店員教育ゼロ

　直売所のレジで男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
　私が並ぶ隣のレジだから何事かと気になって様子を見る。

　「その態度は何だ！店長を呼んで来い」と息巻いている。
　60代位の男性で興奮して顔が真赤、お酒が入っているのかも？

　私の列のレジ嬢も心配そうにチラチラ様子を伺っていた。
　「何でしょうねぇ。言いがかり？」私もレジ嬢に話しかける。

　支払い後、男性の側を通ると「ねえ奥さん」と話しかけられた。
　店長を呼びに行っている間、私に店員教育がゼロだと愚痴る。

　「今どきの娘にカッカするだけ損ですよ」となだめてあげた。

当て外れの本

　昨日は病院が混んでいて薬局に回る暇がなかった。
　それで今日は薬を貰いがてら図書館にも寄ってみた。

　少し前、新聞広告で見た「衣にちにち」も借りた。
　群ようこ著のエッセイで丁度、着る物に悩んでいたから。

　目につく広告だから新刊と思っていたら3年前が初版。
　「年相応に小奇麗でいたい中高年に贈るエッセイ」

　そんなコピーだったのに読んだら期待外れでガッカリ！
　個人的な服の話で特に着物の事が多く私は興味がない。

　エッセイとしては猫の話は面白いが他は読み飛ばした。

春の服

　夫の病院に行く日、彼はもう10年も着ている馴染のセータ姿。
　「そろそろ没にしたら？」と促すのにそれが着やすいのか拒否する。

　私は春らしい装いで行きたかったのにどれを着てもピタッとこない。
　時間が迫ったので不承不承出かけたがどうにも気分が落ち着かない。

　「誰が見ている訳でもない」と思うのに一刻も早く帰りたかった。
　帰宅後衣類の点検、整理をする事に。去年の今頃は何を着ていた？

　思い出しながら着てみるが、どこかピンと来ない。何故なの？
　私は寒がりなので人様よりも厚着になりがち、むさくるしくなる。

　若い人のように薄着で颯爽としていればもっとすっきりするのに！

数独中毒？

　図書館に行きそびれて手元に読む本がなかった。
　外に出れば花粉にやられるから室内に居るに限る。

　今日は退屈しのぎにPCの数独ゲームをやっていた。
　数年前に初めてやってみて面白さに目覚めた感じ？

　1問解ければ次の段階へと挑戦したくなってウズウズ。
　難しくてもじっくり取り組めば必ず解ける筈と頑張る。

　一種の中毒でやり始めると止まらないのが困り物！
　考えるのは頭の体操になるが時間の無駄遣いでもある？

　程々で止めようと思いながら結局、半日遊んでしまった。

花粉で半泣き

　今日はGOOブログのメンテナンスで午前中はPCを開けなかった。
　余分の暇が出来たので好天もあって庭の草取りをする事にした。

　この時期は雑草がよく生える。でも草は柔らかくて抜きやすい。
　日差しを浴びていると気持ち良いがシミが出来そうで不安。

　植木鉢の整理などもした。重くて腰にこたえるので無理は禁物！
　狭い庭でもやり始めるとキリが無いのでいい加減で止める事に。

　途中から水洟などが出だしたこともあって手を洗って家に入った。
　途端にくしゃみの連発、鼻水と涙目の花粉症の症状で半泣き状態。

　薬はなるべく避けたいが服用して顔も洗って化粧もし直した。

桜はまだ蕾

　テレビなどでは各地の花見情報などを報じている。
　今日が最適のお花見日との事で賑わいぶりが映されていた。

　しかし当地では桜はまだ先の事で蕾が少し膨らんだ程度。　
　桜は染井吉野が代表と思う。暖かい筈の当地は毎年4月初旬頃。

　無量寺の枝垂れ桜なら早咲だから大丈夫と思って行ってみた。
　例年より樹が弱っている感じで少し心配する。もう咲終わり？

　境内を出た所で一人で来ていた同年代の女性が話しかけてきた。
　「実報寺のしだれ桜も咲いてますよ、今見てきたところです」

　それでそこも回る事に、枝垂れ桜は見頃だが染井吉野はまだ蕾！

クスクス

　店のウエイトレスが「クスクスです」と言いながら料理を並べた。
　サークルの食事会の席での事、初めて聞く名でその店だけの愛称？

　ゴマ粒orタラコ様の物が小盛りになって、上に魚介が乗っていた。
　食べてみると何とも表現しにくいが美味しい。珍しさで話が弾む。

　「材料は何ですか」と聞くと「クスクス、粒状のパスタです」
　クスクスとは珍妙な名、ワクワクとかケタケタとか言いたくなる。

　ふざけた名前のようだが正式の食材名とは…今まで知らなかった。
　帰宅して検索すると色々の事が分かった。アフリカが原産の食材。

　知っている人は知ってるのだろうが私は初めてで一つ賢くなった。

　

停電３時間

　予告はあったが今日は朝９時から正午まで停電だった。
　それ備えて困らないように家事などは終えていた。

　しかし電気が通じなくなるとたちまちに困る事が生じる。
　暖房が利かないので寒い！そうだファンヒータがある。

　そう思って点火させようとしたがこれも電力が必要。
　トイレに行っても水が流せない。テレビは当然見れない。

　夫も私も途方にくれた。電気の有難さを痛感する。
　じっとしていても寒いので車で暖を取る事にした。

　特に買い物があった訳ではないが郊外まで時間潰しに出た。

外での着替え

　食事の際、夫は食べこぼしがひどいからエプロンを使用する。
　今朝はデェの日だから洗濯仕立てのセータを夫に着せていた。

　先に送迎場に出た夫をふと見るとセーターの前 が汚れている。
　「家を出る前に蜜柑を食べたのでしょう？」と聞くと「ウン」

　「あ～あぁ、このまま送り出すのは私の恥じだわ！　着替えを
　取って来るから待っててね」と言い置いて急いで家に戻った。

　走ってもほとんど変わらないのに転びそうになりながら走った。
　送迎車の到来に間に合い、寒空の下での着替えも何とかセーフ！
　
　よその人がその姿を見たら「何してる？」と思った事だろう。

PC不調気味

　朝、いつもの時間にPCを開けて電源を入れた。
　パスワードを入力して通常通りの操作を終えて待つ。

　しかし見慣れた画面が一向に出ないのでしばらく待機。
　PCが重くなっているのを最近感じる様になっている。

　１０分程待つが画面は黒いまま、やり直しでOFFにした。
　再度同じ事を繰り返したが反応無しなので嫌な予感がする。

　もし故障ならどうしよう！　たちまち困る事ばかりであせる。
　以前は真面目にバックアップなどしていたが最近はしてない。

　１時間後に再挑戦すると今度は大丈夫、ホッとしたが心配。

骨休みの日

　もう４月も近いのに又もや冷え込んで冬に戻った感じがする。
　暖房をして部屋を温め、こもると外に出る気などしなかった。

　特に急ぐ用もなく雨降りもあって家で骨休めしていた一日。
　気付くと眠気に誘われてウツウツ舟をこぐなどしていた。

　客観的に見ると、この姿は本物の年寄に相違なく可笑しい。
　自分の齢では紛れもない年寄だがまだ老いぼれてはいない！

　そう思うのは自惚れかも知れないが自信を持たなくちゃぁ？
　明日からいつも通りの生活に戻そう、気合を入れて頑張ろう。

　そう言えば明日は春分の日、お墓参りなどが待っている。
　

コンパクトバック

　友達が買い物が増えた時などに使う袋物を見せてくれた。
　ポリエステルのコンパクトバックで容量大、重量５㎏迄ok。
　
　この事は別に珍しくもないが、畳むのが超便利で驚いた。
　空の状態で両側を引っ張ると瞬時に帯状になって片付く。
　
　まるで魔法みたい。私も傘布製のエコバックを持っている。
　旧友の手作り品だが重宝してもう１０年程も使用している。

　それが駄目になれば次回はあのバックにしようかな？
　そんな事を思っていたら今日の新聞で紹介されていた！

　「シュパット」の名で人気上昇中とか、偶然に驚いた。

留守するも大変

　明日は私が用事で家を空けるからその為の準備が忙しい。
　と言っても私の事ではなくて介護を要する夫の為の段取り。

　デェの日だから下着から始まる衣類やバックの中も揃える。
　帰宅後の着替えや食事の事、寝るまでの手順などメモする。

　幸い息子が仕事を振り替えて留守番をしてくれる事になった。
　見守る人が居れば大した心配はないが、息子は慣れてない。

　いざとなれば戸惑う事が多いと思う。肝心の夫は呑気なもの。
　「何時でも好きにすれば良いよ」と理解のある亭主振りを示す。

　それが出来ないから悩むのに夫は全然分かってない。アホらし！

「北の桜守り」

　前評判の高い映画、吉永小百合の「北の桜守り」を観てきた。
　北の大地で桜を育てる幸福な家族の姿から物語は始まる。
　
　終戦間際に夫と離れ樺太から親子３人死に物狂いで引き上げる。
　途中で長男を亡くしながら戦後は救貧生活を強いられて生きる。

　１５年後、手放した次男がアメリカで成功して社長で舞い戻る。
　ところが母親に痴呆の症状が出始めていて少しずつ崩れて行く。

　それに付き合う息子、泣くまいと思っても涙がこぼれて困った。
　戦争の悲惨さ、老い行く問題、それと対照的に満開の桜が美しい。

　吉永小百合も美しい。上品で理知的なのが好まれる？見応え有り。

スポンジケーキ

　夫のコッペパンを買いがてら直売所の喫茶部に寄ってみた。
　そこでは時々だがデコレーションケーキの土台部分を売っている。

　いわゆるスポンジケーキで直径20㎝を半分にした半円形のが並ぶ。
　台の中間部には苺などが挟まれてバターも塗られて完成途上の品。

　その台の上に本格的な飾り物がのれば立派なケーキでデビューする。
　本物のケーキはカロリーが高すぎるが、これなら食べても大丈夫？

　それで見映えは変だが健康の為にとそれを選ぶようにしている。
　その日の天候等の都合で半端物で出るのだろうが客には好評の様子。

　勿論、値段も格安。たまにケーキ類が食べたい時に、あれば買う。