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『終末のフール』-伊坂 幸太郎-

2012-04-22 20:44:58 | 映画DVD&本


地球の終末なんです!

あと数年でこの世が終わるのです><;

5年前にその事が発表され、今はあと3年と迫っている。
〇×ヒルズに住む住人の今の行き方を、8話の短編になってそれぞれを描いている。

和解をする家族、出産を決意する夫婦、いつもの変わらない日常をすごすキックボクサー、、、。。。など。

障害児を持った両親は終末を迎えることで子供の未来への心配がなくなり、ホッとする。

淡々とトレーニングを怠らないキックボクサーが「後3年で終わるのにトレーニングをしてる場合じゃないでしょ?」と言うインタビュアーに「貴方の今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」と逆に質問するセリフ。



瀬戸内寂聴さんが「幸せに生きる方法は、明日がないと思って生きる事」とおっしゃっていた。

先日、首都直下地震が起きた場合の被害想定が見直されたと報道され、関東に住む者として、この本と似たような気持ちにさせられた。
今この本に出会った意味がジャストのようで、なんだか不安ですね!!
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