染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

「ノアをさがして」矢代まさこ特集

2018-11-05 23:26:15 | 日々の政治・哲学
友人が恐ろしいものを見せてくれた。雑誌COMの別冊号、昭和45年発行だ。矢代まさこの特集号だった。
昭和45年は、1970年だ。今は2018年である。48年前に出たマンガだ!❢
50年ちかく彼女は、いろんなマンガをしっかり保存していたのである。
ノアをさがして
ひろ子が待つ人
蝶々の泣いた夜
ジーン・ブルース
歌うたう里子
わが名はボケ猫
クモの糸
風のある絵
セント・レニの街

この中で私が好きなのは、
セント・レニの街
だった。

「あたし以外の人はあたしじゃないもの、今あたしじゃない人なんかつれてかれやしない、あなたもやっばりあたしじゃない!」「あたし以外の人はあたしじゃない!!あなたもあたし以外だから、あたしじゃない!」そう言って
人形は、セント・レニの街に一人で行ってしまう。人形の持ち主と人形が、本当に一緒になることは、離れることだったのだ。難しい。
自立に対して、じわじわ、考えさせられるところがあった。

この単行本、1973年ごろだったか、誰かから借りて、読ませてもらったのを、覚えている。

矢代まさこは、確かビッグコミックにも、シリーズで娼婦の話を描いていた。
古典マンガでは、更級日記をマンガにしていた。がんの女の子と、テニス部の男の子の恋、中学生だったかな。
自動車事故で死んだ恋人「のん」の霊が、お盆に猿の身体を借りて、恋人「みーや」のところに帰ってくる。
ああ、どうして矢代まさこは、もっと、単行本にならないんだ!

追伸。「矢代まさこ特集」の最後には、樹村みのりの「おとうと」が載っていた。このとき、樹村みのりはいくつだった?大学生かな?
オマケ。友人は、こんなマンガも持っていた。
「ガロ8月増刊号、楠勝平特集」これも昭和45年刊。青林堂。今の青林堂は、全く違ってしまったと聞くけれど。

月夜のベーコンエッグマフィン

2018-11-03 20:03:53 | 日々の政治・哲学


数日前、スーパーで恐ろしい物を見てしまった。

パンのコーナーで、
1.月夜のベーコンエッグマフィン
2.タルタルチキン南蛮ドッグ
3.とんこつ焼きラーメンドッグ
という恐ろしいパンを並べて売っていた。
3はダメなのだ。私は焼きそばパンが食べられないので。
2もダメだ。マヨネーズのタルタルソースべったりだったので。
1を買った。なかなかであった。卵とマヨネーズの和えたのと、コロコロのベーコンが合っている。
期間限定とあるが、また買ってみたい。伊藤バンの作品。

アベ首相が、朝鮮の元徴用工判決に対して、「1965年の日韓請求権協定で解決済みだ」「国際裁判を起こすことも考えている」と、強気の発言だ。戦争の被害について、「解決済み」なんて有り得るのかな。
アベ首相が、この問題について
発言するたびに
「今の言葉で、東京オリンピックに来る人は、5000人減ったな」「韓国と北朝鮮は、東京オリンピックに
参加するかなあ?」

と考えていた。前にブログに書いたかもしれないが、気になったので、書いておく。
アベ首相や、政府が、徴用工に対してとった態度については、お皿を煮るところに書いた。ごめんなさい。

ドイツでは、政府と企業が金を出し合って、戦後補償から漏れた人々を援助した、と「戦後補償ネットワーク」の有光健が言っている。政府が徴用工の請求権を、「あり得ない」とつっぱねれば、国内の嫌韓感情をあおる、という。私は、ついでに、国外の嫌日をあおる気がするぞ。
10月27日は、東京に、「太陽がみたい」だったか、中国人慰安婦の映画を見に行くはずだったのだ。
このことについては、また。