世の中には、まだまだ知らない生き物がいるものなのですね。
新種か、鯨の骨にゴカイ 相模湾で海洋機構が採取(共同通信) - Yahoo!ニュース 2月22日18時29分更新
海洋研究開発機構は22日、静岡県熱海市沖の相模湾に沈んだ鯨の死骸(しがい)から、新種とみられるゴカイの仲間を発見したと発表した。23日から神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で公開する。
同機構がことし1月、無人探査機ハイパードルフィンで、深さ約900メートルの海底に沈んだマッコウクジラの骨に取り付いているのを採取した。
この仲間は、いずれも鯨の死骸から見つかることから「ゾンビワーム」とも呼ばれ、2004年に米カリフォルニア沖で見つかったのが最初。これまでに世界で3種の報告がある。日本では同機構が04年に鹿児島県南さつま市沖約10キロの東シナ海でやはり鯨の骨から見つけ、別の新種とみて調べている。
文中、2004年に見つかった「ゾンビワーム」についての英文記事はこちら→'Zombie worms' found off Sweden
さて、このゾンビワーム、なんだか変な生き物らしい。
その名の由来は鯨の死体に取り付いているように見えたから。
探せど探せどメスしかいない、と思っていたら、メスはそのヒダヒダに小さな小さなオスを内蔵していた、とか。
そして、その生体構造はもっと不思議。
身体には管しかなく、どうやって栄養を得ているのかと思いきや、鯨の骨になっている部分は根っこのようになっており、その部分に細菌を共生させているのだとか。(写真を見るとわかると思いますが、すごく内蔵っぽい)
その細菌は油を分解する能力があって、そのおかげで骨の中の油を栄養にしつつ、この「ゾンビワーム」は生きているらしい。
油を分解する能力があるってことはリパーゼとか持ってるのかな?
油が分解できると、廃油の浄化槽とかで使うことができるんですよ。
どんな細菌なのか見てみたいなぁ。培養が難しそう。
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新種か、鯨の骨にゴカイ 相模湾で海洋機構が採取(共同通信) - Yahoo!ニュース 2月22日18時29分更新
海洋研究開発機構は22日、静岡県熱海市沖の相模湾に沈んだ鯨の死骸(しがい)から、新種とみられるゴカイの仲間を発見したと発表した。23日から神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で公開する。
同機構がことし1月、無人探査機ハイパードルフィンで、深さ約900メートルの海底に沈んだマッコウクジラの骨に取り付いているのを採取した。
この仲間は、いずれも鯨の死骸から見つかることから「ゾンビワーム」とも呼ばれ、2004年に米カリフォルニア沖で見つかったのが最初。これまでに世界で3種の報告がある。日本では同機構が04年に鹿児島県南さつま市沖約10キロの東シナ海でやはり鯨の骨から見つけ、別の新種とみて調べている。
文中、2004年に見つかった「ゾンビワーム」についての英文記事はこちら→'Zombie worms' found off Sweden
さて、このゾンビワーム、なんだか変な生き物らしい。
その名の由来は鯨の死体に取り付いているように見えたから。
探せど探せどメスしかいない、と思っていたら、メスはそのヒダヒダに小さな小さなオスを内蔵していた、とか。
そして、その生体構造はもっと不思議。
身体には管しかなく、どうやって栄養を得ているのかと思いきや、鯨の骨になっている部分は根っこのようになっており、その部分に細菌を共生させているのだとか。(写真を見るとわかると思いますが、すごく内蔵っぽい)
その細菌は油を分解する能力があって、そのおかげで骨の中の油を栄養にしつつ、この「ゾンビワーム」は生きているらしい。
油を分解する能力があるってことはリパーゼとか持ってるのかな?
油が分解できると、廃油の浄化槽とかで使うことができるんですよ。
どんな細菌なのか見てみたいなぁ。培養が難しそう。
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でも、写真を見ると、色がとってもきれいだね。
ゴカイとは思えない。
誤解しそうだ
しかも、ゾンビワームは雄がメスの中にいて、さらにエネルギーなどは共生相手からですか。微生物の世界じゃ結構あることなんですか?
>rei2さん
きれいな色ですよねー。でもひっこ抜いた(脱いだ)らすごいんです。(笑)
>響樹さん
そうですね、珊瑚も動物ですが酸素のために酸素生産する植物性微生物と共生していますし、シロアリもお腹の中でセルロースを分解しているのは細菌ですね。
ただ、このゾンビワーム(学名Osedax(「骨を食らうもの」というラテン語)はすごく特殊なようですね。どんな進化を経てそんな構造になったのかも良くわからないとか。面白いですね。