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いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

ジンクス

2006-05-01 03:12:41 | だいじなこと
恋愛のジンクス、ありますか?

私のジンクスは、
「自分から好きになった人には振り向いてもらえない」

中学の時も高校の時もそうだった。
それなのに
「自分から好きになった人じゃないとつきあえない」

と頑なに思っていたから、ずっと彼氏のいない人生を過ごしてきた。

何人かに告白されたりもしたけれど、
それはみんな、とても仲の良い「友だち」と思ってきた人たち。
そして、当時はずっと片想いの相手がいて、
そのほかの人と付き合うことなんて考えることもできなかった。

そんな私にも、ついに妥協のときがきた。
妥協というと非常に聞こえが悪いけれど、
それまでの自分の恋愛ポリシーに反する行動をしたという意味では、
自分の中での妥協といえる。

きっかけは突然の手紙。
相手は結構仲が良かったクラスメイトO君。
文化祭の劇で恋人同士の役だったので、
他の人に比べ、練習のときなど一緒に過ごすことも多かった。
内容はごく普通のラブレター。
「好きだからつきあって」というもの。

その直前、私は失恋していた。
卒業までのラストチャンスとばかり、
片想いの相手S君に手紙を渡したのだけれど、
返事はNOだった
そういう状況を知らずに手紙をくれたO君。
とりあえず会って話をしようということになった。

実はその少し前に、クラスのみんなでスキーに行く機会があった。
すでに失恋した後だった。
S君は来なかったけれど、O君は来ていた。
気がつくと、隣で話していた。
そして成り行きで、布団は別だったけど、
初めて男の子の隣で朝まで寝た
(後で聞くと、O君は非常に緊張していたらしい)。

スキーの帰りには「もしかしてO君のことを好きになっているかもしれない」
と思うようにもなっていた。
その直後に届いた手紙。
なので、心は揺れていた。
でも「それっておかしい」と思っていた。
「あんなに好きだったS君のことはもういいの?」
「そんなのすぐに都合良くO君に乗り換えるなんて、許されるの?」
と自問自答。
そして、ともかく正直に今までのことを話そうとだけ決めて、O君に会うことにした。

喫茶店で1時間、いやもっといたかな。
私は自分に好きな人がいたこと、失恋したことを正直に話し、
今は気持ちに応えられない、ということを告げた。
でも、O君はすべてを受け入れてくれた上で「それでもいいから」と言ってくれた。

結果。
O君の粘り勝ちというか。私が自分を甘やかしたというか。
付き合うことになった。
帰ってから「今日はありがとう」と電話した。
O君は「やっぱり付き合うのやめる、という電話かと思った」と焦っていた。

そして、生まれて初めての「彼氏」のいる日々が始まった。