音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

日本壊滅を招く? 浜岡原発 と 高速増殖炉もんじゅ

2011年06月29日 | 日常雑感
電力会社の株主総会の報道を見ていると、企業も株主も呑気なものだなあ、と思う。

阪神淡路大震災も、東日本大震災も誰も実際に起こるとは思っていなかった。

福島原発事故にしろ、誰も起こるとは予想していなかった。

ことほどさように、災害事故は起きて初めて分かるものでもある。

人類が学ぶべきは、自然への謙虚さであるのだが。

企業活動、経済活動、科学者の傲慢は、それを忘れている。あるいは懸命に忘れようとしている。

忘れたころにやってくるのが大災害なのだが。天災は忘れたころにやってくる。

日本に限定すると。専門家によれば日本を壊滅させる原発はおおむね二箇所指摘されている。

一つは浜岡原発。この原発が万が一事故を起こした場合、東京を中心とした首都圏の壊滅を招く。
そして、国際社会からも見放されることになる。

もう一つは福井県で稼動を待つ、高速増殖炉もんじゅ。
高速増殖炉は冷却材にナトリウムを使うので、軽水を使う一般軽水炉とは全くの別物。

そして高速増殖炉が万が一事故を起こした場合、ほぼ日本全土が壊滅すると予想される。

これは専門家の見解なので、我々市民はただ怖いなあ、と思うしかない。

しかし一般庶民の気持ちは、利潤や利権を追う企業や原子力科学者には届かない。
原子力は将来の日本を救うエネルギーだと、使命感?を燃やしている。

放射性廃棄物の処理も確立されずに、見切り発車された原発というエネルギーが、果たして地球の将来を救うエネルギーでありえるのだろうか。

狭い狭い国土に、異常なくらい過密に建設された原発。
果たして原発は日本の将来を救うのだろうか、それとも壊滅させるのだろうか。

こういった、一般市民には判らない実態は、マスメディアとジャーナリズムによる検証と公開に期待したい。


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