Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

脱、スネ夫

2005-04-10 02:17:17 | diary
さっきまで、ビリヤードのジャパンオープンの試合(録画)を見ていました。準決勝の試合で、ビリヤード界では知らぬ人はいないと思われるほど有名で大ベテランのフィリピンの選手と、日本人の若手選手との試合でした。
9ボールというゲームを8回先に勝った方が勝者となるルールだったのですが、二人ともとても良い勝負をしていて、最後までどちらが勝つともわからない状態が続いたのです。結果的には健闘していた日本人の選手がプレッシャーのあまり、大切なキーボールを入れることができず、その後ベテランの方の選手が何とか取りきったという形でフィリピンの選手が勝利を得ました。
しかし、テレビの画面でみていても、どちらも同じくらい緊張していて、むしろベテランの選手の方が普段なら簡単に入れられる玉をはずしていたように見えました。プレッシャーはどんなに経験を積んでいても、同じ目的(ここでは「勝つ」ということですね)に対しては同じ様にかかってくるのです。でも、その時の自分の持っている手段全てを尽くすしか、手はないのです。

私は現在の自分を恥じました。

ものすごくプレッシャーを感じる大切な作業を目の前に、逃げてしまう。大局においては人任せにしてしまう。
そのときにどういう言い訳や、事情や、その他諸々があっても、本来なら、背負わないといけないときは背負わないといけないのですよね。
これって、とても当たり前の事ですよね。なんだか、今の自分はまるでドラえもんに出てくるスネ夫そのものです。漫画読んでた子供の頃は一番嫌いなキャラクターやったのに。(ちなみにのび太も似たような意味で二番目に嫌いです。どうでもいいですが)

上記のテレビのビリヤードの試合では、日本人の若手は淡々とプレイをしつつも(内心は全然ちがうとは思いますが)プレッシャーを自分の力に取り入れて相手をおびやかし、最後は負けたけれど新しく大きな経験を一つ身につけ、一方ベテランのフィリピンの選手は、自分のプレッシャーに押されそうになってありえないミスをおかしながらも、これまでの経験と練習の成果の全てとプラス精神力でその勝利をもぎとり、プレッシャーはそうして二人の選手に大きな成果を与えたのです。

あの時、逃げないで自分で成し遂げていたら、失敗もあったのかもしれないけれど、
もっと大きな何かを手に入れたれたのに。
自分のやってきたことを後悔する気は無いですが、
目の前に転がっている大きなチャンスからも逃げていたのです。もったいなすぎる。
自分がジャパンオープンの決勝戦、最後の一打で勝利か負けかがきまる瞬間、逃げ出すことが果たして許されるのか?そういう思いもこれから取り入れます。そしたら出来杉くん位のポジションになれるかもしれませんね・・・(???)

絶好の花見日和・夜桜美しい:T/16℃:H/58%(21:00) レッスン×3・ワックス型キャスト(SV)

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それでこそ (matus)
2005-04-11 15:38:23
名誉会員たるもの。すばらしい皮をお持ちのようですね~

しかし脂ぎった皮を財布に入れたらビンボーになるのですか・・・初めて聞きましたよ。

でももし送ってきてくれたら、こちらの加工場でタガネで蛇皮型押しでもしてなんとか使います!よろしく!(嘘

私も冬のうちにため込んだものをそろそろ脱皮しなければ・・・うん?趣旨がずれてきている?まま、お互い無理せず頑張りましょ~
返信する
私もです (ミミック)
2005-04-11 02:14:41
私もmatusさんのコメントを読んで、ちゃんと変わらないといけないと思いました!

勇気が出た気持ちです。これからちょっとずつでもがんばっていこうと思います。

もし脱皮できたあかつきには、有無をいわさずmatusさんのおうちに私の皮を送りつけます。それで、matusさんと彼氏さんがその皮を嗅いだら失神して、怖い夢を一週間くらい続けて見てしまうと思うので、やっぱりそんなことをしてはダメだと反省しました。

私の皮は、油ギッシュです。

財布に入れたらびんぼうになりますよ!気をつけて(>_<)!!
返信する
うんうん。 (matus)
2005-04-10 03:25:17
>私はゲームに勝つために努力することよりも、自分の失敗をペアの子に悪く思われる事を恐れていたのでした。すごく恥ずかしいです。



まさに、そうなんです。自分の失敗を、周りにいる人に見られたくない、悪く思われたくないって、思ってしまいます。今も、多分これからもそうです。



脱・スネ夫委員会会長としては、失敗や負けを恐れないまでとはいかないまでも(それはそれで怖い気がするし)、まずは、そういう事になったら自分の非をちゃんと自分で認められる(人にさらけだせる)ようになろうと思います。

名誉会員のミミックさんは、きっとすでに脱・スネ夫できていると思いますよ。今度夏のお中元(?)にでも脱いだ皮送って下さい。家宝にします。



・・・茶化してしまいましたが、私は人に言われる様になってしまうまで、自分を誤魔化しつつここまできてしまったので、時間はかかると思うけれど、ちびちび頑張ります。

コメント読んで勇気が湧きました、ありがとう!
返信する
私も、脱・のび太 (ミミック)
2005-04-10 02:41:30
私もすごく思う所がありました。

肝心な事は、のしかかる責任が怖くていつも人任せです。

飲み会のときのお店選び一つにしても、もし私が選んだお店がいけてなかったらどうしよう、とか変に考えていつも誰かに任せてしまいます。

matsuさんの日記を読みながら、学生の時のテニスの試合を思い出しました。友達が「シングルスは寂しいからダブルスの方が好き」と言うのを聞いて、

「そうやねえ」と笑いながらも内心は「ダブルスだと私がミスしたらペアの子に悪いからシングルスの方が好き。シングルスは負けても誰に何を思われたりすることもないし」と思っていました。

私はゲームに勝つために努力することよりも、自分の失敗をペアの子に悪く思われる事を恐れていたのでした。すごく恥ずかしいです。

実際はペアの子はすごく優しい強い子で、弱気な私をどんどん引っ張って勝たせてくれたりしました。今思うと、あのころはがんばってるフリや悩んでるフリをしていたんだなあと思います。

もっと体当たりの、気持ちの素直な人になりたいなあと思います。
返信する