へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

トイレのお客様

2006-06-19 05:58:27 | ドイツのへぇ~ボン生活

 ドイツのトイレは大抵有料で、掃除をしてくれる人にチップをあげる習慣があります。そのため、デパートでもレストランでも、トイレはいつも綺麗で、トイレットペーパーが切れていることなどありません。白衣を着た女性や男性がトイレの出口に座っていて、テーブルの上に小銭をおくためのお皿が置いてあります。最初は、どのタイミングで、いくらくらいあげたらいいのか探っていましたが、だんだんと周りの情報も入りました。最近は、1人で行くときには20セント、息子と二人だったら50セントくらいを相場にしています。

 先日、高速道路のサービスエリアでトイレに入ったときのこと。白衣を着た老紳士が入り口で私を迎え、「こんばんわ」と挨拶した後、「こちらでございます。」と女性用のトイレに誘導してくれました。まぁ、だいたいトイレというのは、すごく緊急じゃなくても、そこそこ落ち着かない気持ちで入るものなのに、お客様のように丁寧に迎え入れられると、かえって妙な気分です。そして、帰りにチップを置いて出るときにも、「ありがとうございます。よい夜をお過ごしください。」と送り出されるのです。うーん、場所が場所だけに、ここまで丁寧に応対されると気恥ずかしいような。。。でも、公共のトイレに誰かがいてくれるのは安全だし、チップを払って清潔なトイレが保証されているのは、とても快適なドイツの平凡だと思います。


最新の画像もっと見る