へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

トリニダード・トバゴの健闘

2006-06-11 16:08:37 | ドイツのへぇ~ボン生活

 Die Fussballweltmeisterschaft サッカーワールドカップをドイツ語で書くとこうなります。ドイツ語は単語1つが長いですよねぇ~。普段はWeltmeisterと呼ばれてWMと略され表記されています。金曜日ワールドカップが開幕しました。息子の学校のカフェテリアでも、壁にテレビのスクリーンが映し出されてカウントダウンが始まっていました。6時からの開幕試合を観るために、みんな早めに仕事を切り上げて家に帰ります。ドイツに点が入ると、あちこちの家から歓声が上がるのが聞こえました。  

  我が家に木曜日にFIFAからメールが来て、トリニダード・トバゴ 対 スウェーデン戦のチケットが急に取れてしまいました。この試合のある土曜日は、息子の学校のインターナショナルデーで、学年を超えて国毎にお母さんたちが集まって準備をしていたので、参加できないのが残念ですが、来年を楽しみにすることにします。

  一方4年に1度のワールドカップは4年、しかも自分の住む国での開催というチャンスに恵まれたところに、幸運にもチケットが取れてしまったので、張り切って開催地のドルトムントまで行ってきました。6日前のマルタ戦のときとはうってかわって夏日和になりました。夜でも半袖で充分。日差しが強いので帽子も欠かせません。

 ドルトムントまでは車で1時間半、試合開始の夕方6時にたっぷり余裕を持ってお昼にでましたが、会場まで来て駐車場に入るのに1時間近く並びました。それでも近くのレストランで休憩して3時間前にはスタジアムへ。駐車場には前日から待機していると思われるキャンピングカーが並び、黄色いシャツを着た団体がいっぱい。スウェーデンからの応援ツアー客と思われる何台も。そして全員黄色いシャツ!顔や身体や髪を青と黄色にペイントしたり、国旗を巻いたり、派手な帽子を被ったり、スウェーデン村のような状態。その中でトバゴの赤いグループが陽気に歌いながら、精一杯目立っています。試合3時間前から試合が始まっているようでした。(写真はこちら

 試合会場も黄色と赤の集団が大声で応援合戦を繰り広げ、隣同志でも話が出来ないほどに響いていました。私たちの席のまわりは黄色に埋め尽くされていましたが、私の心中はトリニダード・トバゴを応援していました。スウェーデン相手にトバゴが点を入れたら面白いでしょう。お互いのチームがハラハラするような見せ場がたくさんありましたが、結果0-0で終了。修了のホイッスルが鳴ると、トバゴの選手たちは抱き合って喜び、赤いサポーター席は地響きがするような盛り上がりでした。会場の殆どを占めていたスウェーデンサポーターは一様に不満足な表情になって、両チームの健闘に拍手をする余裕もないようでした。 初出場でスウェーデン相手に健闘する姿は感動的で、遠くカリブの地から応援に来た明るい集団が喜ぶ姿には私も嬉しくなりました。この後の2試合も応援したいと思います。


最新の画像もっと見る