SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

(撮影:2013.06 Limbaži)





*お知らせ*
◇2016.03.15 『持ち帰りたいラトビア:SUBARUとめぐる雑貨と暮らしの旅』誠文堂新光社より出版しました。→
◇2017.07.28 駐日ラトビア共和国大使より感謝状を拝受しました。→
◇2017.10.25 ウズマニーブ1stミニアルバムをリリースしました。→
◇2018.03.16 体験ギフトの「SOW EXPERIENCE」で各種ワークショップを掲載中!→
◇2018.09.20 ラトビア投資開発庁のパンフレットを執筆しました。→
◇2018.09.26 関西日本ラトビア協会の常務理事を拝命しました。→
◆2019.09.17 神戸市須磨区に移転オープン!!
◇2020.03.13 『TRANSIT47号 バルトの光を探して』に協力しました。
◇2020.11.18 リトルプレス 『SUBARUのラトビア紀行 Lodziņš Nr.1』発刊しました!
◇2021.07.20 東京オリンピック・パラリンピック 富士市文化プログラム 3か国音楽コンサート@富士市文化会館ロゼシアター
◇2021.07.20 SPEAKER STACK第4話、寄稿しました。

『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話 その11(おわり)

2018年03月12日 | 『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話


一昨年の3月に出版した『持ち帰りたいラトビア』、本文で書けなかったこぼれ話のブログ記事です。
*出版のお知らせを書いたブログはコチラ→  。
*これまでのこぼれ話はコチラ→  。
 
出版からまもなく2年、ようやく今日で完結です。
今日はP.210~「5章 旅の基礎知識」の部分について書きたいと思います。

P.213右下の写真はリガ空港のチェックインカウンターです。
季節に応じて時折サプライズを仕掛けてくれるリガ空港、この写真の撮影時は夏至祭の装飾真っ盛りでした。

P.216下の写真は春夏秋冬それぞれに撮影したものです。

P.218の下段でユーロコインのデザインについて触れています。
硬貨の女性は、ラトビア一度目の独立の際のラッツ通貨デザインの際にラトビアを象徴するような女性像というイメージで、Zelma Braueraという実在した女性をモデルにRihards Zarinsによって描かれた女性です。

P.224~市内交通(バス・トロリーバス・トラム)の乗り方について書いていますが、この「こぼれ話ブログ」でお伝えすべき一番重要な変更点があります。
左下の時刻表の見方①に「青がバス」「黄がトロリーバス」と書きましたが、一昨年の冬に突然テーマカラーが入れ替わりこのブログの時点では「黄がバス」「青がトロリーバス」となっていますので、ご注意ください!!!
(※トラムは赤のままです。)

P.226の右下の箱からチラリと見えるお人形、「こぼれ話 その9」でも書きましたがP.144の左下のルツァヴァの民族衣装を着た人形です。
P.102~、P.192~で紹介しているルツァヴァの皆さんの衣装そのままの人形をフリーマーケットで見つけて思わず購入し、実際にこの郵便箱に入れて日本へ送りました。
帰国後に受け取ったP.229の真ん中の写真の箱を開け再びこの人形と対面しました。

P.232-233の見開きの写真は大切な友人の田舎の風景です。
「こぼれ話 その1」で書いたP.3の写真の友人の田舎に旅行に連れて行ってもらった時に撮ったもので、ラトビア生活最後の素晴らしい旅行でした。
この友人との出会いが無ければ私のラトビア生活はあれほど豊かなものにならなかったと思うので、最初と最後のページの写真に使いました。

P.234-235の写真は今のSUBARU店舗で撮影したものです。
窓際にリエルワールデ帯(P.44)をモチーフにデザインしたシールを貼っているのですが、そのシールの影が床に写り込んだ写真です。
P.137のラトビア文様より、私の名前「明子」にちなみ「太陽」と「月」、店名SUBARUにちなみ「星」の神様をあしらっています。

P.235にあとがきを書きましたが、本当はここで書いておきたかった3名の方がいらっしゃいます。
数年に渡りチームとして仕事をし私の心を汲んで寄り添い続けてくださった編集の中田さんと写真家の蜂巣さん、誠文堂新光社の担当のNさんです。
当初お名前を記載していたのですが、「私達は裏方なので気持ちだけいただきます」と言われ本文を書き直しました。
が、この方々がいなければこの書籍は誕生しませんでした。
中田さんには「文章は削りたくないので字数制限を気にせず書いて下さい」と、蜂巣さんには「明子さんしか見ていない景色が沢山あるのでその写真をたっぷり使うべき」と、Nさんには最初の段階で「自由にマニアックに書いて下さい」と仰っていただきました。
私が好きになったラトビアを自分の尺度で掘り下げて自由に書けたのはこの御三方のおかげです。本当に本当に感謝しています。

あとがきに書いていない内容でよく質問をいただくのが「なぜラトビアに行ったのか?」です。
私が初めてラトビアを訪れたのはSUBARUオープン直前の2009年7月、打算があって向かいました。
仕入れを行うにあたり、まずウズベキスタンに向かうことにしたのですが、当時はウズベキスタン航空を利用してタシケントまで行くとそこから先一往復分のフライトは追加料金が不要だったので、ついでに他の国も巡ることにしました。
調べてみるとウズベキスタンからラトビアという珍しい国へフライトがあり、しかもバルト三国は小さいので1つの航空券で4か国周れるのでは?という軽い動機で選びました。
バルト三国の雑貨は可愛い予感がするし、神戸ではかなりレア!というオマケの気持ちもありました。
こうして何となく訪れたラトビアでしたが、ストンと落ち着いた気持ちになり何とも言えない居心地の良さを感じたのを覚えています。
その後4か国のうちでラトビアなら仕入れ先として成立しそうと考え、何度も買い付けで訪れるようになり、次第にその全てに魅了されていきました。
特に仕入れの右も左も分からなかった頃からお世話になり夏至祭仲間に入れてくれたザネさん、大阪にある名誉領事館でラトビア語や伝統文化を教えてくれたリンダ先生との出会いが、私の現地での経験を裏付けのあるより深いものとしてくれました。
ラトビアの事が好きでたまらなくなっていた2012年の春、当時現地の高校で日本語を教えていたテンギョウさんにリガの素顔を見せてもらったことで「実際にラトビアで暮らしたらどうなるか?」というイメージが明確に湧くようになりその後のラトビア暮らしに繋がりました。

P.238の写真はあとがきにも書きましたが、私の人生観を変えた2011年の夏至祭で写したものです。
野原で摘んできた花で花の冠を作っているところです。

P.239の“Cilveki, kuriem velos pateikt ipasu paldies:”の意味は英語で言うところの“Special thanks to"です。
ただ、Special thanks toをラトビア語でタイトルにすると文法上固有名詞の格変化が起こり人名の語尾の綴りが変わってしまうので、友人のアドバイスを受けて“People, who I want to tell special thanks:"という書き方にしました。
上部の写真は私がリガで暮らしていたアパートの寝室の窓辺の写真です。
部屋に居ながらにして自然や四季を感じることの出来た大好きな部屋でした。
大家さんは今も気にかけてくれていて、連絡をマメにくれて、リガに行くたびにお茶に行く大切な友人になっています。

P.240の上部の写真は5月4日の独立回復記念日にリガの路上で見かけたものです。
″I love Latvia"、私の気持ちを代弁しています。


・・・以上で発刊から約2年もかかってしまった「こぼれ話」を終わります。
この書籍には私が好きになったラトビアを全て詰め込んでいます。
もし興味をお持ちになった方がいらっしゃいましたら、図書館でもお借りいただけますのでこのブログと併せてご一読ください。
少しでも多くの方が興味を持って、実際にラトビアを訪問してくださいますように!
ラトビアのハートに触れる経験をしていただけますように!!


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『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話 その10

2018年03月06日 | 『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話


一昨年の3月に出版した『持ち帰りたいラトビア』、本文で書けなかったこぼれ話のブログ記事です。
*出版のお知らせを書いたブログはコチラ→  。
*これまでのこぼれ話はコチラ→  。
 
出版からまもなく2年経ちますが最後まで続けたいと思います。
今日はP.160~「4章 ラトビアの楽しみ方」の部分について書きたいと思います。

P.160上段3枚の写真はリガ旧市街の風景です。真ん中には猫がいますが、リガは本当に猫が多く、猫好きのラトビア人も多いです。
中段右の写真はラトビア西部クルゼメ地方にあるTalsi/タルスィ、9つの丘と2つの湖に囲まれた小さな可愛い町です。
左下の写真はダウガヴァ川上流Pļaviņas/プリャヴィニャスにあるダム湖です。そばに人気のパン屋兼カフェ“Liepkalni/リエプカルニ”があり、湖ではバイキング船でクルーズも楽しめます。
下段右の写真の鳥はコウノトリです。幸せをもたらすとして人気の高いコウノトリは、旧通貨の1ラッツコインでも人気の柄でした。ラトビアの田舎ではあちらこちらで巣や親子を見ることが出来ます。
下段右の写真の花はライラックです。ラトビアでは初夏にたわわに咲き誇るライラックを楽しめます。私はまだ行ったことがないのですが、Dobele/ドゥアベレには広大なライラック園があるそうです。

P.163には私のメモ書きを加えた旧市街マップを載せています。
上の方に「ここの路地が素敵!」と書きこんだ場所はP.161の写真の路地のことです。
ドゥアマ広場の地面をよく見ると、昔の敷地境界を示す敷石がそのまま残っています。また、地面より大聖堂の方が低いのは、かつて大聖堂の高さであった市街地が洪水対策の為に嵩上げされたのに大聖堂だけそのままの高さになっているからです。現地訪問の際に確認してみてください。
ラトビアはクリスマスツリー発祥の地ですが、リガ歴史と航海の博物館ではその根拠となる最古のオーナメントが展示されています。

P.164下段でラトビアのアイスクリーム事情について触れましたが、北海道の東川町と姉妹都市であるRūjiena/ルーイエナのアイスクリームも人気です。

P.168の前後で中央市場について紹介しています。
左下の写真のとおり、魚は燻製にされるのも一般的なのですが、以前友人にラトビア北部にある燻製屋さんに連れて行ってもらった際に「ここの燻製が一番フレッシュ!」と言われ、魚の鮮度に関する感覚の違いに驚きました。
他の魚介類では、実はラトビアにはキャビアのマル秘の養殖技術があり世界に輸出しています。

P,172でラトビアの花文化を紹介しています。
ラトビアでは9月1日は「先生の日」で、先生に贈る花束を携えたたくさんの生徒が登校する様子を見ることができます。
また「名前の日」についても触れていますが、カレンダーどころか毎日ラジオでも「今日は○○さん、●●さんの日。おめでとう!」と流れるのでうっかり忘れることは出来ません。最近ではアプリもあるほどです。

P.175の地図にアールヌーボー建築群のエリアを記入していますが、世界最多規模の棟数を誇るリガではこのエリアに限らずそこら中で見ることができます。
リガにおけるアールヌーボー建築の変遷は3期に分かれるそうで、3期目にはラトビアの伝統的な凝った木造家屋の影響を受けているそうです。
知人のラトビア人は「幼少期にこういった建築群の中で育ったので、家とはこういうものだと思っていた」と言っていました。とてもビックリしましたが、ラトビア人の美的感覚の源流を垣間見た気がしました。

P.176下段で紹介しているベルガバザールのマーケットは現在行われていませんのでお気を付けください。
(カルンチエマ地区の方は毎週開催されています。)

P.177で紹介しているFabrikas Restrānsは現在営業していませんが、同じ場所でĢimenes restorāns Hercogsが営業しています。昨秋連れて行ってもらいましたが新店もとても美味しかったです!

P.178-179の「上を向いて歩こう!」にリガの建築物の造作部の写真をたっぷり載せていますが、アールヌーボー建築の彫像は誰も気づかないような上の方にあることが多いです。
ギリシャ彫刻のような像、忠犬ハチ公のような犬の像、煙突掃除夫の像、など見所がたくさんありますのでリガでは是非上空も見上げながら散策してください。
右ぺージの上の方にある少年の像は「生徒」で、実はこの建物の向かいには「教師」の像があります。この教師の像は生徒よりも低い位置に設置されているのですが、それは「教師は生徒を押し上げる存在だから」だと言われています。素敵!!
ちなみに私の組んでいるラトビア音楽ユニット名「UZMANĪBU」と書かれた看板もさりげなく右のページに載せてます♪

P.178-179の「下を向いて歩こう!」に載せた記念プレートの設置個所(いずれも旧市街)を書いておきます。リガ訪問の際にぜひ探してみてください。
1→聖ペテロ教会内、3→大聖堂広場、4→Kaļķu ielaとVaļņu ielaの交差点近く、5→市庁舎広場

P.180でリガ大聖堂のパイプオルガンコンサートについて記載していますが、昼のショートコンサートはサマーシーズンは日曜を除く毎日、シーズンオフは週2回開催されています。また、夜は一年を通じて週2回程度主にクラッシックのフルコンサートが開催されていますので必聴です。
コンサート情報はコチラで確認できます。
大聖堂内部のステンドグラスや奥の回廊散策と併せてお楽しみください。

P.182~ラトビア料理の紹介をしていますが、ラトビア料理の美味しさの秘密の一つは「旬」にあると思っています。
P.166~の中央市場の紹介の冒頭でも触れましたが、ラトビアではレストランでも家庭でも一般的に旬の食材を使って調理されます。
とても印象的で出来事なのですが、某雑誌の取材をしていた際にその雑誌の発行時期に提供されるメニューを各レストランに質問したことがあります。
全てのレストランから返ってきた回答は「その時期に採れる食材を使うのだから今の時点では言える訳がない!」でした。
軽い衝撃とともに、やっぱりそうか!だから美味しいのか!と納得した瞬間でした。

P.188-189にラトビア4つの地方それぞれ一泊滞在プランを書きました。
小さい国土なのに地方それぞれの風景が異なり、ゆっくり周遊してその違いを楽しんでいただければと思います。
ラトビアで別名「琥珀の海」と呼ばれるバルト海を眺めて、観光も楽しむならリエパーヤやヴェンツピルスがお勧めです。
ラトガレ地方は「湖の大地」と呼ばれています。様々な顔を持つ湖のほとりでのんびりしてください。
音楽が盛んなラトビアではよく地方でも音楽祭が開催されますが、トゥライダ城のオペラフェスティバルやツェースィス城の芸術祭、ルンダーレ宮殿のバロック音楽祭が特に有名です。
変わった体験で言えば、スィグルダではオリンピック選手も使用する本物のボブスレーコースを見学し、場合によっては挑戦できます。一度体験したのですが、コースは想像の3倍程長く、時速120kmの世界は姿勢の維持すらままならない物凄い重力との戦いでした!

P.194-195でルツァヴァの刺繍のコラージュ写真を掲載しています。
ラトビアの民族衣装ではブラウスにカラフルな刺繍が入ることはあまりないのですが、このルツァヴァは特別です。
刺繍の技法も面白く、裏側を見るとこんな風に糸が渡っています。


P.197の真ん中でアルスンガ博物館を紹介しています。
その希有な文化でユネスコの無形文化財に指定されているラトビア西部クルゼメ地方にあるアルスンガ村には「Suiti/スイティ婦人たち」という合唱団があり、ことさら目を惹く民族衣装を身に纏う彼女たちは、豊富な言葉を用いて低音で掛け合いを行う「ブルドーン」と呼ばれる即興歌を歌います。
この村でフィールドワークを行った日本人女性のドキュメンタリー映画もありますので、機会があれば鑑賞してみてください。
ルッチと宜江

P.200~四季のお祭りを紹介していますが、ラトビア古来のお祭りとキリスト教由来のお祭りが混在しているのが興味深いです。
特に、春のお祭りはLielā diena/リエラー・ディエナは春分祭、Lieldienas/リエルディエナスは復活祭のこと、冬のお祭りはZiemassvētki/ズィエマススヴェートゥキは冬至祭とクリスマスの両方を表します。

P.201~最も大切なお祭り「夏至祭」について紹介していますが、民謡や言い伝えで多く語られているのも夏至祭です。
ロマンチックなものでは「シダの花を探す」というものがあります。シダは花が咲きませんので、これは恋人同士が森に入って戻って来なくてもいいということを表しています。

P.205にクリスマスのことを書いています。
クリスマスツリー発祥の場所、市庁舎広場では毎年大統領も参列されて点灯式が行われるので、タイミングが合えば見学してみてください。
また、発祥の地にふさわしくリガでは毎年Ziemassvētku Egļu ceļšという展示イベントが開催されています。芸大生が作ったクリスマスツリーがリガの至る所の飾られていますので、散策がてら見て回るのも面白いです。
本文に書いているPiparkūkas/ピッパルクーカスの写真はP.15の上の方に載せていますが、その歴史は何と150年前に遡るそうです。

同じくP.206の本文に書いているZirņi/ズィルニの写真はP.16の真ん中の辺りに載せています。

P.207の右側にラトビアのお祭りスケジュールを載せていますが、観光向けでは無いので掲載しなかったものでとても印象的だったものを追加で紹介したいと思います。
11月24日のロウソクの日、先祖の御霊を表すロウソクを沢山灯し故人を思い出して偲ぶ日です。
詳しくは当時のブログをご覧ください。

P.208で紹介している5年に1度の「歌と踊りの祭典」は今年2018年6月20日-7月8日に開催されます。
今年はラトビア建国100周年と重なる特別な祭典になります。
正直言ってチケットの入手はとても困難ですが、この時期にラトビアに居ることはとても意味のあることだと思いますので是非その雰囲気を感じてください。無料のコンサートやパレードだけでも充分楽しめるかと思います。
本文に書ききれていませんが、フィナーレのステージの後の深夜の時間帯にはチケットを持たない人も入場可能となります。余韻の残る会場で朝まで出演者と観客による「歌い合い」が続き、夜通し走るトラムは別名Singing trainとなり興奮冷めやらぬ乗客の歌声が車中まで続きます。
祭典の情報は公式サイト https://dziesmusvetki.lv/ でご確認ください。

・・・以上、4章のこぼれ話でした。
次回はいよいよ最終章の5章について書きたいと思います!


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このようなラトビアを深く感じたい方は、2018年6月開催でご予約受付中のフィンツアーさん合同企画ラトビア森の民芸市6日間にご参加ください!
手仕事いっぱいの民芸市をお楽しみいただき、バスケット職人さんの工房兼サマーハウスを訪れトレイ作りのワークショップにチャレンジ。
自然の中でラトビア人の夏の過ごし方にも触れていただけます!もちろんリガ市内観光も♪
フィンツアーさんでしか体験できない特別なプログラム、ご予約お待ちしております。
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『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話 その9

2017年12月16日 | 『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話


昨年の3月に出版した『持ち帰りたいラトビア』、本文で書けなかったこぼれ話のブログ記事です。
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またまた前回から日が経ってしまいまいましたが、最後まで続けたいと思います。
今日はP.138~「3章 一期一会の雑貨」の部分について書きたいと思います。

P.144の左下のRucava/ルツァヴァの民族衣装を着たお人形。
P.102~、P.192~で紹介しているRucavaの皆さんの衣装そのまんまです。
P.226~ではラトビアからの郵便の送り方を紹介していますが、箱からチラリと見えているように
このお人形は実際にこの郵便箱に入って日本まで旅しました。

P144の右側の鍵について、リガの「鍵」にまつわる伝説の一つがコチラ
英文ですがご関心があればお読みください!

P.146-149ではリガ磁器について説明しています。
リガ磁器は特に1950年代から1990年代の製品が評価が高いそうで、
より優れた品質のものには普段の刻印の他にハイクオリティマークが印字されています。

P.150-151ではリーヴァーニガラスについて説明しています。
一般的な商品の他に、顧客のオーダーで製作することも多かったそうです。
また、ボトルの製造部門は特に需要が著しく、コルク栓の工場も併設したほどだったそうです。

P.155で紹介している古本屋さんですが、私が本を出版した後に営業形態が変わり、
2017年10月に訪問した際にはほとんど営業をしていないような状態でした。
普通の一般書籍の本屋さんとしては依然と変わらず営業していますが、
古本屋さん目当てに訪問される方はお気を付けください。

P.155の下段でEdvarts Virza/エドヴァルツ・ヴィルザという詩人について紹介しています。
実は、ラトビア人が敬愛する詩人の一人であるVirzaの生誕130周年の記念コンサートで舞台デビューを果たしました。
紺野万理さんという短歌の歌人がいらっしゃるのですが、
この方はラトビアの詩を日本語の短歌に詠み替える活動をなさっていて
Virzaの詩を美しい短歌に変換され、当時リガで暮らしていた私が紺野さんの代わりにステージに立つことになったのです。
情景を表すコンテンポラリーダンスと融合したステージで、短歌の朗読と少しの演技を行いました。
苦難の時代もラトビア人の心の支えとなった偉人の舞台に参加することができ
私の人生の深い思い出の一つとなっています。

P.156の絵本のイラストにご注目ください。
本のカットはどれも意味のあるものを選んでいるのですが、
特にこれは凝った造りの木製の窓枠に、クリスマス時期に一斉に家々の窓を彩る山型の燭台
というラトビアの原風景のようなイラストだと思っています。

P.158の下の本に描かれている長持ちはP.15の左下で触れたように
花嫁さんの嫁入り道具として使われたティーネという長持ちです。
新婦はこの長持ちに数百組の手編みミトンを入れて嫁ぎました。

P.159の左上は小鳥の絵本です。
ラトビア人は鳥が大好きで、自宅の庭に鳥の巣箱を設置している家庭が多いです。

P.159の左下にはヘラジカが描かれています。
ラトビアの地方に行くと運が良ければ悠々と道路を横断するヘラジカやシカに出会うことができます。
小さなシカは何度か、このヘラジカは一度だけ目撃しましたが神々しいくらいに格好よかったです。

・・・以上、3章のこぼれ話でした。
次回は4章について書きたいと思います!


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このようなラトビアの雑貨に触れてみたい方は2018年も開催予定で調整中のツアー、
フィンツアーさん合同企画『ラトビア雑貨の専門店SUBARUプロデュース ラトビア森の民芸市』にご参加ください♪
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『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話 その8

2017年08月17日 | 『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話


昨年の3月に出版した『持ち帰りたいラトビア』、本文で書けなかったこぼれ話のブログ記事です。
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また前回から日が経ってしまいまいましたが、最後まで続けたいと思います。
今日はP.118~「2章 手仕事のはなし -バスケット-」の部分について書きたいと思います。

P.118~の最初の2ページはP.120以降で紹介しているPinumu Pasauleのご自宅です。
店舗兼工房兼ご自宅は、どの部屋もこのように山盛りのバスケット!
バスケットに生活のほぼ全てを捧げているペーテリス&ロリタご夫妻が
6年程前に初めて来日し東京での展示会でバスケット作りを披露していた時にロリタお母さんが思わずこぼした
「ペーテリスにバスケット作りを教えてくれた今は亡きお義父さんが、
遠い日本でバスケットを作るペーテリスを見たらどんなに嬉しいだろう」
という言葉が心に強く残っています。

P.121の下段でラトビア工芸商工会議所について書きましたが、
会館はAmatu iela/工芸通りにあります。
通り名の由来になったであろう会館がその場所にあることに中世から続く歴史的ロマンを感じます。

P.125の上段でバスケットの着色について書いていますが、
鉄の他に、近年では柳と石を一緒に漬け込んで着色する方法もあるそうです。

P.128-129で凝ったデザインのバスケットの一部と実際にバスケットを使っているシーンの写真をコラージュしました。
後者のバスケットの撮影場所は、左→右、上→下の写真の順で、
収穫祭、トゥライダ城の夏至祭、友人のサマーハウス、バスケット職人さんの家
Kalnciemaのマーケット、オーナメントの職人さんに家、バスケット職人さんの家、
夏至祭のお花摘み、カントリーホリデイズで滞在した家、春分のお祭り、です。

P.132-133はキノコ狩りについて触れていますが、
ラトビアには「キノコ狩りをする」を1単語で表す「sēņot」という動詞があります。
それほど生活に密着した行為なのです♪
余談ですが・・・、ラトビア人は愛らしい名字が多いのですが、
キノコ狩り好きの友人の名字は偶然にもキノコの一種!なんか可愛いなぁ。

P.134-137でラトビアの神様の文様について説明しています。
私も名前(明子の明が「日」と「月」)や店名にちなんで、太陽・月・星のマークを多用しているのですが、
この書籍の中でもこだわって使っています。
それはこの2章の各項目「織物」「陶器」「オーナメント」「木工」「編み物」「バスケット」の
それぞれの先頭ページにあるラベルのデザインです。
長方形の頂点2箇所を「太陽」に、もう2箇所を「月」にし、4辺を「星」で繋げているのです。

・・・以上、2章のこぼれ話でした。
次回は3章について書きたいと思います!ようやく先が見えてきたかも?


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『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話 その7

2017年04月24日 | 『持ち帰りたいラトビア』こぼれ話


昨年の3月に出版した『持ち帰りたいラトビア』、本文で書けなかったこぼれ話のブログ記事です。
*出版のお知らせを書いたブログはコチラ→  。
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出版日から1年以上経過していますが、細々と最後まで続けたいと思います。
今日はP.102~「2章 手仕事のはなし -編み物-」の部分について書きたいと思います。

P.102~107はラトビア最西南端の村Rucava/ルツァヴァで撮影しました。
独特の編み物が伝わるルツァヴァは民族衣装も独特で格好いいので訪れたい村でしたが、
本の取材で初めて訪れることができました!
書籍P.192以降でも訪問地について触れています。

P.108~ミトンをずらりと並べましたが、ラトビアでは本当にミトンは特別なアイテムです。
書籍で触れた結婚式以外にお葬式などの儀式でも重要な役割がありました。
ラトビアに伝わる神様をシンボル化したデザインが沢山編みこまれたミトンは、
単なる防寒具ではなく、数々の伝説を残し伝統を育んだラトビアをラトビアたらしめる手仕事なのです。

P.112と113でミトンを買えるお店を紹介しましたが、P,164で紹介しているセナークレーツもお勧めです。
民族衣装やミトンを大切に継承し展示していますが、一部買うこともできます。
(※正統なミトンはそれなりにお値段もします。中央市場等では近隣諸国の安価なミトンも販売されていますので、
『ラトビアの』ミトンを買いたい方はお気を付けください。)


P.114~紹介している結婚式のコラムについては、写真の提供を含め
Solījums. Latviskas kāzasという書籍を出版したご家族に協力していただきました。
ラトビア語の本ですが、写真を見るだけでも美しい本です。
ラトビアでは結婚式の際、新郎新婦のお気に入りの場所で写真撮影を行うのですが、
季節が良い時などはよくフォトセッション中のカップルを見かけます。

P.116の色掛け部分にある大きなミトンは、友人である編み物名人の作品です。
編み物や手芸が大得意な彼女は今も誕生日とクリスマスに作品を贈ってくれて、
受け取る度に心がじ~んと温かくなります。

・・・以上、こぼれ話でした。
次回は2章の続き、バスケットの項目について書きたいと思います!

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