一人花見

　お花見のお膳立ての為に候補地の下見に行こうと思いつく。
　一緒に行ってくれる人を探したが皆、今日は生憎具合悪そう。

　仕方なく一人でタウン誌に載っていた山や公園に行ってみた。
　子供の頃、遠足で何回も登った事がある近見山は久方ぶり。

　今は車でほぼ頂上まで行けるが道が険しく不慣れだと困難？
　近くの糸山公園は観光地で整備はＯＫ、桜も多く有力候補地。

　「今日が花見なの」と友人が言っていた朝倉公園にも寄る。
　食事中を邪魔してお茶等よばれた。落ち着いていて良い所。

　駆け足だったが一人で３ケ所もの満開の桜を見てきた。

花見の世話

　毎年行っているサークルの花見の件で悩んでいる。
　今年は桜の開花が例年より早すぎて日にち的に焦っている。

　会員全員が好都合の日となれば定例会の日に限られる。
　暦を繰ると4月11日、これでは遅すぎて葉桜になりそう？

　それを承知で計画を立てるのは不本意だが仕方あるまい！
　場所ももう市内はあちこち行きつくしたから何処にしよう？
　

　当日の天候も晴天と雨天の両方を考慮しておかないといけない。
　今までは私も楽しみながらお世話してきたが今年は色々悩む。

　中止も考えたが「ぜひとも…」の声を聞くと頑張らなくちゃぁ。

閉校記念誌

　中学の閉校記念誌が手に入ったので読みふけっている。
　厚いアルバムになっていて立派、読み応えがある。

　昭和22年に開校して66年の歴史を経て今年閉校された。
　これまでの卒業生全員の写真と氏名が掲載されている。
　

　１万４千余人の卒業生が居るのに編集は大変だったろう。
　私は昭和33年卒業、手元にはない集合写真に巡り合った。
　

　こんな写真撮った? 　と思いながら自分や友人たちを探す。
　自分は分かるが旧友たちの顔は見ても分からない方が多い。
　
　50年以上も昔の事で、それ以来のご無沙汰だから仕方ない？

　

世間は狭い

　川向こうの住民とはすぐ目と鼻の距離なのに今は行き来はない。
　車で行けないからだが先日２０年ぶり位に知人宅に行ってみた。

　向こうは新興住宅地、通学路でもあり昔は皆と親しかった。
　お互い子供を通じて情報も行きかい色々の事が分かっていた。

　それなのに今は引っ越されたり亡くなられた方もいるようだ。
　知らない人も増えたようだが知人は元気そうで昔と変わりなし。
　

　偶然ながら知人は私のボウリング仲間と懇意と言うではないか！
　無関係と思える所で横糸が繋がってるとは世間は狭いと思った。

　悪い事は出来ない。ちょくちょく 「あれまあ」と驚く事がある。　
　

整理整頓

　夫の散髪に付き合った。毎回待ち時間が退屈で困る。
　本でも読めばいいが店の待合所は漫画ばかり置いている。

　漫画も読めば面白いのだろうが読み慣れないからパス。
　どんな作品があるかと眺めていたら整理整頓が気になった、

　本棚の中はシリーズ物で満載だが本の通し番号等が滅茶苦茶！
　誰か失敬したのか抜けもある。乱れを見ると順番に直したい。

　側に誰も居ないし見てもいないのを幸いに整理整頓を始めた。
　余計なお節介と承知、出鱈目な並びはどうも落ち着かない？

　夫が現れた頃、丁度片付いたのですっきり気分で帰ってきた。

干し柿

　いつも通り早めの夕食を終えかけた時、玄関にお客様。
　出てみると柿農家のご夫妻がにこやかに立っておられた。

　「干し柿を送ります」 以前そんな電話をもらっていた。
　あれから大分時間が経っていたから半分忘れかけていた。

　それをわざわざ届けに来て下さるとは恐縮してしまった。
　柿と梨は夫の大好物だから夫が大喜びするのは間違いない。

　食事時のせいか遠慮されてお茶も差し上げないまま帰られた。
　夫は満腹の筈なのに干し柿を見た途端「万歳、食べよう～」

　柿はもう店頭では売ってない、貴重な品を頂くのは有難い。

母校の閉校式

　とうとうこの日がやってきた。本日は美須賀中学校の閉校式。
　半世紀以上も昔に通った母校だが消えるとなると感慨深い。

　卒業以来、通りがかっても校庭に足を踏み入れた事はない。
　今日で最後と思うと一目見ておかなくちゃあと出かけた。
　

　昔の木造校舎は鉄筋に替わり他もずいぶん様代わりしていた。
　校庭では和太鼓や御神輿、B級グルメの屋台も出てお祭り騒ぎ。

　大勢の人で賑っていたが500人ほど居た学友には出会わない？
　正門前に今治城がそびえているので一人で散歩もしてきた。

　感傷にふけるよりも時代の流れなんだと区切りをつけてきた。

バックの修理

　昨年外国旅行のお土産にと姉からもらった皮バックが壊れた。
　チャックの開け閉めがままならずで没にするのは勿体無い！

　色といい大きさにしろ普段使いには便利で重宝していた物。
　思いついてバックの修理やに持って行って相談してみた。

　チャックの交換など簡単と考えていたが、そうでもなさそう？
　見積もりをしてもらうだけで数日かかるとの事で連絡を待つ。

　１週間ぶりの電話は「2100円かかります」との事、お願いした。
　依頼だけでは駄目で「前払いしてから取り掛かります」との事。

　ちゃっかりしていると思ったが直るのなら先払いにしに行こう。

春うらら土筆摘む

　「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが朝夕はまだまだ寒い。
　午後から曇ってきたが朝は陽が射していたので外に出てみた。

　家の前に幅５ｍ位の川があってガードレールが並行している。
　その草むらにまばらだが土筆がニョキニョキ顔を出していた。

　昔、隣のお婆さんが毎年楽しそうに摘んでいたのを思い出す。
　つい昨日の事のように思うが亡くなられてもう10年以上かな？

　私も真似して土筆を摘んだ。１回分だから一握りあれば十分！
　袴取りは爪が黒ずみ面倒だが頑張って夕食用に卵とじを作った。

　麦畑の緑もまぶしく春を肌で感じた穏やかな１日だった。

墓参り

　昨日行きそびれたお墓に行かねばと朝から構えていた。
　デェケアに行く夫をに見送った直後、一人で出かける。

　昨日なら渋滞したであろう参道は人も車もまばらだった。
　毎回コースは決まっている。実家のと少し離れた寺の甥の墓。

　両方ともきちんと掃除もされているしお花も飾られている。
　安心しながら周りの墓石など眺める。宗教によっても違う。

　墓石に刻まれた文字も様々、出身地を記しているのもある。
　キリスト教は黒色横長の墓石が多そう、興味は尽きない。

　
　普段はご無沙汰の場所だがやはり行くと気持ちは落ち着く。
　

マイペースの人

　お彼岸だから弟宅に行き、その足でお墓参りもする予定でいた。
　菓子屋でお供え物を買い弟宅に着いた頃から雨が降ってきた。

　この分では足がもろい夫連れの墓参は無理なので明日に延期だ。
　最後にスーパで１品買い足したい物があったので寄ってみた。

　ついて来なくてもいいのに夫は車から降りて店内に入って来た。
　レジを済ませると側に居た筈の夫が居ない、取りあえず車で待つ。

　待てども姿を見せないので店内に戻って捜したが見当たらない？
　男性トイレは覘く事も出来ずしばらく待っていたが無駄の様子。

　イラついていたら酒売り場でのっそり立っている奴さんが居た！

退屈男

　私が朝の用事を済ませると夫が帽子を被り外出の用意をする。
　「ハハァーン、退屈だから出かけたいのだな」とすぐ分かる。

　それでも私は知らん顔でコーヒを飲み新聞などに目を通す。
　夫は一旦引っこんでいたが又もや出てきて私の様子を探る。

　それでも私は気が乗らないからデンと構えて無視状態でいる。
　「どこか行こうよ」しびれを切らしたように言い寄って来る。

　「今日は花粉がひどいし、お天気もパッとしないからパス！」
　付き合ってあげたいが温泉も無理だし行く所が思いつかない。

　買物は週３回で十分、ドライブと言ったって？

飛蚊症？

　本を読んでいると左目に黒いゴミ様の物が見える。
　眼鏡をずらすとそれも同じように移動してくる。

　心配症の私はもしかしたらと不安が頭をかすめだした。
　老齢による飛蚊症っていうのをよく耳にする。あれかな？

　１㎜にも満たぬ黒点が邪魔、小蝿か蚊に視界を遮られる。
　明日眼科に行かなければならないかなと憂鬱になった。

　読みかけの本も見ずらいし気が散るので止める事にした。
　眼鏡を外すと何ともない？よく調べると眼鏡に付いたゴミ！

　そそっかしさにあほくさいやらホッとするやら…。

金メタル

　「もしもし」の声を聞いた瞬間、相手が誰と分かった。
　声を聞くのは４５年ぶり位だろうか？学生時代の親友から。

　「声はちっとも変ってないわね」興奮で私の声も上ずる。
　１ケ月前に冊子を送ったのに音沙汰ないから心配していた。

　「貴女の作品は金メタル」彼女は大袈裟に褒め「送るわ」と言う。
　翌日、金色に輝く上等のバック（クリーム色）が送られてきた。
　

　物を頂く時、適度な物なら良いが身に余る物だと気が重い？
　でも彼女なら甘えてもいい間柄なので素直に受領する事に。
　

　今回は例外。私の立場からだと電話手紙等を頂くのが何よりも嬉しい！
　

人形展に行く

　最近ご縁が出来た、まだお会いした事はない人の個展に出向いた。
　このブログにもコメントを入れて下さるナナさんの創作人形展。

　旦那様から案内状を頂いていたがなかなかチャンスがなかった。
　今日行ってきた。生憎本人は席を外して会えなかったが楽しめた。

　市松人形や雛人形、その他人形、衣装なども品よく飾られていた。
　全部細かい手作業と思うが私には別世界の事でただただ驚くだけ？

　チリメン布や昔懐かしい柄など拝見していて幼い頃を思い出した。
　私は四女の事もあって自分用の雛人形など買ってもらってない。

　娘も居ないし人形とは縁が薄い、でも優しさを貰って良かった。