木曜日の午前中は「播州しの笛指南所」で生徒さんのお稽古。
梅雨は明けたが7月のお稽古曲は「風の音~雨の色(城山如水作曲)」より「花菖蒲恋雨」
この曲はひっそりとした趣を持っている。
しとしとと雨の降る昼下がり、花菖蒲が雨に濡れて光る。
愛しい人を待ちわびながら花菖蒲を眺めると自然に溜息もこぼれる。
愛しさが募る、切々とした想いが募る、そんなひっそりとした昼下がりの慕情を奏でるような曲だ。
しの笛は哀愁をよく表すことが出来る。それ以上に切々とした想いを詠いあげるのも得意だ。
ひっそりと人を想う、そんな恋雨の風情は、ひときは しの笛に合う。
夏祭りの賑やかで楽しい風情も、しの笛は得意だ。太鼓との勇壮な競演。
それ以上に、秘めやかな慕情を奏でる しの笛は存在感がある。
播州城山流 城山如水しの笛指南所 お稽古日 火、木、土曜 入門随時
tel/fax 079-223-3275
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