エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

“クスリ” 苦いか ショッパイか

2020-11-01 08:35:42 | “現代医学の功罪” 関連

3年前、世間を騒がせた事件です。 “C型肝炎 治療薬”「ハーボニー」の “偽造品” が見つかったのです。 C型肝炎は、薬害エイズと同じく 輸入血液 および 血清 が原因と言われています。 発症すれば、肝硬変 や 肝ガン で死を齎す危険な病気です。 発症を抑止する為、患者は治療薬を生涯 飲み続けなくてはなりません。 その治療薬を、“アメリカの製薬会社” から 輸入しなければならないのです。 輸入した血液製剤で C型肝炎に罹患し、C型肝炎の治療の為に 治療薬「ハーボニー」を輸入する。 まるで、 “いたちごっこ” です!

ハーボニー」は、アメリカの “ギリアド・サイエンシス社” の製薬です。 1錠が、8万円と高額ですが、値下げして 5万円になった様です。(安いのでしょうか?) 年間の薬価は、1,800万円との事です。 半値になった肺ガン治療薬「オプジーボ」一年分の点滴薬と ほぼ同額です。「ハーボニー」は、粉薬を固めた錠剤です。 多少 薬剤の知識があれば、偽造は簡単です。 安価な錠剤を粉砕し「ハーボニー」風の型で成形すれば、“紛い物” が出来ます。 そんな 偽造 を、誰が遣ったのか? 薬剤流通の元請けである “関西メディコ” が、各病院に薬を卸しているのですから、偽造に “医療関係者” が介在しているのは明らかです! 場合によっては、医者が関っている可能性もあります。 当局は「ハーボニー」の成分分析と流通経路を調べています。 どんな結果になったのでしょうか?

◎ 高価ゆえに偽造品が出回る「ハーボニー」

2013年「ディオバン事件」が起きました。 高血圧の治療薬「ディオバン(一般名:バルサルタン)を販売する アメリカの “ノルティスファーマ社” の社員が、公文書を偽造(臨床試験データを改ざん)し、日本で「ディオバン」を 1兆円以上 不法に売り上げた事件です。 “薬事法違反”・“不正競争防止法” 等で、営業マンは逮捕された様です。 しかし、賄賂(袖の下)を貰い「ディオバン」を処方した医者達は、何のお咎めも受けないのでしょうか? 
私は医者から「ディオバン」の効果・効能を聞いた事があります。 医者は「血圧を下げるだけではなく、血液をサラサラにする効果もあります」 と! まるで、製薬会社と共謀している様に聞こえました。 数ある “降圧剤” の中から「ディオバン」だけを、権限を持って処方する医者達に、道義的な責任は ないのでしょうか?

◎ 降圧剤「ディオバン」

降圧剤” について、数々の疑惑があります。 医者が、「血圧が130以上なら、降圧剤が必要になります」と、当たり前の様にクスリを処方します。 そんな診断は、医者の方便です。 医学的な根拠がありません。 誰でも 年を取ると、血管の老化で 血の巡りが悪くなるのは仕方がない事です。 それを補う生体機能として、必要な血液を送る為に血圧を上げるのです。「強制的に血圧を下げると、副作用で様々な機能が衰えます」(血液を循環させるポンプの圧力を下げるのですから、体内に十分な血液が巡りません) 脳に血液が巡らないと、脳細胞が徐々に壊死し 痴呆症(ボケ)が早まります。 私が医者から聞いた「降圧剤で 血液がサラサラ」は全くの偽りで「降圧剤で 血管は膨張し、血液は確実に 薄れる」のです! 医者が処方する “降圧剤” で、“高血圧” は治りません。 寧ろ、強制的な血圧抑制で、体調が悪化するどころか、命を削るだけです! 

50年ほど前 長野県民は高血圧が多く、男性の平均寿命は “ワースト・ワン” でした。 長野県は、県ぐるみで食生活の改善(塩分カット)を実行し、現在は日本でトップ・クラスの寿命を誇るまでになりました。 クスリ(降圧剤)で、健康になった訳でありません。 高血圧は、食生活で治すのが “ベスト” です!

果たして 日本の医療は、健全なのでしょうか?  国民皆保険制度で国から金銭面で優遇され、高度で先進的な医療が行われるのでしょうか? 建物や設備が充実していても、肝心な医者達の中身が “低レベル” では仕方がありません! 何時までも アメリカ頼りの医療では、これから先が思い遣られます。 患者に検査もしない 輸入血液製剤 を投与し、結果的に難病・奇病を発症しても、他人事でいられるのは 医者 や 薬剤師 だけです。 過去の失態、注射器の使い回しによる “B型肝炎” を、忘れたとは言わせません。 倫理を忘れた 医療・医薬 など、必要なければ無駄なのです!      

その後「偽薬・ハーボニー」の成分と、流通経路が判明しました。 案の定、成分は ビタミン剤 や 漢方薬 でした。 要するに、原価が只同然の 偽造品 でした。 驚いたのは、薬流通に “闇ルート” が存在すると言う事実です。 病院 & 薬局 で処方されたクスリを、患者から安く買い取る卸業者が、秘密裏に大手卸 “関西メディコ” に横流しするシステムがあったのです。 それ自体 医薬品販売上、違法ではないのが不思議です。 国民皆保険制度を悪用し、患者が必要以上に薬を医者に要求し、小遣い稼ぎで転売する “闇ルート” が見つかったのです。 
偶々、薬価が高い「ハーボニー」だから問題になったものの、今までクスリの “たらい回し”(多重販売)があったのは事実です。 医者は「ジェネリック薬品にしますか」と聞きますが「闇ルート薬品にしますか」とは言いません。 患者は「新品の治療薬にして下さい」と、お願いしなくては いけないのでしょうか? この事件は、国民皆保険制度の根幹を揺す とんでもない “スキャンダル” です! 

◎「エゾ中村」です。 “グー・ブログ” に引っ越し 1年になりました。 決して役に立たない “つまらない記事” ですが、日頃 感じる 我が思いの丈を、綴って行きたいと考えて居ります。 今後ともよろしくお願いいたします。