SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

クリスマスツリー発祥の地、リガ!その起源。

2019年12月25日 | ラトビア情報
Priecīgus Ziemassvētkus!!

実はラトビアの首都リガはクリスマスツリー発祥の地。


旧市街にあるブラックヘッド会館前には「1510年に立てられた」ことを記したモニュメントが設置されています。
毎年クリスマスシーズンになるとこの場所にツリーが立てられます。
※エストニアの首都タリンもクリスマスツリー発祥の地と言われていますが、こちらは1441年に「広場に針葉樹を立てた」事が謂れだそうです。


元々ラトビアには伝統的な「冬至祭」があり、祭祀では丸太が使用されています。
1510年の当時、商人組合が樵(きこり)に依頼して丸太を準備しようとしたところ、巨大なモミの木が手に入りました。
あまりにも大きな木だったので、燃やすと周囲の家や人々に危険が及ぶかもしれないと考え、ひとまずダウガヴァ川の河畔に置きました。
その大きな木を取り囲んだ子供たちは次々にリンゴやドライベリー、どんぐり、自分のミトンをほどいた毛糸で装飾を施しました。
日が暮れて子供たちが付けた飾りに雪が積もり、月明かりの中で輝くモミの木。
その存在に商人たちが気付き、「これこそがクリスマスツリーだ!」と興奮して現在プレートが埋まっている広場へと移設したのがクリスマスツリーの起源だと言われています。


2003年に当時のオーナメントが発掘されました。
現在は博物館(Rīgas vēstures un kuģniecības muzejs/Museum of Riga History and Navigation)で展示されています。


この場所では今もクリスマスシーズンになると点灯式が盛大に行われています。


他にもたくさんのクリスマスツリーが立ち並び、クリスマスマーケットも開催されますので、冬のラトビアもぜひ訪問なさってください。

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