のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.05.07のお稽古

2022-05-09 15:16:31 | 茶道
今日(9日)は肌寒い日となっています。
こんな日を「青葉寒」というのだそうです。
季語にありました。
「寒の戻り」「花冷え」「梅雨寒」等、日本語は豊かですね。

初風炉を迎えました。

五月の待合の短冊は「薫風」に菖蒲の絵です。

床 「喫茶去」 小野村行雲書
花 菖蒲
花入 唐銅の鶴首
薄板 矢筈板

初風呂ですので、初炭の後は薄茶・濃茶とも運びの平点前です。
基本に戻って、丁寧に点前をします。
二か所でしましたので、早い時間に終わることが出来ました。

練り切り 「菖蒲」
他に柏餅を用意しました。
餡の希望を取り、当日、若いお弟子さんにお菓子屋さんに寄ってから来ていただきました。(ありがとう)
おかげで出来立ての柏餅がいただけました。

干菓子 「松風」「和三盆」

濃茶点前を、包帛紗で稽古です。(中仕舞です)
茶杓の銘は「菖蒲太刀」だそうです。
道安風呂に富士釜、御本の水指、真塗りの棗、不休斎常叟(五代)作の茶杓(写し)、黒楽茶碗、竹の蓋置です。

「六日の菖蒲」『十日の菊」は 手遅れの例えだそうですが、我が家は七日の菖蒲(あやめ)になってしまいました。(笑)
無事、初風呂を迎えられたことに感謝します。