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自主的に動く

2006年02月09日 | Weblog
私がまだカメラマンだった頃、これまでの常識は常識でなくなり、着る洋服も、履く靴も、すべて一新。初めて手にする「報道カメラ」の扱いに戸惑いながら、「あぁ、これからプロとしてやっていくんだなぁ」と漠然とした不安を抱えていたのを思い出します。

今日はその部署の先輩と午前5時くらいまで語ってきたのですが(こんなに遅くまで外にいたのは、久しぶりかも…)、話をしていく中で、部署の様子が以前とは変わってしまっていることに対する危機感がひしひしと伝わり、その根本にあるのが「自主的に動く」という姿勢の欠如だと実感しました。

その頃の私は、自分が撮影した映像に対する評価(アドバイス)が欲しくて、とにかく先輩に頼み込んでは、それらを見てもらっていました。同時に先輩の撮影した映像について、質問ばかり。もちろん、ライバルである以上、手の内をすべて明かすわけではないものの、みんな必ず「ヒント」をくれ、そこからまた一歩、先に進むことができ、それを繰り返すことで、先輩との距離感も縮まっていきました。

もちろん仲良しクラブではないので、その評価は散々。
生きてきたことすら後悔するほど酷評が続き、どうしたらいいのかわからず、パニックに陥りそうになることもしばしばありました。でも、同時にそれがあるから、褒められたときの喜びは忘れられず、またその快感を求めてがんばる。その繰り返しでした。

でも今は、まず映像を見て欲しいと言ってくる後輩がいなくなってしまったようなのです。同時に、自分で何か企画するよう提案しても、その企画が集まらない。「○○をやりたい!」と言ってくる人間は、極端に少ないとのこと。

カメラマンは、えてして、ディレクターや記者からの要望に応じて撮影することが多いので、100%自分が撮影したいと思うネタと出会えるわけではありません。だからこそ、自分でネタを決めて、取材先を決めて、自由に編集できる。こんなに幸せなチャンスはないはず。

でも、それがないとはどういうことなんだろう。

やっぱり何事も、受身というのはとっても楽。
責任をとるというのは、本当に大変なことだから・・・。


最近あまりに自分の周りに自主的に動いている人が多すぎて、ちょっと驚いた事例だけど、実際は難しいことなのかなぁ。でも、一人一人が自主的に動けば、本当に想像もしないほどのパワーが生まれるはず。

自分の会社でも、そういう人がもっともっと増えて、活気に満ち溢れるといいなぁ。


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