作品はこの中のごく一部分です。
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歌と踊りの祭典より「TAUTAS LIETIŠĶĀS MĀKSLAS IZSTĀDE "MĒS"」

2023年08月26日 | ラトビア情報
ラトビア人のアイデンティティの結晶である「Dziesmu un deju svētki ー歌と踊りの祭典ー」。
1918年に独立した国家よりも歴史は長く、1873年に第一回が開催されました。
近年では5年に一度開催されており(間の年に若者による祭典も開催される)、祭典の期間中は国中が祝賀ムードに包まれます。
一回目から数えて150周年の記念の祭典が今年の7月上旬に開催されました。

祭典自体の情報や動画は下記のリンク先からご覧ください。
公式HP https://www.dziesmusvetki.lv
祭典の様子が分かる動画 LSM.lv

私は本当に残念ながら祭典の前に帰国したので参加できなかったのですが、代わりに私の作品が参加できました!!!
7月1日~30日に開催された伝統工芸の展示会TAUTAS LIETIŠĶĀS MĀKSLAS IZSTĀDE "MĒS"に、参加しているオーナメント教室の一員として畏れ多くも出品できたのです。
イネタ先生から写真をいただきました。






もう何というか・・・感無量でした!
ラトビアの宝物に私の魂のカケラが参加できた気がしました。
こんな機会をいただけてイネタ先生と教室の皆さんに本当に感謝しています。

私の作品はさておき、展示会は職人さんの技術の傑作が並ぶとてもとても素晴らしいものでした。
コチラから全体がご覧いただけますので是非是非チェックしてみてください。

ちなみにラトビア滞在時の制作風景を綴ったブログはコチラから。
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ラトビアのミトンの秘密

2023年07月30日 | ラトビア情報
三角頭のミトンはラトビアの宝物。
防寒具としての役目以外にも様々なしきたりの小道具として古くからその技術が受け継がれてきました。
特に重要だったのがお嫁入りでの場。
かつては女性はTīne/ティーネという長持ちに編み貯めたミトンをぎっしり詰めてお嫁入りしました。
100組以上編む必要があり、引き出物のようにして結婚式の参列者に配られました。
また編み目の美しさでお嫁さんとしての技量も計られたと言います。

…という事で、苦楽園のこ・と・の・葉さんのアイデアでちょっとした人形遊びをしました。
お嫁入りの準備の様子を再現♪
ラトビア南東端にあるRucavaの民族衣装を着た女性が支度しています。







※この小箱はことの葉さんで販売されています。
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