申年の年賀状

　例年なら１２月初旬に年賀状は完成させているのに今年は遅れた。
　本日より投函受付と聞き、昨夜から腰をあげて今日もまだ作成中。
　
　以前からそうだが、私は字が特別下手なので印刷に頼ってきた。
　味気ないと言われるが、金釘字で恥をさらすよりはマシだろう。

　それでも無い知恵をしぼりオリジナルティを持たせようとする。
　でも絵も書も写真も心得がないから、どうしても月並みになる。

　PCの中からこれと思う絵柄探しをして少し手を加えるやり方。
　納得する出来栄えではないがあきらめる。後は宛名印刷で完成。
　
　喪中の人に出さないようにとか住所変更がないかなど注意する。

チューリップ

　小春日和だったので庭掃除をすることにした。
　ついでにチューリップの球根を６個だが玄関横に植えた。

　昨日買い出しに行った時、スーパの入り口で目にして購入。
　本当ならもっともっと沢山植えたいが今年はパスした！

　去年、３０数本植えたのに半分以上は上手く育たなかった。
　何が原因だったのか？ガッカリしたから当分は植えまい！

　そう思っていたのにカラフルな袋の絵に釣られ籠に入れる。
　チューリップは身近に春の訪れを感じるから親しみがある。

　何もない所から芽を出し育つ。その過程が好き、花も可愛い。

コーヒ天国

　誕生祝いのつもりだろう。朝、食卓にレジ袋が置いてあった。
　中は挽きたてのコーヒ、専門店の高級品？勿体ない気もする。

　私がスーパーで買うありふれた品の３倍とは言わないだろう。
　でも身内用だからって、包装もなくぶっきらぼうなのは笑える。

　起きてきた次男に礼を言うと「たまには美味いのを飲めよ」
　ほくほくした気持ちでいると別居の長男がレジ袋をさげてきた。

　「おめでとう」と言って渡してくれた袋の中は又もやコーヒ。
　嬉しいやらおかしいやら、２人とも私の喜ぶ物を知っている？

　開封中のもあったが新しいのを炒れて夫と飲んだ。いい香り！

誕生日

　12日で72歳になった。誕生日はやはり私の中では特別な日！
　「自分の誕生日なんて忘れるよ」と言う人が居るが本当かな？

　私はその日が通常と変らないにしても、心の中では意識する。
　もう子供じゃないからプレゼントの有無は気にしない。

　覚えていて「おめでとう」と言ってくれるだけで嬉しい。
　今日は一人で映画「母と暮らせば」を観ようと思っていた。

　ところが急な来客があって時間的に無理になり又の機会に。
　暇つぶしに新聞投稿を思いつく。今年も新年特集を募集中。

　採用は難関。無駄な努力と思いながら頭の体操をした。

セレブ

　わが町にもセレブって呼ばれる夫人が存在すると聞いた。
　外国や都会では大金持ちを含めて沢山いるが田舎では珍しい。

　セレブは著名人の事を指すらしいが一般的には大金持ちの事？
　金銭に不自由しない分、お金に縛られない自由さに恵まれる。

　私の周りではある程度の金持ちは居ても、大金持ちは知らない。
　小金持ちは生活レベルは私より上だが桁外れではないと見受ける。

　先日「あの人は○○の元社長夫人でセレブなのよ」と耳にした。
　道理でいつも高級そうな衣装を身につけ優雅なたたずまいと納得。


　セレブと聞いて興味津々、私の知らない世界を覗いてみたい。

子供を殺して！

　「〝子供を殺して下さい〟という親たち」押川剛著
　今読まれている本として新聞で紹介された。題がきわどい。
　

　今年の７月に発行されたノンフィックション、新潮文庫。
　著者は精神を病んだ人を説得して医療につなぐのが仕事とある。

　事例から見えてくる事を分析・対策を検討して報告している。
　育児や教育の失敗とも言える事例も多くて考えさせられる。

　マスコミを騒がす事件は氷山の１角、日常的に問題は潜んでいる。
　他人は不安がるだけだがその家族にとっては底なし沼の苦しみ？
　
　読んでいて苦しくなる、内科や外科なら完治するが心の病は難門！

トリプルスリー

　又もや世間知らずを笑われそう、でもそれを承知でこれを書く。
　流行語大賞が話題になった時にトリプルスリーも有力候補？

　「爆買い」は知っていたが「トリプルスリー」は初耳だった。
　お笑い芸人のギャグかグループの名なのかなと思った。

　何の事と調べて初めて野球の成績の事だと分かった次第。
　シーズン中に３割打率、３０盗塁、３０本塁打が揃う事。

　その快挙を今年は２名もが成し遂げた事で話題になったとか。
　スポーツに疎い私が文句言う筋合いではないがこれが流行語？　
　
　ある人には常識でも流行語大賞には不適切、爆買いなら納得！

男やもめ返上

　昔親しくしていた人が亡くなっている事を喪中葉書で知った。
　壮年期に妻を亡くし男やもめだった人。10年前に会ったきりだ。

　「夫○○が７８歳にて…」差出人は女性だから再婚したようだ。
　年賀状のやり取りは続いていたが、そんな事は聞いてなかった。

　銀行を定年退職後も一人暮らしでは侘しいだろうと案じていた。
　夫の仕事上の知人で飲み友達でもあった人、私とも親しい間柄。

　考えてみると彼は古希を過ぎての再婚？あっぱれと褒めたい。
　成人した子供は当てに出来ないとなると伴侶が居る方が良い。

　男やもめはみじめっぽい、彼の老後は豊かであったと思いたい。

痛みに弱い

　昨日の夕方から奥歯が痛み始めていたが眠ると少しは忘れる。
　そう思っていたのに夜中の２時頃から猛烈な痛さに襲われた。

　血流の流れと同じようにドクドクドクと口の中が波立つ感じ。
　もう眠ってなんていられない。そうかと言って起きても辛い。

　横になって朝を迎えたが頭は寝不足と痛みとの戦いで朦朧。
　無駄は承知で「歯が痛いよう～」と子供の様に夫に訴える。

　朝１番で歯科に飛び入り予約で看てもらうより他なさそう？
　９時電話する頃には痛みのピークは過ぎたので様子を見る事に。

　痛みには弱い、癌などは痛むと聞く。痛み消去を優先してほしい。

中年の息子たち

　１か月に１回程度、長男が顔を出してくれるのは有難い事。
　父親の様子を見に来るのだがいつも疲労気味で冴えない顔色。

　昔の明るさは陰を潜め、笑顔など久しく見ていない気がする？
　仕事が多忙なのか、家庭が上手く行ってないのかと心配する。

　２歳下の弟（次男）と少ししゃべってお茶を飲んで帰って行く。
　次男は未婚、額が薄くなリつつある。私は彼の将来を気に病む。
　
　４０歳前半の男二人は私の子供に違いないが、何か期待外れ！
　「あんたたちの歳にお父さんは倒れたのよ、気を付けてね」

　それぐらいしかかける言葉はない。愚痴っても始まらない？

パーマをかける

　美容院に行って１年ぶり位にパーマをかけてきた。
　普段は髪を痛めたくないのと経費節減を兼ねてカットだけ。

　前髪が落ちてうるさいので前だけ部分パーマのつもりだった。
　ところが美容師いわく「頭頂部もする方が自然体ですよ」

　「そう？ならば」と従う事にした。薬液は普で結構と思っていた。
　「並と髪に優しい上がありますがお勧めは上ですね」と言われる。

　ペースに乗せられて上になる。たまだから…と思うようにした。
　仕上がり時は少し華やかになって喜んだがそれも１晩で元に戻る。

　「ゆるくかけますね」と言っていたが、ゆるすぎてかかってない？

愛媛蜜柑

　千葉の兄から「愛媛蜜柑を歳暮にしたいから手配頼む」と言われる。
　責任重大で毎年４、５軒店を回り品定めをして代わりに送っている。

　私が普段家で食べるのは大抵は売り出し品で１０㎏箱を買っている。
　見映えさえ気にしなければ安くて美味しい蜜柑がいつでも手に入る。

　しかし贈答用なら品質は勿論、価格や送料も含めて色々気を遣う。
　これまでは１０㎏箱が主流だったが最近は５㎏や３㎏箱が目立つ。

　家族構成が少人数になって量よりも質の時代なのかもしれない？
　蜜柑もブランド化して蜜柑とも思えぬ高値で眺めるだけのもある。

　蜜柑はMサイズが上等でLとなれば大味で味が落ちる。値も少し安い。

老いても活躍中

　秋季県展（移動展）の切符を友人に頂いたので美術館に行った。
　毎回、地元の人の入選作を主に展示しているから親しみを感じる。

　書道にしろ絵画にしろ知ってる人のを見つけると何だか嬉しい。
　工芸で端正な焼き物（壺）があったが、それは○○先生の作品。

　子供たちが通った小学校の校長先生で夫とも長い付き合いがある。
　夫がPTA役員の時、校内に陶芸釜を作る事になって手伝ったりした。

　先生は退職後は焼き物の指導者として公民館などで活躍されている。
　山口県秋吉台の旅行中に偶然だが先生ご夫婦とお会いした事もある。
　
　昨日、図書館で先生（89歳）に出会うと病身の夫を案じて下さった。

糞尿の後始末

　昨夜、トイレに行こうと部屋を出ると洗面所で水音がしていた。
　見ると下半身丸出しの夫が洗面台で放水中、黄色の濁流が渦巻く。

　「ありゃ、やっちゃったのね」その辺り一面も下痢便でベタベタ。
　とに角、下着を着せようと替えを持ってきたが脚腰も糞尿まみれ。

　使い捨てタオル数枚を湯に浸して拭いて行ったが悪臭は消えない。
　トイレ、廊下、洗面所とも泣きたい程の汚れよう、やるしかない！
　
　夫は一人で始末など出来っこなく私を呼ぶにも大声が出ない。
　怒る気はないがあの時、気付かなかったらと思うとぞっとする。

　冬はドアを閉めるから病人の様子が分かりにくい。油断は禁物！

阪神カレンダー

　７０年余り生きているが、カレンダーなど買った事はない。
　どこかしこで頂くのを使っている。それで十分と思っている。

　ところが今年は夫の要望に応えて１部だが初めて注文した。
　先日、新聞販売所扱いの広告を夫が見ていたのを知っている。

　「タイガーズのカレンダー欲しいの？」と尋ねると「ウン」
　晩酌以外にこれと言う楽しみもない夫にプレゼントしよう！

　今日それが届いた。夫は顔をほころばせて何度も眺めている。
　「ディに持参する」と言う。誇らしげに見せている姿が浮かぶ。　

　予期せぬTシャツのおまけもついて来たので尚更喜んでいた。