レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

目から汗が出る

2009-05-25 | 日々のこと
元高見山、東関親方が引退した。

ハワイから、言葉も生活習慣もわからない日本の相撲界に飛び込んだ。
「マタワリ」という稽古が大変だったそうで、その辛さで涙がボロボロ。
でも「目から汗が出た」と言いながら続けた。

私はその頃子どもだったが、あの巨漢と大きいもみあげは、強烈な印象に残っている。

外国人力士のパイオニア。
今では当たり前の外国人力士。多くの外国人力士が今活躍できているのも、
パイオニアである高見山の活躍があったからこそだろう。

昨日の千秋楽、「切符のもぎり」の仕事をしていたとのこと。
えぇ~~!!退職前の親方でも、切符のもぎり、するのね。
でも、ファンの人にとっては、東関親方と触れあえる最後のチャンスだろうから、
ラッキーだっただろうな。


お疲れ様でした。




ルン、ルン、ルルルン!

2009-05-25 | 治療のこと
今日は高島病院で頭のMRIとDr.キム兄ィの診察。

ここのMRIは2度目なのでもう慣れたもんよ。
カツラとメガネとマスクを取って、とっとと台に乗る。
その台が動き、穴ぐらの中へ。

「ウィ~ン。ガンガンガンガン・・・」

耳栓して、「音がこれから始まります」との声で心の準備するけど、
音のスタート時は、ちょっとビックリ。
途中で造影剤も入れ、30分弱で検査は終了。


検査が終わった後、放射線技師さんに、
「おバカなこと、聞きますが~。私でも狭いと感じますが、力士さんみたいな人はこのMRIはできるんですか?」

すると技師さん、首をふって、
「これ8年やってるけど、一人だけ肩が当ってできなかったよ。150キロくらいまでの人なら大丈夫かな。」

なるほど~。勉強になりました。



ほどなく、ドクターキム兄ィの診察。
私はどう見てもキム兄ィにしか見えない、見えなくなってしまっている。
でも、この先生を以前から知っている元看護師Tさんによると、
「えぇ~~~。キム兄ィより、もっとかっこいいよ。」と、異論反論オブジェクション。
・・・が、今日の先生は、マスク姿。
顔が見えなくて、残念だった。


診察室に入ると、ガンマナイフ以前の写真と今日の写真。
比べてみると、頭の腫瘍が、パッと見るだけでも一回り小さくなっているのがわかる。
この1か月間、体調は良かったし頭痛くないし、しびれもなかったから、
きっといい結果になるだろうとは予想していたが、やっぱり画像で見るとホントに嬉しい。
先生も予定通りですね、と嬉しい一言。
頭のほかの部分に腫瘍が発生していることもなし。

また1か月後、検査と診察。
ルンルン気分で、病院を出た。


これまでは、「いい結果でも悪い結果でも、喜ぶまい、嘆くまい。」と思っていた。
しかし、最近読んだ大原まゆさん著「おっぱいの詩」(講談社)という本で考えが変わった。
24歳で乳がんになった女性が書いた本だが、その一節に、


「いいことは、しっかり心に刻み込む。悪いことには、慣れる!」

という言葉がある。
喜ぶまい、嘆くまい、ではなく、いいことはしっかり喜んで心に刻もう。
他の骨に転移しようが、肝臓に影があろうが、慣れてしまおう。
今日の結果は、しっかり喜んじゃおう。

一番の基準は、「今の私の体の声」なのだから。