音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

茶道 上田宗箇流

2013年12月30日 | 日常雑感
自分は茶の湯、茶道の心得も嗜みもないが、イベントで茶席があると必ず一服いただくようにしている。



なにしろ心得がないので、怒られたり呆れられたりしながら茶の湯に親しむようにしている。

茶道の流派というと千利休の千流三宗家しか知らなかったが広島に上田宗箇を始祖とする「上田宗箇流」という流派があるのを始めて知った。

上田宗箇は豊臣秀吉の家臣であった猛将であったそうで、関が原の合戦など数々の合戦に出陣したそうだ。

「武家茶道」というものらしいが、戦乱の中で一時の静寂と喜びを味わった茶道というものに、すごく共感を覚えた。

現在の宗家も、若宗家も新しい取り組みをされているようで、伝統をふまえながらも型に捉われない試みにすごく親しみを感じた。

何事も型にしばられ、それを踏襲するだけの伝統というものに、自分は魅力を感じない。

もちろん伝統を伝えていくことは「完成された美や型」を伝えていくという素晴らしさがある。

一方で時代とともに、時代に寄り添いながら「新しい伝統を創造していく」という姿勢も重要だと思う。

そうでなくては「高尚な墓守」ばかりの世界になってしまって、本来の精神を失うことにもなりかねない。

伝統というものは「守らなくてはならないもの」と「創造していかなくてはならないもの」があるということを考えさえられた。

「茶道 上田宗箇流」の若宗家の姿勢は素晴らしいなあと感じた。

<上田宗箇流>
http://ueda-soukoryu.com/index2.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E5%…7%E6%B5%81


最新の画像もっと見る