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フイチン再見
というマンガを見つけた。
いやあ、なつかしなつかし。
1巻は、2013年ごろの発行だ。ビッグコミックで連載していたのだ。作者は、村上もとか。
フイチンさん
というマンガ
は、昭和34年ごろ、少女クラブで連載していたのだそうだ。
作者は、上田とし子。私は、ぼろぼろになった、少女クラブをどこかで読んている。
昭和34年には、まだ字が読めなかったと思う。
古本で、近所のお姉さんたちが持っていたのを、読んだのだと推測する。
大人になってから、
フイチンさんは、復刻版が出ているはずだ、探してほしい、
という依頼があり、古本屋さんにお願いして探し出してもらった。
今、村上もとかの書いた、フイチンの世界を見ると、いろんな人種がいて、
中国語と、ロシア語と、日本語の入り交じる満州のハルピンなのだ。
今、考えると、すごく変わったマンガだ。
上田とし子は、1017年生まれだ。ロシア革命が起こった年だった。幼少時、ハルピンの中でも、中国人、ユダヤ人、白系ロシア人の子供と遊ぶことが多かった、と書いている。
上田は、他の国の言葉を覚えず、日本語と、ゼスチャーで押し通していたという。当時のハルピンで戦勝国であったのは、日本だけだったのだという。
戦前の、満州というところを考えてみると、とてもとても変わったところであっただろう。
満州を書いた小説や、随筆はたくさん読んできたが、まったく考えてなかった満州の風景を、村上もとかに、見せてもらった。
写真は、夏喫茶店のランチ。ちらし寿司。冷たいひやむぎの入ったおつゆ。ホタテ貝のだしで炊いた、ナス。美味しかった。
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フイチン再見
というマンガを見つけた。
いやあ、なつかしなつかし。
1巻は、2013年ごろの発行だ。ビッグコミックで連載していたのだ。作者は、村上もとか。
フイチンさん
というマンガ
は、昭和34年ごろ、少女クラブで連載していたのだそうだ。
作者は、上田とし子。私は、ぼろぼろになった、少女クラブをどこかで読んている。
昭和34年には、まだ字が読めなかったと思う。
古本で、近所のお姉さんたちが持っていたのを、読んだのだと推測する。
大人になってから、
フイチンさんは、復刻版が出ているはずだ、探してほしい、
という依頼があり、古本屋さんにお願いして探し出してもらった。
今、村上もとかの書いた、フイチンの世界を見ると、いろんな人種がいて、
中国語と、ロシア語と、日本語の入り交じる満州のハルピンなのだ。
今、考えると、すごく変わったマンガだ。
上田とし子は、1017年生まれだ。ロシア革命が起こった年だった。幼少時、ハルピンの中でも、中国人、ユダヤ人、白系ロシア人の子供と遊ぶことが多かった、と書いている。
上田は、他の国の言葉を覚えず、日本語と、ゼスチャーで押し通していたという。当時のハルピンで戦勝国であったのは、日本だけだったのだという。
戦前の、満州というところを考えてみると、とてもとても変わったところであっただろう。
満州を書いた小説や、随筆はたくさん読んできたが、まったく考えてなかった満州の風景を、村上もとかに、見せてもらった。
写真は、夏喫茶店のランチ。ちらし寿司。冷たいひやむぎの入ったおつゆ。ホタテ貝のだしで炊いた、ナス。美味しかった。