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いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

帰国後の初電話

2006-05-26 23:27:02 | My Sweet Alligator
お昼過ぎ、帰国して初めてあの人が電話くれた。

その直前に、したんだけどね。
ちょうどお昼休みだと思って。
ま、をチマチマ書いてる姿も想像つかないし
あまり返事は期待してなかった。

といいつつ、をずっと横目で見てたりして

そしたら、日頃聞き慣れない音楽が鳴り始めて
「もしかして
速攻で取ったら、彼でした

表示にはなんか「User Unknown」とか出てるし。
でも、彼個人のは番号入れてあるし。
ひょっとして、職場の?…と思ったら、
やっぱそうでした

パスポートの申請とかで、外に出てるらしく。
こっちへの出張はないけど、海外へはあるらしい。
そんな…

いっぱい話した。
10分以上。
これって、最近では結構長い
昔は1時間以上もあったんだけど。

「(会社か個人か)どっちかに電話くれたら出るから」
最後に、そう言ってた。
「こっちに来るときは連絡して」
そうも言ってた。

話し方もちっとも変わってないし、
間の取り方も変わらない。
逢いたいな。
前に逢ってから、1年は経ってないけど。
でも、逢いたいよ

そのあと、会社の番号教えてとしておいたら、
思ったより早くにお返事が。
何度かリアルタイムでやり取りしたりして。
、できるんだね」
そう書くと
「昔の俺じゃないよ」
だって

夕方にも来てたんだけど、また夜にも。
来ないと思ってたから、着信音でビックリしちゃった。
どうも飲んでたみたいで。
「酔っぱらったから帰る」
だって。カワイイ
でも、ウチに帰ってくるわけじゃないんだからさ
自分の家にしないと。
ま、ちゃんとしてるんだろうとは思うけど。

とにかく、あの人と共有している時間がたくさんあって
今日はとってもとっても幸せでした


初めての遠距離ドライブ

2006-05-25 23:43:10 | My Sweet Alligator
冬休み、は帰省しないということだったので、
「正月三が日はさぞ暇だろうな」と初詣に誘ってみた。

初めての遠距離ドライブ。
朝から夜までずっと二人きりになるのも、初めて。
当日まで、ずっとワクワクしながら過ごす。

当日。
私の実家近くまでクルマで迎えに来てくれた。
正月の京都はさすがに混むだろうと、比叡山へ。
ドライブウェイは空いていた。
オートマ車ということもあり、彼は運転中に手をつないでくれた。
山道は少しばかり危なっかしいんだけど

どうせなら、彼がまだ行ったことがないところに、ということで、
帰りは、琵琶湖の方へ。
当時は、まだびわ湖タワーも健在で、
その下にある小さな遊園地も営業していた。
日本でもかなり大きいといううたい文句の
観覧車にも乗ってみた。
それから、ゲームセンターみたいなところで、
エアホッケーをしたり。
子どもにかえったみたいで、ただただ楽しかった。

帰り道。
もう真っ暗な中、私を送ってくれる彼。
信号で止まったとき、KISSしてくれたり。
いつも通りにとりとめもない話をしながら、
それでも帰りたくなくて心の中は沈んでいった。
ずっとこの道が続けばいいのに。

ついに家のそばまで来てしてしまった。
車を降りるのには、とても勇気が必要だった。
そんな気持ちを振り払うように、KISSして降りた。
今度はいつ逢えるんだろう。
泣きたくなった。

電話

2006-05-24 16:31:44 | My Sweet Alligator
お互いの気持ちが確認出来ていない頃から、私はほぼ毎晩のように彼に電話した。
家に着く前に駅の公衆電話からしたり、
私の出張のときはホテルから彼に電話した。

今なら、好きなときにケータイにメールすることだってできるのだけれど。
当時は、寮の部屋にひいていた彼の電話だけが頼り。

あるとき、彼と一緒に泊まりで出張することになった。
二人きりではないけれど。
取引先との飲み会も終わって、上司とともにホテルに戻る。
彼の部屋番号は知っていたので、ホテルの内線で電話してみる。

いつも電話しているように、色んな話をした。
成り行きで、私が仕事を辞める理由のひとつについて話すことになった。
今まで誰にも言ってなかったこと。
要は、取引先の担当が仕事と恋愛をごっちゃにすることに
嫌気が差したということ。
彼は「やっぱり、そういうことあるんだ」と、わかってくれた。
彼自身、私と仲良くしていて、取引先のとある担当者から
イヤミを言われたことがあるらしい。
「俺、よく思われてないかも」
苦笑しながら言っていた。
今までにあったこと、いろいろ打ち明けているウチに
何だか泣きたくなってきた。
「泣かないで」
彼がやさしく言ってくれた。

立て続けの忘年会で少し風邪気味だった彼。
「早く寝ないと、風邪がひどくなるね。ごめんね」
「人にうつすと治るらしいよ。もらってあげようか?」
そんなコトも言ってみた。
「どうやってうつそうかな」
彼も、いたずらっぽく言った。
すぐそばにいるのに。
今すぐ来て欲しいのに。
でも、彼の隣の部屋には上司がいるし、
ホテルの壁はかなり薄くて、
こうして電話していることもつつぬけになりそうなほど。

結局、遅くまで電話で話して終わった。

翌朝。
朝食のときに、彼が私の頭を叩いて
「目が赤いよ」
やさしく声をかけてくれた。

ある意味、一晩を一緒に過ごせたようで、
何だかうれしかった。

音信不通

2006-05-23 08:15:56 | だいじなひと
エレベーターの彼からのは、また途絶えてしまった
最後にこちらから返事したきり。

ボールを投げた状態なので、もうそのままにしておくつもり。
気が向いたら、またくれるだろうと思う。

単純に事実だけをとってみると、
「盛り上がって欲求を満たしたあげくに捨てられた」
という悲しい解釈が出来ないこともない

でも。
たぶん、そういうのではないと思うんだけど。

捨てられた、というよりかは、距離を置かれているというか。
ずっと欲しかった物を手に入れたら、
それで満足しちゃうということあるでしょう?
結果として、手に入れた物を使わずにしまい込んだりして。
今は、そういう感じなのかな、と思ってる。
お腹いっぱいの状態だと、好きな物が目の前にあっても食指は動かない。

もちろん、このままずっと(そういう関係を目的として)逢わないという
可能性もあるけどね。

彼だけじゃない。
私だって、「早く逢いたい!」って毎日のように思うことがなくなった。
自分の中で落ち着いてしまった感じ。
もちろん、「逢おう」と言われればうれしいし、行くと思うけど。
「何で逢ってくれないの~!」とかは思わない。

これこそ、彼が気にかけている「お互いの距離感の一致」なんでしょうか。
お互いの気持ちの温度差がない状態。
一方だけが盛り上がったり、寂しがったりとかがない状態。
絶妙にバランスが取れている、均衡状態。
そのために、距離を置いているのかな、という気もしなくもない。

あの日以降、前のペースで毎日やり取りしてたら、
すぐにでも逢いたくなっちゃったかも。
つまり、今は冷却期間、というヤツなのかな。


2度目のKISS

2006-05-22 23:44:21 | My Sweet Alligator
あの人と初めてKISSしてから。
会社へは、実は毎日のように行っていた。
送別会の未消化分があったから。
彼に逢うため、ではなかったけれど、結果として毎日逢えた
集合時間より少し早めに職場に行ったりして。
普通に電話をとったりもして。
彼の仕事の進み具合もチェックしたりして。
今までと変わらない、そんな日々を過ごしていた。

クリスマスにも、取引先がセッティングしてくれる送別会があった。
会社からは離れたところだったので、直接行く。
彼も来ることはわかっていた。
隣に座った
テーブルの下で手をつないだ。
ココで見つかるとヤバイという状況だったけれど、
ずっとつないでいた。
その日は、私だけ別方向で帰るので、現地で別れた。

次の日。
職場の同僚の社宅で、恒例の課の忘年会。
私ももちろん招待されている。
そして、彼も。
行く途中、「昨日、手に香水つけてたでしょ?ずっと匂いがとれないよ」
って言われちゃった。
会場に行く前に、デパートの香水売り場を見ていて、
とある香水を手首にちょっとつけたからだ。
その手をずっとつないでたから、そんなことに…。
でも、課の中では、さすがにあまり大っぴらなコトはできない。

そんな中でも二人で話す時間ができた。
仕事の話もしてたんだけれど、
その翌日にまた予定されている飲み会の話をしていて、
その後で彼と逢う約束をした。
飲み会は、私と取引先の担当者だけ。
早めにスタートするし、すぐに終われる。
彼は、仕事が終わってから寮に戻って、クルマで私を迎えに来る。
そんな約束を、他の人がいない間にさっさと決める。
何せ、の普及していない頃。
待ち合わせひとつするのも、大変だ。

そして。
予定通り、素早く飲み会を終わらせる。
彼との待ち合わせはホテルのロビー。
約束の時間より少し遅れて彼が来た。
クルマを停める場所が見つからなくて、困っていたらしい。
それから、夜のドライブ。
何も食べていない彼のために、まずは食事の出来る店に。
そして、近くの港まで行って、クルマを停める。
いつものように、他愛ない話をしていたんだと思う。

時間がかなりたってから、彼が言った。
「この前のこと覚えてる?」
KISSした日のことだ。酔って覚えてないんじゃないかと思ったらしい。
「覚えてるよ」
「ホントは、あの日言おうと思ってたんだよね」
「何を?」
「『KISSしていいですか?』って。
 だって、あの日が最後のチャンスだったから」
すごくびっくりした。
そんな風に思ってくれてたなんて。
雰囲気に流されてのことじゃなかったんだ。
彼自身、初めからそうしようと決めていたんだ。
今までの人生で一番、というくらいうれしかった
それなら言ってもらえば良かった。
彼の口から、その言葉を聞きたかった。

フト気がつくと、もうかなり遅い時間。
帰らなくちゃイケナイ。
クルマを出す彼。
運転しながら、突然、私の肩を抱き寄せた。
そして、2度目のKISS。
クルマ、動いてるっていうのに
そのあとも、ずっと肩を抱かれたまま、
私は彼にもたれかかっていた。
信号でとまったら、またKISS
今までずっと抑えてきた二人の気持ちが
やっと確認できた気がした。