SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

ラトビアの織物工房

2014年12月02日 | 《13'-14' ラトビア生活―買付日記》
帰国直前に訪問した織物工房でオーダーしていた商品が全て届きました。
・・・ということでその時の訪問記を。

リガから車で1時間半ほどのところにあるリンバジにあるこの工房、
毛糸の生産工場として書籍『ラトビアの手編みミトン』の中でもご紹介しましたが、
ラトビアで流通する民族衣装の大半を手掛ける歴史ある工房です。
お取り引きを初めて5年ほどになるでしょうか・・・、
私の民族衣装もこの工房からプレゼントしていただいたものです。


1階作業場前には味のある出勤簿が・・・。


「新しい部屋が出来たよ!」と案内してくれたのがこの展示室。
ラトビア4つの地方の民族衣装が並んでいました。


北東部ヴィゼメ地方。


南東部ラトガレ地方。


南部ゼムガレ地方。


西部クルゼメ地方。


奥には展示コーナーもありました。
『ラトビアの手編みミトン』も飾っていてくれて嬉しかったです。
同じタイミングで見学に来ていたラトビア人観光客の団体に皆さんに
「この娘さんが携わった本なんだよ。」と紹介していただいて
照れくさいやら嬉しいやら・・・のひとときでした。


そしてこの工房、今年の8月で何と創業100周年でした!
新聞記事と・・・


創業当時の資料。


この100年という期間、日本では珍しくないかもしれませんが
ラトビアという国では国家建国より古いのです。
大国に翻弄され続けたラトビアの歴史を思うと
どのような苦労を重ねて今に至るのか私には想像もつきません。

トークショーで何度か話題にしたことがありますが、
私はここの代表を務めるヤーニスお父さんが大好きです。
温かくて穏やかでチャーミングで・・・。
そして時々聞かせてくれるエピソードから
ラトビア人としてのプライドや本当の意味での人の強さを垣間見て
何度心が震えたか分かりません。

そんなヤーニスお父さんから100周年の記念グッズをいただきました。
もったいなくて使えない・・・。



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