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いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

それってひどい…

2006-05-29 07:56:47 | だいじなひと
その恐がりの彼について。

以前から、仕事で何度か会ったり電話で話したりはしていた。
で、彼のいる課に転勤が決まって、
私の着任日はバレンタインデーということだった。

内示が出てから、挨拶を兼ねた電話で少し話した。
「じゃ、チョコを持ってそっちに行きますから」
「楽しみに待ってるよ」
そんな会話をしていたのに。
異動直後に予定されていた研修を受けることになり、
それなら研修後に来てくれればいい、ってことに。

結局、研修の翌日に着任。
バレンタインデーはすでに終わっていた。
気にしてないだろうと思っていたんだけど

「チョコ楽しみにしてたのに
「すみませ~ん

そんな感じで、新しい生活が始まった。

彼はかなりの遊び人らしい。
そういうウワサは以前から聞いていた。
確かに、これまでの一連の会話からも想像がつく。

頭が切れる。
仕事もできる。
ルックスもいい。
超エリート校出身。

でも、冷たい感じはなく、会話のノリも軽い。



着任後イキナリ、私と同期の♀から聞かされた。
彼とつきあってるということを。
そうなんだ
驚いた。
彼女からすれば、彼と同じ課の♀である私に
ある意味、防御線を張ったんじゃないかと思う。

そして。
ほどなく知った、もう一つの事実。
課内の♀とも付き合っているということ
こっちは、課でも公認の仲となっている。

ウワサ以上にひどすぎる

実は、私の同期♀とのことは、女性社員はほとんどが知っていて、
そのほぼ100%が同期♀の味方だった。
同期♀との付き合いの方が早かったのか?
とにかく、途中で別れてくっついてを繰り返していたらしい。
でも、本当に一途で、見ていて痛々しかった。
彼とのデートや旅行のことも、いつも話してくれていた。

そうこうしているうちに。
彼が結婚するというウワサが広がった。
相手は…課内の♀。
同期♀の心はもうボロボロだった。
なんですっぱり別れないのか。
彼への怒りも感じた。

だけど。
結納の朝まで、彼は同期♀と一緒に過ごしたりもしたらしい。
きっと彼女もギリギリまで頑張ったんだろう。
最後だから逢いたい、とか言ったのかも。

でも、結局、課の♀と結婚してしまった。
同期♀は会社で倒れることもあるくらい、憔悴しきっていた。
しかも。
同期♀は総務関係の部署。
社宅の手配を含め、結婚にともなうもろもろの手続きなんかも
こなさねばならない。
酷だよね。

そのあと。
結婚後に逢うことはあったのか、
いつごろふっきれたのか、
それは知らないけれど。

同期♀も海外旅行先で知り合った素敵な彼とスピード結婚。
今は、子どもとともに幸せに暮らしている。

これでよかったのかも。
彼女の幸せそうな写真を見て、そう思う。