原発がひとたび事故を起こせば、長期に渡って人命が失われていく。
原子爆弾のように瞬時にではないが、長期に渡る大量殺人を引き起こすことになる。
放射能により、農業・漁業をはじめ生活圏は大規模に破壊される。
原発が事故を起こせば、大量殺人と大規模破壊を招く。
このことは はっきりしているのだから、想定外の災害が襲おうと、人為ミスであろうと、ここには大量殺人と大規模破壊が否応無く起こる。
ではこの殺人罪を犯したのは誰なのか。
原発は危険であると分っていながら、建設を進め、稼動を続ける組織と、それの意志決定を行った人達であろうと思われる。
この意思決定をした者に対して刑事罰が科せられないのは不思議に思う。
殺人罪も視野にいれた刑事罰だ。
原発事故は大量殺人と大規模破壊を伴うということを知りながら、原発を再稼動したとする。
そして想定外の自然災害や人為ミスにより大事故が起きたとする。
この場合は原発の危険性を知りながら再稼動を進めた者が罪に問われるべきだろう。
すなわち、科学者・専門家、電力会社経営陣、そして政治家。
殺人罪、大量破壊の犯罪にたいする厳罰を受けるべきは、これらの人達だろう。
こういった責任の所在を明確にするとともに、その犯罪性を明確にしていくことが重要だろう。
原発事故は大量殺人であり、大規模破壊なのだから。