空色のたね

小さなひと言や出来事をここに種まきしようと思う。
いつか誰かの心の中で花が咲き、大きな木に育つかもしれない。

ライギョのきゅうしょく

2010-02-26 | 読み聞かせ
2月26日  ライギョのきゅうしょく
  作者  阿部夏丸


仲良しのライギョとタナゴは、さかな学校の1年生になりました。
ライギョは、ライギョ学級です。
時間割は、「きゅうしょくのたべかた」ばかり。


「いいなぁ。そんな学校なら、入りたい。」


タナゴは、タナゴ学級です。
時間割は、「かくれんぼのやりかた」ばかりです。


「こっちの方が、おもしろそう。」


ライギョは、フナやタナゴを捕まえて食べることを勉強しました。


「えっタナゴを食べるの?」


タナゴは、ライギョのような大きなさかなに食べられないように
隠れる勉強をしました。


「そういうことか・・・・」


帰り道、仲良しの二匹は、考えてしまいました。
今まで知らなかったことを、知ってしまったのです。


生きていくために、他の生き物を食べる。
食べる・食べられるは、生き物の世界では当たり前のこと。

とても重たいテーマなのに、子どもたちにすんなり入っていく。

子どもたちも、2匹と一緒にちょっと考えてしまったようです。







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