かごしま食文化研究会

 鹿児島県主催「平成19年度 かごしまの食文化を生かした地域づくり」受講生の情報交換ブログ

黒酒料理 1 調理味噌

2008-07-15 08:59:34 | Weblog
黒酒料理 1   調理味噌

 牧野道満 氏 の料理教室から、東酒造の黒酒を使った料理をシリーズで紹介します。
氏は、分量は目分量でテゲテゲと言っている。適当に加えるという意味である。
鹿児島の料理は甘いと言われている。本来の鹿児島の味は甘辛い味である。これが、最近では甘いに変化してしまった。


1、調理味噌

 材料  味噌    1キロ
     黒酒    300cc
     濃口醤油  150cc
     砂糖    216g 鹿児島では100g程度が好まれる

 味噌、はすり味噌がよい。買ったら1ヶ月程度常温で放置した味噌が適する。
 1、すり味噌1kgを鍋に入れ、黒酒300ccを加え、混ぜる。少しドロドロになる。

 2、砂糖をさらに加える。砂糖は目分量で7割程度加え、味見してさらに適宜加える。
   料理のレシピに、〇〇杯、〇〇gとあるが、少なめに加え、味見してさらに適宜
   加える方がよいと言う。

 3、中火で火入れして、醤油を加える。
   醤油の分量は全国的な味の好みでレシピは書いてあるのが多い。鹿児島では、甘口
   が好まれるので、半分入れて味見し、好みで適宜加えるようにしている。
   だいたい半分量が好まれる味である。

   焦げ付きやすいので、かき混ぜながら煮る。沸騰したら弱火にして煮る。
   飛び散るので、やけどに注意。もし、やけどしたら、馬油を塗ると治りが早い。

   赤茶けたた色になったら火を止め、冷ます。
   容器に入れて、常温保存する。長く置くとカビが生えるので、冷蔵庫で保存する。
   冷蔵庫で1~2年間は持つ。

 味噌調味料を使った料理は、次回に紹介します。