相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

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相場の習性 - 相場の変動パターン①

2006-02-11 23:06:31 | 相場雑学
相場の習性 - 相場の変動パターン①

相場の習性を理解することは、相場予測の上で欠かせないものです。
相場の習性とは、相場の変動パターンを理解することなのです。

①今、ある金融市場の価格が上昇しているとする。  

②しかし、どこかの地点で上昇が止まり、反落する。


③その後、前回の高値を抜けるか試しに行く動きとなり、再度上昇を始め
る(上攻め)。                   


④前回の高値を抜けた場合は、上値余地を確かめるように高値更新の状
態となり、さらに上昇する。                 

⑤一方、前回の高値を抜けずに反落した場合は、一転、②の反落した地点
を抜けるか試しに行く動きとなる(下攻め)。  

⑥そこで、もし②の安値を抜けた場合は、所謂二番天井となり、下値模索の
展開となる。                    

⑦相場の推移が④でも⑥でもない場合。すなわち高値も安値も抜けずに推
移する状態に入るケースを、所謂、揉み合いの状態と呼ぶ。

相場の変動パターンは、実はこの単純な動きの繰り返しなのです。