東京から戻って、ジェトラグでボウッとする暇なしに、ロンドン行きの飛行機に乗る。
クリスマスをブロードステア(Broadstairs)で過ごすためだ。ロンドンから車で2時間くらい東南に走ったところにあるこの小さな海岸沿いの町に、CMさん夫婦が住んでいる。お住まいは典型的なイギリス風である。
しっかりした石造りで百年の歴史をもつ。これくらいの古さはごく普通。石で造られているからだろうか。
家の中は暖炉が燃えており、クリスマスの飾り付けがされていた。
祖父母、両親、それに自分の子供たちの写真が目立つ所に飾られてある。
クリスマスディナーのセッティングも整う。
CMさん宅で、三日三晩食べたわ、飲んだわ・・。
初日は、乾燥タラを戻したものを裂いて煮たものに、ゆで卵、じゃが、玉ねぎなどを混ぜ合わせたものをオーブンで焼くポルトガルの郷土料理。
タラは昔ポルトガルからノルウェーに漁に出掛けたという。乾燥タラはノルウェーでも食べる。スウェーデンでクリスマスに乾燥魚を戻して料理するLutfiskとはちょっと違う。
次の日はクリスマスデーで、七面鳥のオーブン焼き。とてつもなく大きい鳥を弱火で5~6時間かけて焼く。おなかの詰めものやグレイビーソースもおいしい。豚ハム肉のジュース煮もご馳走になった。下の写真はごく一部で、残りは冷蔵庫にいっぱい。
クリスマスデーの次の日は、ボクシングデーというが、意味は分からない。この日の主役はスウェーデンのサモンのマリネ、グラブラックス(gravlax )。作るには時間がなかったので空港で買ったものを持参。ソースはお家にある材料で適当に作ったが結構好評であった。ディルなしソースでも結構おいしく食べられるのは新しい発見であった。
とにかく毎日おいしくて夢中で日を過ごした。残念ながら唯一の写真は、七面鳥の一部だけ。ディナーテーブルにつくと、もう食事に夢中になるので、写真を撮るなんてまず無理。
しかし飲んだあとのワインの瓶だけはしっかりと残った。我ながらよく飲んだものだ。もっとも一人で飲んだ訳ではないが・・。
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