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いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

なんだかなぁ

2006-06-28 11:10:39 | だいじなひと
しばらくブログをお休みしてました。
なんだか、自分でよく分からなくなって、ブルーだったので

というのも。
週明け早々に、エレベーターの彼と逢うことになったのです。
かなりスケジュールの調整には苦労しました。
彼も、職務権限を駆使したんじゃないかなと思います。
もちろん、仕事にかこつけて、とはいえ、
ちゃんと各所で打ち合わせをしながら移動してきたわけですが。
エライ人なんだから、昼間にフリーな時間を作れなくもないと思うけど、
そこまではしないんだ、さすがに。

私は昼間の方が出やすいんだけど、夕方を指定されました。
でも、夕食を食べるまでの時間的余裕がコチラにないので、
彼には申し訳ないのですが、ホントに逢って別れてそれだけって感じ。

前のように、彼の宿泊先で集合にはしたくなかったらしい。
で移動したいというので、途中で拾うことになりました。
事故とかあると、かなりシャレにならないので避けたかったのですが。
どうしてもとのご要望で。

で、その手のHOTELに行くことに。
というか、もともとそうしたかったみたい。
ちゃんとしたHOTELに誰かを連れてきていると悟られたくないらしく。
慎重といえば慎重。
でも、車という移動手段を選ぶのは、ちょっと安直?

久しぶりに逢うので楽しかったのですが、
うーん、結局、それだけの関係なんだなぁと思ったり。
そりゃ、燃えるような恋愛がしたい!ということでもないけれど、
若干ムードに欠ける感じというのかな。
やさしかったし、それなりに気遣いもあるのだけれど。

ドキドキしない、といえばわかるでしょうか?

実は、ギリギリまで逢うのやめようかとも迷ってたんです。

うーん、双方の温度差が出てきたった感じかな。
形勢逆転??

彼がこちらにのめり込んでいる、とまではいかないけれど、
他にそういう相手がいるわけでもないようなので
結果として、やや熱が入ってるのかも。
会話上は平静を装ってはいますが。

しばらくしたら、またお誘いがあるかも。
そのときは、無理にスケジュール調整まではできないな。
たまたまタイミングがよければ行くかも、という感じ。

こんなはずじゃなかったのにな。
ちょっと後悔してるところも正直あります。
自業自得ですが

夏が終わった

2006-06-21 23:55:08 | My Sweet Alligator
成り行きの小旅行以来、あの人とはなかなか逢えなかった。

「今度は、朝早くから来ようよ」
砂浜でそう言っていたのに。

結局、逢えないまま9月になった。

どうしても逢いたくて逢いたくて、
彼が休日出勤のとき手伝ってあげることを提案した。
資料について、まだわからないことがあるというので、
それを説明してあげるという口実で。
とにかく、彼と一緒にいられるなら、
場所も時間もどうでもよかった。

休みの日でも、会社には結構来ている人がいる。
私が行くのは結構大胆?
でも、仕事を引き継いだ後輩のピンチを救うという
大義名分があるから
「辞めても大変だね」なんて言われたりして

彼は、本当に一生懸命やっていて。
「一緒に仕事したいな。やっぱり辞めるんじゃなかったな…」
ちょっと後悔したりもして。

説明がほぼ終わって、私の役目は一応終了。
もしかして、先に帰れとか言われちゃうかな。

突然、向かいのデスクで仕事をしていた彼が
黙ってメモを差し出す。
「何時まで大丈夫?」
他の人の手前、こそこそ話をするのもアヤシイし、
かといって大きな声でそんな話できないもんね。
「9時ぐらい」
こっそり答える。
てことは、このまま待ってて良いのかな?

彼の仕事が早く終わるように、
プリントアウトやコピーを手伝ったりする。
他の人とも久しぶりに話したり。
あまり手持ちぶさたにしてると、
いかにも「彼を待ってる」って感じになるから。

その間、仕事しながら彼が話してた。
結婚式の仲人を頼んでいる支店長に
二人のなれそめなどを書いて渡さなければいけないんだって。
その原稿?を見せてもらった。
「結婚って、いろいろ大変なんだね」
そうだよ。
ただの恋愛のとは違うんだよ
わかってなかったの?

仕事が終わった。
彼の目標時間より、意外とかかっちゃったみたい。

「お先に失礼します」

一緒に会社を出る。
そして、彼が車を停めている駐車場へ。
助手席に座る。

「遅くなったね。送ってくよ」

車は私のウチの方へ。

「なんかとんでもないデートになっちゃったね」

彼がつぶやく。
デートか。そう思ってくれてるんだ。
ちょっとうれしかった
そりゃ、もっと違う場所がよかったけどね。

帰り道は、有名なドライブスポットになっていて
山から見下ろす街の灯りを楽しめる。

「いつ見てもキレイだよね」

この道で何度か私を送って来てくれたことのある彼が言う。
そうだね。
子どもの頃から見慣れた景色ではあるけれど。
一緒にいると、私にとってはいつもの何十倍もキレイに見えるよ。

「今度はいつ逢えるの?」

一番聞きたいことを聞けないまま、
いつものように、さよならのKISS。
そして車を降りた。


生きていて

2006-06-20 23:33:24 | だいじなひと
今日、ケータイにメールが来た。

大病から奇跡の復活を遂げた彼からだった。
数ヶ月に1回、遠い病院まで新幹線で定期健診に行っている。
そのたびに、報告をくれる。

「今回も異常なかった」

よかったよ。
ホントに。

いつもならその程度なんだけど、
今日はほかにも書いてあった。

彼と同時期に手術した少し年上の男性が、
今年の2月に再入院。
そして、還らぬ人となったのだという。

「あんなに元気だったのに」

そんな彼の言葉からは
自分にもいつかその日が訪れるのではないかという
とても不安な様子がうかがえる。

そうだよね。
毎日、朝から晩までずっと
再発を恐れているんだよね。

それでも、ちゃんと仕事をして
家族のことも考えて
日常生活を送っているんだね。

手術が終わって、社会復帰して
もう平気なんだと思っていたけれど、
彼の中では不安は終わらないんだ。
この先、一生。

そばにいて、元気づけてあげたいな。
そう思ったけど。
遠くてとても行けるところではない。

こっちに来るときには連絡をくれるって言ってた。
そのときには、必ず逢って
できることなら、彼の不安を少しでも取り除いてあげたい。


再びお誘いが

2006-06-19 23:54:02 | だいじなひと
しばらく音沙汰がなかったエレベーターの彼。

久しぶりにまたメールが来た。
「近々出張を作るので、会いましょう」
うれしかったけれど。
でも、前のように素直には喜べない。

なんとなく、だけど。
自意識過剰かもしれないけれど。
あの日をきっかけに、彼の方がこちらを追いかけている気がする。

前は、どちらかというとその逆だった。
そして、オトナな彼は、そう簡単にはこちらの誘いに応じない。
どちらかというと、私はなだめられている。
そのため、ちょっと口惜しい気持ちを抱えていた。

だけど、実は。
この前、誘いに応じられなかったときは、
以前のような余裕のある彼とはちょっと違った。
「都合が着かなければ仕方ない」
言葉の上では余裕をみせていたけれど。
その後の、メールのやり取りの中で
「もし、状況が変わったらケータイに連絡して」
なんてあって。
私が行けるとなったら即対応しようという積極性が感じられた。

私は追いかけられるのが苦手。
だんだん冷めていく自分がわかる。
「私なんかを追いかけるくらいだから、大した相手じゃない」
そんなやや屈折した心理。
昔からそうだった。

手に入らないモノだから、余計に欲しくなる。
それが人間の本質なのかも。

彼が来るのは来週。
私のスケジュールの調整は、簡単にはできそうもない。
さぁ、どうする?

そんなときに考える。
もし、これがあの人だったら?
なんとしてでも行くだろう。
どんな危険を冒してでも。

それは、あの人が私を追いかけることはないだろうとわかっているから。


核心

2006-06-18 23:19:15 | My Sweet Alligator
チェックアウトの時間になってHOTELを後にする。
お金はもちろん私が払った。
「女の人にHOTEL代を払ってもらうなんて初めてだよ」
もちろん、私だってそうだよ

帰り道、カフェでブランチ。
前から聞かれていた仕事の資料について
お店の中で少し説明する。
まるで、一緒に仕事してたときみたい。

「あ、今日、同期のヤツと出かける約束してたんだった」
彼が突然思い出す。
成り行きで泊まっちゃったからね。
寮に電話しても、相手はもう出かけちゃったらしい。
帰ったら、なんて説明するんだろうね

それから、私の家へ向かって車を走らせる。
その途中、話の流れから彼の結婚のことに。
それまで、お互い、その件については触れていなかった。

「もう逢ってもらえないかと思ったよ」
彼が言う。
それはこっちのセリフでしょ?

「いつ頃決めたの?」
そんなことも聞いてみる。
何でも高校生くらいからの長い付き合いで。
でも、途中でくっついたり離れたりがあったみたい。
海外へ行ってたときには、他に彼女がいたのは知ってるし。
帰ってきて、久々に再会して、そういうことになった
と話してくれた。

私よりもずっと彼を知っている。
逢ったことのない昔の彼を知っている。
それが、すごく悔しかった。
でも。
彼のことを誰よりも大切にしてくれる。
そんな気もした。

結婚式は春。
「披露宴、来る?」
そんなことまで言う彼。
たしかに、職場の人をみんな呼んでいるから、
私が行ってもおかしくはない。
でも、それは酷ってもんだよ
「行かないよ」
その場で平静を装っていられる自信はない。


車は私の家の近くまで来ていた。
「銀行でお金をおろさなくちゃ」
あー、そうだね。持ってないから私が払ったんだよね。
最寄り駅の前にある銀行を教えてあげる。
家は駅から歩いてすぐだし、そこで車から降りることにした。

とりあえずついていく。
これでまたしばらく逢えないんだと思うと
ちょっと哀しくなる。

お金をおろす間、彼の後ろで待っていた。
誰もいない昼下がりのATMコーナー。
ガラス張りの店内からは、駅前を行き交う人がよく見える。
終わった彼が、こっちに近づいてきて
さりげなく唇を重ねる。
誰か来たらどうするの
もう、ホントに大胆なんだから

銀行を出て彼と別れる。
「乗っていけば?」
そう言ってくれたけど、真っ昼間にそんな冒険はできない。

「帰り、気をつけてね」
そう言って、家に向かって歩く。
しばらく行くと、なぜか通りの向こう側に彼の車が。
不思議に思っている私に向かって
「煙草買ってた」
なーんだ。
何か大事なこと忘れてたのかと思ったよ。

でも、また顔が見られてうれしかった