今夜の作品は、またもやっWOWOWでOAされた
劇場型ドラマです。
映画ではなく、所謂２時間ミステリードラマ。
DVDのJKの解説を見てると、本格的な密室殺人ものか！？
と期待しましたが～～・・・以外にもあっさり。
原作に忠実に制作されたものなのか？どうか？は
原作を読んでいないので、分かりません。
でも、きっと～原作のほうが数十倍、面白いだろーなー
と、違う意味で興味が湧いた作品です。
2008年 日本 本編80分
監督：村本天志
脚本：深沢正樹
原作：石持浅海（祥伝社文庫刊）
音楽：村松祟継
出演
確氷優佳：黒木メイサ
伏見亮輔：中村俊介
大倉礼子：田丸麻紀
石丸孝平：柏原収史
安東章吾：和田聰宏
上田五月：国分佐智子
－あらすじ－
計画は完璧だった。
彼女が口を開くまでは…
完全犯罪を暴くスリリングな頭脳戦。
WOWOW『扉は閉ざされたまま』公式サイト
コレより先ネタバレありますので
スクロールにはお気をつけください。
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大学時代のゼミ仲間が久しぶりに集まり、一晩を過ごすことになります。
用意された舞台は、山の中の洋館。
メンバーの一人の叔父の持ち物である、その洋館に
一人、また一人と懐かしい顔がやってきました。
しかし、物語が始まってすぐ 事件は起きてしまいます。
メンバーの一人、新山を殺害した伏見。
部屋を鍵で締め切り、伏見はそれから、カウントダウンを始めます。
「あと１０時間、この扉を開けさせてはならない」
伏見は、新山を呼びに来る仲間たちを、上手くかわします。
しかし、あと３０分で目標達成！というその時、遂に
新山を心配した仲間たちは、彼の部屋へ入りました。
バスルームには新山の変わり果てた姿。
最終場面、伏見はみんなに事件の動機を話しました。
事件の動機・・・それは、伏見が勝手に立てた“モラル”。
肝炎にかかっている新山・・・そして、学生時代に交わされた
メンバー全員の“臓器提供”の約束。
更に、恋人を肝炎で失った伏見は、風俗（しかも未成年相手）で
感染し、今もまだ、新たな患者を増やしていく新山を許せませんでした。
確かに、建前としては立派な動機。
でも、だから＝殺人となっても良いのか？と問うて見ると
そうではありません。
伏見の“完全犯罪”を阻止したのは、かつて恋人だった
優佳でした。
彼女は、到着してすぐ、かつての恋人伏見が“なんだかヘン”と
感じ取り、彼が新山の部屋を“あけたがらない”ことに確信をもちます。
伏見にとって、予想外の“妨害”それは、かつての恋人優佳。
優佳よりも深く愛した女性の為、（身勝手な）“モラル”の為、
彼は事件を起こし、かつての恋人で、実は一番彼のことを心配していた
優佳に見破られるなんて～なんて、皮肉な物語。
静かに物語が流れていったからか？
あんまりインパクトがなく、かと言って“本格的なミステリー”という
印象も感じられませんでした。
しかし、現代の問題をテーマに扱い、扉が開かれる瞬間までは
“いつ”“どんな切欠で”事件が解決されるのか？という
期待をもたせてくれてラストまで行きつけました。
オススメ！とまでは行かないけれど～
可もなく不可もなく～と言う感じでしょうか・・・。
今夜はWOWOWのドラマ「扉は閉ざされたまま」をご紹介しました。
次回のWOWOWドラマも宜しくお願い致します。
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