あの人に出逢って、(一方的な)恋に落ちたと自覚してからの私の行動は、
今思えばホントに大胆なものだった。
業界の専門知識をレクチャーするとき。
広い会議室で彼と二人きり。
スペースはいくらでもあるのに、すぐ隣の席に座って、
お互いの膝から下が密着するほどに近づく。
彼は当然、スーツ。
私は膝上くらいのタイトスカートで、その下はストッキング。
直接、肌が触れるわけではないけれど、彼の体温が伝わってくる。
私としては、とっても幸せな気持ち。
で、彼も、不思議とそのままの状態で話を続けている。
まさか、気づいてないわけはないんだけど。
てことは、「イヤじゃない」ってこと?
退職前ということで、大事なイベントが終わった直後に
有給休暇消化のために海外旅行に行くことになっていた私。
残り少ない彼との貴重な時間を、さらに短くするなんて耐えられなかった。
でも、出逢う前に決めていたこと。
今さら変更もできない。
行く前に、彼に宿題を出した。
空港から、彼の部屋の留守電に
「ちゃんとやってね」とメッセージを残した。
イベントの時に、彼を含めみんなで撮った写真も持っていった。
毎日、こっそり写真を見ていた。
南の島のリゾート地。
とても楽しかったんだけど
「彼と一緒だったら、どんなによかっただろう」
そんなことばかり考えていた。
そして、12月も目前というのに真っ黒になって帰ってきた私。
彼には、毎日「黒いよ」とからかわれていた。
再び、業務の合間に教育する日々が始まった。
まだ、本格的な担当業務も決まっていなかった彼は
早めに帰ることが出来る日も多かった。
そんな日は、寮生活の彼を食事
に誘ったりもした。
最初は、夜景が好きだという彼のために、高層ビルの上にあるお店へ。
決しておしゃれな店とかではなかったんだけど、とっても喜んでいた。
無邪気な彼を見て、私もうれしかった
旅行に続いて、友人の結婚式に出席するため、
で東京へ行くことになった。
飛び石連休だったので、一日休暇をとって連休にすることに。
またしても、彼との貴重な時間が減ってしまう
しかし。運命は私の味方だった
彼もその連休の合間の日に関東に出張することになったのだ。
そこは、私が以前勤務していた職場。
なので、昼間は予定が入っていなかった私も、
休暇ではありながらその職場へ行くことにした。
退職前のご挨拶、という大義名分を立てて。
彼には内緒にして準備を進めた。
そして、当日。
その職場の会議室で開かれた勉強会に出席する彼。
元いた部署なので、何の遠慮もなく堂々と入っていく私。
彼はかなりびっくりしてた。
「休みのハズなのに、なんでいるの
」って。
私は、思い通りの展開になって、すごく楽しかった。
これで、また彼と過ごす時間を増やすことが出来た
その日は職場で別れたんだけど、帰るまでに、
出張から戻ってまた一緒に過ごせるようなスケジュールを組んでおいた。
それは、本来の職場から少し離れたところにある関係部署を
挨拶を兼ねて二人で見学に行くというモノ。
お昼ご飯を早めに食べて、二人で電車
に乗って行く。
往復の時間も見学の時間も、ずっと一緒に過ごせる
正真正銘、大切な仕事なのに、こんな不純な目的でスケジュール決めるなんて
とんでもない教育係だ。
でも、残された時間はあとわずか。
その気持ちが一番先にあったから、他には何も見えなかった。
今思えばホントに大胆なものだった。
業界の専門知識をレクチャーするとき。
広い会議室で彼と二人きり。
スペースはいくらでもあるのに、すぐ隣の席に座って、
お互いの膝から下が密着するほどに近づく。
彼は当然、スーツ。
私は膝上くらいのタイトスカートで、その下はストッキング。
直接、肌が触れるわけではないけれど、彼の体温が伝わってくる。
私としては、とっても幸せな気持ち。
で、彼も、不思議とそのままの状態で話を続けている。
まさか、気づいてないわけはないんだけど。
てことは、「イヤじゃない」ってこと?
退職前ということで、大事なイベントが終わった直後に
有給休暇消化のために海外旅行に行くことになっていた私。
残り少ない彼との貴重な時間を、さらに短くするなんて耐えられなかった。
でも、出逢う前に決めていたこと。
今さら変更もできない。
行く前に、彼に宿題を出した。
空港から、彼の部屋の留守電に
「ちゃんとやってね」とメッセージを残した。
イベントの時に、彼を含めみんなで撮った写真も持っていった。
毎日、こっそり写真を見ていた。
南の島のリゾート地。
とても楽しかったんだけど
「彼と一緒だったら、どんなによかっただろう」
そんなことばかり考えていた。
そして、12月も目前というのに真っ黒になって帰ってきた私。
彼には、毎日「黒いよ」とからかわれていた。
再び、業務の合間に教育する日々が始まった。
まだ、本格的な担当業務も決まっていなかった彼は
早めに帰ることが出来る日も多かった。
そんな日は、寮生活の彼を食事

最初は、夜景が好きだという彼のために、高層ビルの上にあるお店へ。
決しておしゃれな店とかではなかったんだけど、とっても喜んでいた。
無邪気な彼を見て、私もうれしかった

旅行に続いて、友人の結婚式に出席するため、

飛び石連休だったので、一日休暇をとって連休にすることに。
またしても、彼との貴重な時間が減ってしまう

しかし。運命は私の味方だった

彼もその連休の合間の日に関東に出張することになったのだ。
そこは、私が以前勤務していた職場。
なので、昼間は予定が入っていなかった私も、
休暇ではありながらその職場へ行くことにした。
退職前のご挨拶、という大義名分を立てて。
彼には内緒にして準備を進めた。
そして、当日。
その職場の会議室で開かれた勉強会に出席する彼。
元いた部署なので、何の遠慮もなく堂々と入っていく私。
彼はかなりびっくりしてた。
「休みのハズなのに、なんでいるの

私は、思い通りの展開になって、すごく楽しかった。
これで、また彼と過ごす時間を増やすことが出来た

その日は職場で別れたんだけど、帰るまでに、
出張から戻ってまた一緒に過ごせるようなスケジュールを組んでおいた。
それは、本来の職場から少し離れたところにある関係部署を
挨拶を兼ねて二人で見学に行くというモノ。
お昼ご飯を早めに食べて、二人で電車

往復の時間も見学の時間も、ずっと一緒に過ごせる

正真正銘、大切な仕事なのに、こんな不純な目的でスケジュール決めるなんて
とんでもない教育係だ。
でも、残された時間はあとわずか。
その気持ちが一番先にあったから、他には何も見えなかった。