PK・超人・密使の中編からなる本。
長編で3つの章からなる、と言った方がいいと思う。
それぞれの章で主人公は変わるのだけれど、他の章では主人公の年代が変わっててヒロインももちろん別の人。
時空を超えていくつかのパターンの年代で物語が進行する。
SF小説のようでもある^^
ゴールデンスランバーを読んだ時、とても感嘆したんですが、この本はそれを超える面白さやつながりがあって、各編の様々な出来事が3編に影響してくるから、一行も読み過ごせない
最初読んだ時はさらっと読んで、ちょっと難しい本だな~と思った。
文庫本だったので、巻末の解説を読んでみると、全然わかっていなかったと痛切に感じて、もう一度しっかり読み直しました@@
その結果、とっても面白い事に気付きました!
↓裏表紙の文
人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱き留めた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。
ある世界が・・・・?浮かび上がる???
やっぱり、難しい本です。伊坂 幸太郎、すごいな~@@!