SUBARUのラトビア便り。

ラトビアの伝統・人・自然・暮らし、全てが大好きな店主がお店のことや自身の活動、ラトビアについて綴っています。

ラトビア国立図書館

2014年12月14日 | 《13'-14' ラトビア生活―お出かけ》
今年EUの文化首都だったリガではたくさんの催しがありました。
目玉イベントの一つが国立図書館の移設でした。
旧市街からダウガヴァ川対岸に見えるこの建物が新しい図書館。

(この写真はラトビア国立図書館公式Facebookのページから拝借しました。)

“光の城”というコンセプトで建てられたこの新図書館のアイデアが生まれたのは何と20年も前に遡り、ラトビアの建築物では21世紀最大のプロジェクトとも言われています。
少し遡りますが今年9月に姉妹都市40周年の祝賀行事で神戸市訪問団がリガに滞在していた時に、私も初めて建物内部を見学出来ました。

建物に入ると吹き抜けいっぱいに広がる書庫。
大迫力で格好いい演出です!




木の香りが充満していた裏の階段。
最初は100%木材使用で設計された為、消防法の許可がおりなかったそうです。


最上階からはリガ旧市街やダウガヴァ川のパノラマを楽しめます。
写真撮影的に一つ残念なことは窓ガラスに入った無数のドット。
このドットには二つの目的があるそうで、一つ目は高層階の透明ガラスに鳥が衝突しないように、二つ目は室内が高温になり過ぎない遮光の為に施されているそうです。




ある階段沿いの壁は縦型のガラスが数箇所に嵌っているのですが、それぞれのガラスから旧市街の各尖塔が見えるよう設計されたそうです。おしゃれ!


吹き抜けのホールからは各階の柱がそれぞれ異なった色になっているのが分かります。
これは自分が居る階を把握するためだそうですが、使われている柱の色は、今は無きラトビア独自通貨のラット紙幣のそれぞれの色が採用されているそうです。あぁ、何てラトビア愛!
(ラトビアでは2014.1.1からユーロ通貨が導入されました。)


このホールは全て白樺の合板で出来ています。さすがラトビア!


これは「民謡の棚」。
ラトビア人の生活や風習、伝統の全てが詰まったダイナと呼ばれる数十万にものぼる四行詩が、19世紀にK.バロンス氏によってまとめられました。


民族音楽を格納した棚も。


下層階ではドットのないガラス越しの景色を楽しめます。


外観には賛否両論あったそうですが、ラトビアらしさが散りばめられたこの図書館では様々な展示会なども開催されています。
私がこの時に回ったような見学ツアーも申し込めるようなので、公式HPをチェックしてみて下さい。
ラトビア国立図書館公式HP

ちなみに今年初頭、極寒の中、旧図書館から新図書館への書物の受け渡しイベントが開催されました。
寒空の中、旧館から新館まで繋がった人の列…、数千冊もの蔵書が一冊ずつ手渡しで移管されました。
あぁ、何て素敵な企画でしょうか。
下記のリンク先の動画(今年のEU文化首都を振り返る内容)では、最後の方でこの移管の様子も映っています。
"音楽の溢れたリガ"を感じることの出来る動画ですので、是非ご覧ください。
LTV Kultūras gads
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