１．講師：菅谷敏彦先生｛ディフェンスリサーチセンター元理事 元陸将補｝
２．本公演：「米国の東アジア戦略と我が国の防衛構想」
３．日程： 令和元年8月3日（土）
（１）１２：３０～１３：３０ 孫子経営塾年度総会。会員の皆様ご集合下さい。
（２）１４：００～１６：３０ 第18周年記念講演会
４．場所：偕行社3階A・B会議室
偕行社の場所：JR市ヶ谷駅から出口正面の靖国通りを直進300m、「東郷公園入口」交差点を右折80m先、左側の翆ビル3階。1階は田中歯科、ビル３階外側に「偕行社」の看板あり。
５．講演のポイント：
2019年6月1日、米国国防省は「INDO-PACIFIC Strategy」を公表した。このインド太平洋戦略は決して目新しい概念ではなく日、米、豪、印（QUAD）を中心として2016年以降中国の「一帯一路」に対だい抗する戦略として検討されてきたものである。また、このインド太平洋戦略の公表に先立ち同年5月23日にCBSAから「Tightening the China: Implementing a Strategy of Maritime Pressure in Western Pacific」が新たに提唱された。この新戦略はCSBAのKrepinevich前所長の「Archipelagic Defense」をさらに発展させたもので、インド太平洋戦略とともに我が国の離島防衛及び台湾防衛と強く係わる戦略である。いわゆる第一列島線上の国々が中国の強引な海洋進出、台湾、尖閣列島等への既成事実化に如何に対抗すべきかについて台湾国防省等との協議結果等を踏まえ提言したい。
６．講師プロフィール：
1945年生まれ。防衛大学校土木工学卒（13期）。同理工学研究科構築物力学終了。米国工兵学校将校上級課程修了。陸上自衛隊指揮幕僚課程終了。1996年、陸幕建設班長。1996年、同施設課長。1999年、第5施設団長、2002年退官（陸将補 ）。2002年、民間南海辰村建設顧問。同年ディフェンスリサーチ センター（DRC）研究委員として所属。評議員、理事を歴任。2019年6月、同研究所を退会。現在は民間荏原商事顧問。
調査・研究活動：
2002年、ディフェンス リサーチ センター所属以来2018年まで防衛省、経産省、文科省等からの研究委託を受け調査報告書を研究委員及び主査（座長）として取り纏めに従事。「多国間、他省庁間、民間及び自衛隊の協力体制（CIMIC）」、「社会安全に利用可能な防衛技術」、「防衛技術基盤の実態と将来動向」、「国際共同開発の在り方」等多数。2010年以降、台湾国防省から軍人留学生（中佐、大佐クラス）の教育委託を受け留学生の教育を担任するとともに日台防衛交流を推進。
個人的論文等：
「日本における民間軍事会社の現状と活用上の問題点」（防衛施設学会）、「米国新統合作戦構想が我が国の装備体系に及ぼす影響について」（DRC年報）、「米国の東アジア戦略と我が国の防衛構想」（DRC年報）、「防衛ってなに」（共著、鷹書房）等多数
７．参加費：非会員2000円、会員1500円、学生1000円、懇親会費3000円。
８．申し込み先： 事務局 神保：E-mail：jimbo-brightlife@docomo.ne.jp Tel:090-5780-3843
９．次回月例会：令和元年9月7日（土）
（１）14:00 本公演：木村克己氏（ノイマルクト代表）「一流と二流の分岐点」
（２）12:30 孫子基礎講座： 「火攻篇」 講師 前原塾長