6月23日-24日はLigo/夏至祭でラトビアは祭日となります。
リガ市内の公共交通機関も無料に!
ラトビア人が一年で一番心待ちししている祭日です。
夏至が近づくに連れて中央市場は大賑いに。
日本のお正月の準備に似ています。
この時期一番食べられる果物はイチゴ!ラトビア人はイチゴが大好きです。
お花もいつもに増してもりもりに。
中央市場の中心では夏至イベントをやっていました。
夏至祭の前日には旧市街の大聖堂広場に「zalu tirgus/緑の市」が立ちます。
(開催日は年によって異なります。)
もちろんステージも♪
この市のメインは夏至祭の必須アイテム、お花。
夏至祭では男性はこの写真に写っている樫の葉の冠をかぶります。
女性はこんな感じでお花の冠を。
食べ物も色々と売られています。
こちらも必須アイテム、キャラウェイシードの入った「ヤーニュ・チーズ」。
黒パンや、
おしゃれなアイシングのクッキーも。
このクッキーを真剣に選ぶ女の子たち。
ハンドメイドアイテムも色々と売られています。
この市に並ぶアイテムは年々「工芸品」よりも「作家さんものアイテム」が増えてるような気がします。
皆さん熱心にお買い物。
陶器のブースで足を留めていたのは何と大統領!!
私も木製品を中心に色々と買い付けを行いました。
そしてラトビア音楽ユニット・Uzmanibu用の衣装も揃えました!
民族衣装と私物のワンピースの間の衣装が欲しかったので・・・。ホクホク♪♪
続いてリガ中心地から20分ほど離れたところにあるILguciemsへ。
1つ目のお目当ては私がかつてオーナメント作りを習っていた教室の展示会。
通い続けていたら私の作品も飾ってもらえていたのかも。ちょっと寂しい。
そしてもう1つのお目当て、夏至祭関連イベントの見学。
あぁどれだけハシゴしても楽しいなぁ。
帰り道にまたもやKalnciem ielaのマーケットへ。
この日は世界無形文化遺産としてその伝統文化が指定されている
アルスンガ村のSuitiと呼ばれるご婦人達がテーマのマーケットでした。
この地方の郷土料理と言えるお菓子も登場。人参から出来ています。
・・・と、ついに待ちに待った6月23日Ligo本番です!
(天文学的な夏至の日にお祝いする人、祭日となる23日〜24日にかけてお祝いする人と
色々ですが、祭日にお祝いする人の方が多いです。)
私は例年通りラトビア北部にある友人のサマーハウスへ!
周囲は草原です。のんびり~。
まずは花の冠作り。今年の私の作品です。
料理の準備も着々と。
毎回恒例、夏至の歌を歌いながら行進したあとにセレモニー。
そうこうしている間に太陽が低くなってきました!
森を抜けて海へ行くと日没間近に。
この友人宅の夏至祭は焚火が特徴です。
メンバーの一人が毎年趣向を凝らした焚火を準備してくれていて、これを見るのも楽しみの一つ!
今年はこんな感じです。
三角形はラトビアの神様のシンボルで、この三角形の頂点を結んだ先に太陽が沈みます。
手前に写ってるのは私です。この日の為だけに民族衣装を日本から持っていきました!!
歌ったり踊ったりして一年で一番長かった太陽が沈む時間をみんなで楽しみます。
見渡すと海岸中点々と焚火の光が見えます。(写真では見にくいですが。)
ラトビア全土で皆それぞれこんな時間の過ごし方をしているんだと想像するとたまらない気持ちに。
日没を見届けたあとは再びサマーハウスへ。
次の日の出まで太陽の代わりとなるかがり火を灯します。
そしてこのままみんなで歌ったり踊ったりしゃべったり呑んだりして日の出を待ちます。
私は歌の時に少しクアクレで伴奏を。1年間練習してきてよかった!!
ちなみにこの焚き火を飛び越すことで翌年の健康を祈願します。
またかぶっていた花や樫の冠はお祭りのあと一年間お守りとして家に飾り、翌年のこの焚き火で燃やします。
明け方が近づくと朝もやが周囲一帯に立ち込めてとても幻想的な世界に。
ついに日の出。この森の向こうに太陽が昇っています。
ラトビアに伝わる民謡で「Ligoの日に眠る人は夏のあいだ眠ることになる」と書かれています。
実際には途中で寝てしまう人は多いですが、私は数年ぶりに起きておくことが出来ました!
こうして大好きな夏至祭が終わりました。また参加したいなぁ・・・。
ラトビア滞在もあと数日となってしまいました。
最終日までめいっぱい楽しみたいと思います(^^)v