そわかんぼちゃん日記

佛の子・そわかんぼの成長記録と佛道修行にいそしむ父(慈龍)・悪妻道邁進中の母(麦の花)の日々の覚え書きです。

鏡のむこうに

2005年11月26日 | 思いつくままに
妊娠前を最後に足が遠のいていた行きつけの美容室。
久々に行ってみようかな、と思い予約を取った。
実家の母にそわかんぼを預け、ヘアカットに臨む。
「一年半ぶりだね」
と迎え入れてくれたマスター。色々なことがあった一年半だけど、この店は全然変わっていないように見える。
いつものように、ヘアカタログを参考に自分の希望するイメージを伝え、細かいディテールを話し合いながら、スタイルを決定。
首にタオル、エプロン(って言うのかな?)をかけられ、私の髪に鋏が入っていく。しゃきしゃきと、小気味よいリズムが耳元を通り過ぎる。
藤原紀香御用達の美容室で働いていたというご主人の鋏使いは、実に気持ち良い。
床屋さんのカットも悪くはないけど、ここで髪をカットした後は、何だか自分のまわりに清々しい風が通り抜けるような軽やかな気分になれる。
そわかんぼが生まれる前は、お出かけも買い物も、時間とお金さえあれば自分の思うように出来た。でも、そわかんぼの世話だけで一日があっという間に過ぎる日常を送るようになってから、それまで当たり前にしていたことが、とても贅沢なことをしているように感じられる。
“ささやかな幸せ”って、こういうことなのかしら。
カットが終わってシャンプー台に向かうとき、熱帯魚と金魚が泳ぐ水槽があることに気付いた。きっと前からあったんだろうけど、意識しなかったなあ。
一年半経って、少し変わった私がここに居る。