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道をひらく

2005年08月31日 | Weblog
7月下旬、松下政経塾で開催されたイベントに出席し、それに付随していた松下政経塾ツアーの参加したことは記事にしたと思います。その際、一緒に足を運んだ親友と、「本当に松下幸之助という人物はすごいよね」と感動しながら帰宅の途についたのですが、今朝ふと家にあった彼の著書「道をひらく」を手に取りました。

行きの電車の中で、この本を読んでいたところ、とても素敵な文章があったので、ぜひ共有したいなぁと思います。

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雨が降れば

雨が降れば傘をさす。傘がなければ風呂敷でもかぶる。それもなければぬれるしか仕方がない。

雨の日に傘がないのは、天気のときに油断して、その用意をしなかったからだ。雨にぬれて、はじめて傘の必要を知る。そして次の雨にはぬれないように考える。雨があがれば、何をおいても傘の用意をしようと決意する。これもやはり、人生の一つの教えである。

わかりきったことながら、世の中にはそして人生には、晴れの日もあれば雨の日もある。好調の時もあれば、不調の時もある。にもかかわらず、晴れの日が少し続くと、つい雨の日を忘れがちになる。好調の波が続くと、ついゆきすぎる。油断する。これも、人間の一つの姿であろうか。

このことをいましめて昔の人は「治にいて乱を忘れず」と教えた。仕事にしても何にしても、この道理はやはり一つである。

雨が降れば傘をさそう。傘がなければ、一度はぬれるのもしかたがない。ただ、雨があがるのを待って、二度と再び雨にぬれない用意だけは心がけたい。雨の傘、仕事の傘、人生の傘、いずれにしても傘は大事なものである。

~道をひらく~P42・43
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昨日、突然雨が激しく振り出し、駅で呆然とした私。
これまでも何度も同じ経験をし、駅前にあるコンビニで何本傘を買ったことか…。
反省の意を込めて、昨日は駅から家までの道のりを、傘をささないで帰ったので、まるでそんな私を見ていたかのようなこの文章に、どきっとさせられました。

常に油断しないで、謙虚に、慎重に準備を怠らない。
とってもとっても大切な姿勢ですよね。

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