演題:「我が国の未来を見通す」宗像 久男 氏(元陸将・元陸上自衛隊東北方面総監)
日時:令和5年12月9日(土) 13:50~16:20
場所:東京都江戸川区タワーホール船堀307会議室
骨子: 少子高齢化、農業・食料問題、気候変動・エネルギー問題など、我が国の未来に立ちはだかると予想される“暗雲”は想像を超えるものがある。「国力」を評価する要素でもある「経済力」「科学技術力」「教育」なども、現在、“下降期”にある。
戦後70数年あまりの間、我が国は、“国家として向かうべき方向”の議論がほとんどないまま、様々な分野の政策の立案については各分野の官僚や専門家に委ね、それを拾い上げるような形で政策を決定・実行してきた。そのようなやり方が大きな“落とし穴”となって、現時点における閉塞感を生み、将来の展望を描けない原因となっているのではないだろうか。
では、どうすればよいのだろうか。そのためには、「強靭な国家」を造ることを目指して「国力」そのものの増強に挑むしかなく、「国家戦略」の策定と「国家意思」の統一を含め、「国力」を構成する「ハード・パワー」「ソフト・パワー」の両面から果敢に取り組む必要性を解説する。
私達・戦後世代の責任として、我が国の有形無形の「資産」を後世に残すために、「今、何をすべきか」について考えて頂く機会になれば望外の喜びである。
講師略歴:
*1951年福島県生まれ
*1974年、防衛大学校卒業後陸上自衛隊入隊。
*陸幕防衛部長、第6師団長、陸上幕僚副長、東北方面総監等を経て、
2009年、陸上自衛隊を退職。
*退職後、日本製鋼所顧問を経て、現在、パソナグループ顧問、セーフテイネット顧問、横浜冷凍株式会社社外監査役、至誠館大学非常勤講師
*主な著書「世界の動きとつなげて学ぶ『日本国防史』」(2021年10月出版)
当日のスケジュール:
*12:40開場
*13:00-13:40 孫子基礎講座「軍勢篇」講師:海上知明
*13:50-16:20 本講座 宗像久男 氏
参加費(資料代):
一般1,500円、孫子経営塾等会員1,000円、学生500円
参加申し込み:事務局 前原 k.maehara@ozzio.jp
080-3124-7217 FAX:047-425-6808
タワーホール船堀の場所:都営新宿線「船堀駅」北口直ぐ。
次回月例会:令和6年1月13日(土)13:10~16:20
基礎講座:13:10~「虚実篇」 講師:海上知明(本塾理事)
本講座:13:50-16:20 演題:「山本信次郎が描いた日本と世界」
*山本信次郎:戦前の海軍軍人で外交官。東郷平八郎の副官で昭和天皇の側近として仕えた人。
講師:皿木喜久氏 (現:産経新聞社客員論説委員・新しい歴史教科書をつくる会副会長)
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